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新譜紹介

平野一郎: ≪四季の四部作≫春 夏 秋 冬

平野一郎: ≪四季の四部作≫春 夏 秋 冬
第23回 今月の変態ソフト選手権!で紹介
オーディオ超絶音源探検隊 第1位選出
圧倒的なダイナミックレンジの広さは、再生が難しい!

歌唱、特殊発声、ボディ・パーカッションによる極限の「うた」
奏者の身体を依代として
巡る季節に鳴り響く万象の声を辿る旅

豊かな音場、演奏者の息遣いをとらえた優秀録音で人気のワオンレコードより、2018年新録音の登場。ソプラノ歌手、吉川真澄の委嘱による、平野一郎作曲の、無伴奏女声独唱のための≪四季の四部作≫―「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」です。奏者の身体をいわば依代【よりしろ】として、自然に満ちる声や音が、奏者の声やボディ・ランゲージなどで再現されていく、特殊発声やボディ・パーカッションを含む表現の可能性を極限まで追求する作品です。2015年、この作品の全曲初上演を軸とする〈DUO うたほぎリサイタル~春夏秋冬〉公演は、サントリー芸術財団より佐治敬三賞を受賞しました。―「これらの作品は、季節の自然にみちる声音を特殊発声やボディ・ランゲージをも用いる無伴奏声楽曲としたものであるが、どの曲も原初への独創的な探求を踏まえており、太古の霊的な響きがいま呼び覚まされるような趣がある。吉川はその襞に深く入りこみ、巫女のようなひたむきさでその霊性を表現して、会場を一種宗教的な感動に包んだ。」(佐治敬三賞・贈賞理由)―2017年4月、京都御所近くの能楽堂、嘉祥閣にてレコーディングが行われました。生演奏(舞台上演)が前提である、ボディ・ランゲージなども多用された作品が、ワオンレコードのすぐれた録音技術でどのようにとらえられているかも注目です。(キングインターナショナル)

カメルーンのオペラ

カメルーンのオペラ[未発表4部分を含む]
長岡鉄男の外盤A級セレクション No.92
今月の変態ソフト選手権!他
LPレコードは長岡鉄男先生の試聴用ソフト
もう聴くことができないと思われていた幻の「カメルーンのオペラ」がSACDで登場。
長岡鉄男氏激賞の超A級録音がますますパワーアップ!SACDハイブリッド盤。オーディオの神様・長岡鉄男氏が今から30年以上前に口を極めて激賞したことでヒットした「カメルーンのオペラ」。長岡先生ご本人をはじめファンからの強い要望にもかかわらず、発売元のOcoraレーベルは「原盤不明」との理由でCD化することもなく、幻のディスクとして語り継がれ、中古LPが高額で取引きされていました。
今回、ina(フランス国立視聴覚研究所)で音源の存在を発見、ライセンスで初CD化それもSACDハイブリッドで蘇らせることが実現できました。オリジナル・マスターから96kHz.24bitリマスタリング。さらに嬉しいのは、LPに未収録だった4トラックが加えられていること。
「カメルーンのオペラ」はドキュメンタリー作家ジョゼ・ピヴァンが中心となり、フランス