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新譜紹介

Waltz For Debby(LPレコード)

Waltz For Debby<限定盤>(LPレコード)

ジャズ史上最も影響力のあるグループのひとつであり、ピアノ・トリオの概念を再定義したユニットの4作目にして最後のアルバムで日本で最も長く愛されているジャズの名盤。

ベーシスト、スコット・ラファロの命を奪った高速道路事故の数日前に録音されたこのアルバムは、ビル・エヴァンス・トリオが今後数十年のジャズの可能性を示す前触れとして、創造的な交流のレベルを要約したもの。(関連アルバム『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と同日録音)。

エヴァンス、ラファロ、ポール・モチアンの3人は、これらの演奏で驚くほど自由に演奏し、鋭いバランスと美の感覚を常に保っている。テンポとムードの流れは、トリオのコンセプトの深さを強調し、50年以上経った今でもトリオの経験が損なわれることのない魔法をかけている。このアルバムは、革新的なラファロのソロ作品と作曲に重点を置いているのが特徴である。

〈パーソネル〉Bill Evans (p) Scott Lafaro(b) Paul Motian(ds) 1961年6月25日、ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードにてライヴ録音。(発売・販売元 提供資料)

レイ・ブラウン・トリオ

故長岡鉄男氏の方舟再訪で炭山氏が試聴したソフトは「レイ・ブラウン・トリオ/ジョージア・オン・マイ・マインド」

品番:LFA-1063(廃盤)

FM fan ダイナミック・ソフトで紹介。

ライヴ・イン・トーキョーとして今年3月に2枚組で再発売。

【TOWER RECORDS ONLINE】

レコーディング・エンジニアは及川公生氏。

ちなみに、後ろに見えるのがTELARC/Copland – The Music of America / Kunzel, Cincinnati Pops

 

サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」、ピアノ協奏曲第4番(SACDシングルレイヤー)

サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」、ピアノ協奏曲第4番<限定盤>(SACDシングルレイヤー)
オルガンとオーケストラの響きが融合!
ロト&レ・シエクルの名曲「オルガン付き」ロトとレ・シエクルによるサン=サーンスの「オルガン付き」がSACDシングルレイヤーで登場します!ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。サン=サーンスの交響曲第3番は名作の誉れ高いものですが、物々しく演奏されるのが常でした。しかし作曲者サン=サーンス本来の資質は軽妙洒脱、威圧感や重苦しさとは無縁のはず。フランソワ=グザヴィエ・ロトが古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を指揮した本盤は、物々しさや重苦しさは姿を消し、これぞサン=サーンスが思い描いた響き、とまさに目から鱗が落ちる思いがします。オルガンを受け持つのはフランソワ=グザヴィエの実父で有名なオルガニスト、ダニエル・ロト。パリのサン=シュルピス教会の名器が素晴らしい響きを聴かせてくれます。このたびのSACD化により、よりなめらかに自然にオルガンとオーケストラの響きが融合しているさまをお楽しみいただけます。カップリングはこれもシリアスな曲調で名高いピアノ協奏曲第4番。ジャン=フランソワ・エッセールが1874年製のエラールのフォルテピアノでいとも見事に披露。まるで古典派協奏曲のようなたたずまいとなっています。(キングインターナショナル)

マーラー:《巨人》~交響曲形式による音詩(交響曲第1番の1893年ハンブルク稿、2部から成る)(SACDシングルレイヤー)

マーラー:《巨人》~交響曲形式による音詩(交響曲第1番の1893年ハンブルク稿、2部から成る)<限定盤>(SACDシングルレイヤー)
ロトとレ・シエクルがマーラーの「巨人」を
ついにピリオド楽器で再現!
それも「花の章」付き!!ロトとレ・シエクルによるマーラーの《巨人》がSACDシングルレイヤーで登場します!ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。

マーラーは1889年11月20日に初のオーケストラ作品である交響詩をブダペストで初演しました。その後1893年にハンブルグの宮廷指揮者に任命された際、その作品を改訂し、”《巨人》交響曲形式による音詩”と名付けました。徹底的にオーケストレーションを直し、あまりにベートーヴェン的だった序奏部を独創的な高周波のような弦のトレモロにし、木管を倍増、コールアングレやバスクラリネットなども加え、可能な限り自然の音をイメージさせるスコアにしました。第2楽章に「ブルーミネ」(花の章)を含むこの第2版は、同年10月27日にハンブルクで初演されました。今回のロトとレ・シエクルの演奏はこの第2版によります。ロトの演奏は、「花の章」の甘美な音楽が、続く荒廃の世界を強調する働きを持つことを際立たせています。SACD化により、初演当時の風合い豊かなサウンドが、なんともまろやかに響きます。(キングインターナショナル)

モーリス・ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》全曲 (SACDシングルレイヤー)

モーリス・ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》全曲<限定盤>(SACDシングルレイヤー)
ラヴェルの神業ぶりが初めて完全発揮された
「ダフニスとクロエ」
ロトの魅力最大限発揮!!ロトとレ・シエクルによる《ダフニスとクロエ》がSACDシングルレイヤーで登場します!ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。

《ダフニスとクロエ》は、ラヴェル自身が「舞踏交響曲」と称したように、オーケストラの性能を発揮できる好個の楽曲として人気コンサート曲となっています。もともと近代管弦楽法の極限を追求するような精巧さで極彩色のオーケストラ・サウンドを満喫できる作品ですが、初演当時の音色で聴くと、ますますその鮮やかさが際立つようです。さらに合唱の演奏に際し、ラヴェルが詳細に指示した通り、舞台の両袖を活用して遠くから近づいてくる効果をはじめて録音で発揮させているのも注目。ラヴェルがオーディオ的発想をこの時代に持っていたことを証明してくれます。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年06月号 新譜月評 優秀録音/ラフマニノフ: 交響曲第2番

ラフマニノフ: 交響曲第2番
ジョン・ウィルソン&SOL!
ラフマニノフの傑作、交響曲第2番!2022年度レコード・アカデミー賞&英グラモフォン賞受賞のジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン!
2022年10月リリースの交響曲第3番に続く、ラフマニノフの代表作、交響曲第2番!

BBCミュージック・マガジン賞をはじめとしたこれまでの数々の受賞に続き、2022年度には「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA5280/CHSA5280)がレコード・アカデミー賞の管弦楽曲部門、そして英グラモフォン賞の空間オーディオ部門を受賞するなど名実共に世界のトップクラスへと登り詰めつつあるジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン。
2022年10月リリースの「ラフマニノフ:交響曲第3番」(RCHSA5297/CHSA5297)に続いて、2023年に生誕150周年を迎えたラフマニノフの代表作、交響曲第2番が待望のリリース!

ラフマニノフが「ピアノ協奏曲第2番」の成功によって「交響曲第1番」の初演の失敗から立ち直り、公私共に軌道に乗りつつあった時期に書かれた交響曲第2番は、甘美な旋律やドラマチックな展開で「ピアノ協奏曲第2番」などと並ぶラフマニノフの最高傑作の一つとして広く親しまれています。
人気作品なだけに過去にもアンドレ・プレヴィンをはじめ数々の名指揮者が録音を遺してきましたが、ジョン・ウィルソン&SOLはその演奏内容の充実度も去ることながら、これまでのChandosからの一連のリリースで常に高く評価されてきた音質面でも際立つものがあるといえるでしょう。
カップリングには「鐘」の愛称で親しまれる「前奏曲」の、ストコフスキによる管弦楽編曲版を収録。(東京エムプラス)

『レコード芸術』2023年06月号 新譜月評 優秀録音/20世紀傑作選5バルトーク:管弦楽のための協奏曲 組曲「中国の不思議な役人」

20世紀傑作選5バルトーク:管弦楽のための協奏曲 組曲「中国の不思議な役人」

パーヴォ・ヤルヴィ&N響の総決算―――バルトークの2大名作の決定盤。

一時代を画したパーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団の掉尾を飾ったバルトーク・アルバムが登場。首席指揮者としての最終シーズンに満を持して取り組んだバルトーク・プロをそっくりライヴ・レコーディングしたもので、2019年に発売した「弦・チェレ」「ディヴェルティメント」「舞踏組曲」から成る「三部作」と対をなすアルバムです。
ヤルヴィにとって初録音となる「中国の不思議な役人」は組曲版を使用し、N響のヴィルトゥオジティの高さとヤルヴィの緊密なドライブが相乗効果を生んだ凄演。「管弦楽のための協奏曲」はヤルヴィにとって16年ぶりの再録音ですが、彼がN響首席指揮者就任時に取り上げ、「コンサートベスト10」に選ばれた人気の演目の再演で、このコンビが積み重ねた音楽活動の成果と重みを明確に反映した充実の演奏です。
N響に伝わるドイツ的なサウンドと高い機能性を融合し発展させたヤルヴィの功績が深く刻まれた新しいバルトークの音世界がここにあります。(ソニー・ミュージック)

『レコード芸術』2023年06月号 新譜月評 優秀録音/至福の憧れ~ゲーテ歌曲の現在

至福の憧れ~ゲーテ歌曲の現在
ドイツが生んだ文豪が生涯書き続けた「詩」と
その世界に心を奪われた作曲家たち詩人や劇作家、小説家だけではなく政治家、自然科学者、画家としても才能を発揮したヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)。その豊かな人生を映し続けた「詩」は、時代を超えて多くの作曲家を魅了している。長年ゲーテ歌曲に取り組んできたリート・デュオが、今もなお愛される彼の詩と歌曲の因果を紐解き、その真髄に迫る。

『レコード芸術』2023年06月号 新譜月評 優秀録音/ヴィヴァルディと同時代のオペラ・アリア集

ヴィヴァルディと同時代のオペラ・アリア集
【アデル・シャルヴェ、躍進!伸縮自在の古楽アンサンブルと聴かせるヴィヴァルディ時代の息吹】
バロック・オペラが歌劇界を沸かせ、古楽に高い適性を持つ歌手たちが広く活躍するフランス。その最前線で躍進を見せるメゾ・ソプラノのアデル・シャルヴェが、同国の新世代を代表するチェンバロ奏者ジュスタン・テイラーとバロック・ヴァイオリン奏者テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルトを中心とする才人集団ル・コンソートと共に、待望のソロ名義によるオペラ・アリア集をALPHAレーベルに録音しました。
「赤毛の司祭」ヴィヴァルディが熾烈な競争社会で人気を博した頃のヴェネツィア歌劇界に光をあて、当時の水の都を席捲した人気劇場の一つサンタンジェロ劇場を沸かせた作品の数々をじっくり聴かせます。近年ヴィヴァルディ研究に大きな貢献を果たしている音楽学者で、自身バロック・ヴァイオリンを弾く古楽舞踏の専門家でもあるオリヴィエ・フレ(ライナーノートも担当)の協力のもと、収録作の大半は今回が世界初録音!
ヴィヴァルディはもちろんのこと、後年ドイツやスウェーデンでも重用されたケッレーリ、バッハも憧れたドレスデン宮廷楽団での活躍も知られるリスト―リら、ヴィヴァルディ作品に全く遜色のない音楽を書く作曲家たちがヴェネツィアにひしめいていたことが強く実感できる選曲に驚かされます。いかなる秘曲もこれほど瑞々しく味わえるのは、リート歌手として先に注目を集めたシャルヴェならではの緻密で繊細な表現力もさることながら、柔軟に各作品の機微に触れてゆくル・コンソートの精妙な解釈あればこそ。大型リュートの一種テオルボをチェロと同数(3挺)起用し、数人だけの室内楽的な語らいから精悍なオーケストラ・サウンドまで伸縮自在の編成が、来るべきロココへの一歩を予感させるバロック後期の音楽世界の魅力を余すところなく伝えてやみません。(ナクソス・ジャパン)

『レコード芸術』2023年06月号 新譜月評 優秀録音/東亮汰 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022

東亮汰 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022 [SACD Hybrid+DVD]<初回限定盤>
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第九弾。東亮汰は最も若い世代を代表するヴァイオリン界の逸材。ソリストとしてだけでなく室内楽・オーケストラにも活動の場を広げている。高度なテクニックと繊細かつ豊かな音色と鮮やかな音楽作りが魅力的な東亮汰の初ソロCD+DVD。[発売元・(公財)高崎財団](オクタヴィア・レコード)

stereo誌 2023年06月号 今月の変態ソフト選手権!/初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~

初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~
お正月、慶事には最適の一枚!
上原潤之助、米谷和修、梅屋喜三郎
「初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~」三味線、笛、鳴物──和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤!
見事なアンサンブルが、至福のひとときをお届け致します。純邦楽で、おめでたい時のアルバムと言えば、琴が定番であり、琴をメインに据えたアルバムは数多あります。本作は三味線、笛及び能管、鳴物による演奏であり、また、収録曲にも工夫を凝らし、従来の「おめでたいアルバム」とは違う、新機軸を打ち出した意欲作です。
収録曲は、お正月を始め、慶事に最適な端唄を中心に選曲しました。これぞお正月と言える、笛と、鳴物の囃子から賑やかに始まる「初出見よとて」。笛の音がお正月気分を盛り上げる「獅子は(せんほんかいな)」。清々しいウグイス笛の鳴き声が聞こえる「初音聞かせて」「梅にも春」。今にも獅子舞が出て来そうな「四丁目」「屋台」。本来は歌が入る端唄の曲を、インストにアレンジすることにより、曲そのものが持つ雰囲気を、より明確に際立たせました。
アルバムは、新春に爽やかなひとときを告げる、鶯の鳴き声からスタートし、心晴れ晴れとする、おめでたい楽曲が続きます。思わず「浅草詣り」や、「お伊勢参り」に出掛けたくなります!
長く愛聴して頂ける、おめでたいアルバムの登場です。
なお、ジャケットは、朝日新聞のbeに連載され、話題になった小池真理子氏のエッセイ「月夜の森の梟」の挿絵でも注目された、横山智子氏による、今作のための、書き下ろしオリジナル絵画です。

stereo誌 2023年06月号 今月の変態ソフト選手権!/EQUINOX 21世紀の管弦楽と室内楽作品集

EQUINOX 21世紀の管弦楽と室内楽作品集

「フット・イン・ザ・ドアー (FITD)」はハートフォード大学ハート音楽院の同時代音楽のためのアンサンブル。アンサンブル名はアメリカの実業家アルフレッド・フラーの自伝のタイトルから採られており、「フット・イン・ザ・ドアー=ドアに足を踏み入れる」をモットーにしています。彼らは2015年、レイキャビクで開催された”Dark Music Days Festival”に招待され演奏を披露するなど、国際的に活躍しています。このアルバムに登場する作曲家は全てハート音楽院の卒業生や教授、元教授たちで、どの曲もこのアンサンブルのために書かれたものです。英国のテレビシリーズ”ブラック・ミラー”にインスパイアされたリー・シューインの「The Last Hive Mind」、様々な火の形を探求したというラングストン・ターナーの「Burning Music」、2015年のレイキャビクで演奏されたステーンの「DĔPO FLUX」、2018年に起きたニカラグアの抗議デモに触発されたライオンズの「la flor más linda」、呼吸のプロセスから着想を得たというカールの「Open/Empty」、春の目覚めと新生活を表現した、アルバムタイトルでもあるトゥリンの「Equinox=春分」とどれも独創的な内容を持つ作品が並びます。
【EQUINOX 21世紀の管弦楽と室内楽作品集/トーマス・シュッテンハイム(エレクトリック・ギター), ロバート・H・デイヴィス(ナレーター), アンマリー・デイヴィス(ナレーター), ハート・スクール・フット・イン・ザ・ドアー・アンサンブル, エドワード・カミング(指揮), グレン・アドシット(指揮)/ハイレゾ】

stereo誌 2023年06月号 今月の変態ソフト選手権!/Song Book

Song Book
関西中心に活動するジャズピアニスト安次嶺悟の第三作。これまでに、『For Lovers (2009 年 BLUE LAB RECORDS)』『To Sing From Memory (2017 年 Waon Records)』の2枚の CDをリリース。安次嶺は現在65歳。関西圏のライヴ活動を行う傍ら音楽スクール”Real Music Studio”を運営し後進の指導に当たっている。ジャズギタリストの竹田一彦トリオにサイドメンとして参加し、CDを3枚リリース。又、ボーカルの伴奏者としても定評がある。今回のCDは全 14曲のソロピアノ演奏集。ジャズスタンダード5曲、オリジナル2曲 (実質は1曲で同一曲の別バージョン)、クラシック1曲、シャンソン1曲、ここまではジャズピアニストとしてそれ程珍しいものでは無いが、更にアニメ1曲 (「竈門炭治郎のうた」)、J-POP4曲 (「ひこうき雲」「Too Far Away」「初恋」「根雪」) を採りあげた。 (C)RS

「これならできる特選スピーカーユニット 2022年版マークオーディオ編」

音楽之友社から刊行されている、スピーカー工作のムック本。

「これならできる特選スピーカーユニット 2022年版マークオーディオ編」(7,975円)と、「これならできるスピーカー工作 2022」(8,800円)。

長岡鉄男先生のアシスタントの一人、市川二朗氏が改造に挑戦。

6cmのユニットで100~70Hzもしっかり再生しています。

大成功と言えます。

【レビュー】雑誌付録の工作スピーカーを“魔改造”してみた – AV Watch (impress.co.jp)

fostex RS-2+T500A MKⅢ

stereo誌 2023.05 p-60「ワールドミュージックへの招待」で紹介したfostex RS-2+T500A MKⅢ。

T500A MKⅢをセットして長岡鉄男の外盤A級セレクション「 No.92 カメルーンのオペラ」を試聴。

空間が広がり、虫の鳴き声がより明確になり澄んできました。

打楽器は反応が良くなり、低域も締まるようになりました。

グレードはT500A MKⅢがベスト。

今号の付録の「究極のオーディオチェックCD」も出来が良く、おそらくハイレゾ版の登場もするのでは?

と思います。

今度はスパースワンでチェックしたいと思います。

 

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ファンタジー

ファンタジー

華麗なる技巧と香り高い音楽!実力派クラリネット奏者、田中香織によるファンタジー集!

日本音楽コンクール第1位受賞、ジャック・ランスロ国際コンクール第2位など多くの国内外コンクール受賞歴を持ち、スイス・バーゼルにて研鑽を積んできたクラリネット奏者、田中香織のデビューアルバムです。完璧なテクニックをもとに奏でられる美しいフレージング。多彩に変化する音色の妙。田中香織の高い音楽性が感じられるアルバムとなりました。今回のテーマは「ファンタジー」です。各作曲家によって照らし出される華麗で幻想的なクラリネットの魅力が存分に詰まっています。田中香織の圧倒的な技巧と細部まで統率の行き届いた音楽性をお楽しみ下さい。(ナクソス・ジャパン)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第7番&第9番

マーティン・ブラビンズのRVW! 第7番&第9番で交響曲全集完結!

マーティン・ブラビンズ&BBC響によるRVWの交響曲全曲録音!
世界で絶賛されてきた注目シリーズが、ついに完結!
掉尾を飾るにふさわしい、第7番(南極交響曲)と第9番を収録!

2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、その後も度々来日公演を成功させ、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズ。1920年版の「ロンドン交響曲(CDA68190)」で話題を呼んだブラビンズとBBC交響楽団のヴォーン・ウィリアムズ・サイクル第6弾は、交響曲第7番(南極交響曲)と交響曲第9番で全集録音の最終巻を締めくくります。作曲者の高齢期に書かれたこの2つの交響曲は、当初は誤解や過小評価をされながらも、どちらも創造的な活力、傑出したオーケストラの色彩、成熟した交響的思考に満ち溢れ、現在ではイギリス音楽、20世紀の交響曲を代表する作品の1つとしての評価が確立してきました。
マーティン・ブラビンズ&BBC響のヴォーン・ウィリアムズ・サイクルは、その堅実な演奏と優れた解釈、そして稀少作品のカップリングなど秀逸な企画によって、第1巻~第3巻まで連続で英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選出され、第4巻は同誌「クリティクス・チョイス」にも選ばれグラモフォン賞2021にノミネートしています。レコード芸術の「海外盤REVIEW」でも度々「今月の特選盤」に選ばれるなど、世界で絶賛されてきた注目シリーズの完結編にご注目ください。(東京エムプラス)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/リサイタル

リサイタル

新しい星の誕生!金川真弓、遂にデビュー!

ドイツ生まれ。2018年ロン=ティボー国際コンクール第2位、翌19年のチャイコフスキー国際コンクール第4位という輝かしい入賞歴で、現在世界から注目を集める金川真弓、待望のデビュー盤。
ドイツのバロックと古典派の名品の間に、表情ゆたかな武満とドビュッシーを挟むという、王道のプログラム。
耳目を集めるようなバッハから最後のクロイツェルまで、全体を大きな弧で描きながら呼吸し躍動する音楽。
長年のコンビ俊英グァレーラのピアノを得て、金川はストラドの名器から、圧倒的なテクニックと自在な感性を流麗に披歴。光輝く新星登場を、どうぞお聴きください。

金川 真弓(ヴァイオリン)
2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位入賞&最優秀協奏曲賞を受賞。
これまでに、プラハ放送響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィル、フィンランド放送響、ベルギー国立管、フランス国立ロワール管、モスクワ・フィル等と、日本では、N響、読響、都響、京響、名古屋フィル、大阪フィル等に客演し世界的指揮者と共演している。
2022年にはベルリン・コンツェルトハウス管やロイヤル・フィルへデビューした。また、トランス=シベリア芸術祭、ヴェルビエ音楽祭、PMF音楽祭等に出演している。
ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨーク、ロサンゼルスを経て、現在ベルリンを拠点に活動。
ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに師事。使用楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725年製)
(オクタヴィア・レコード)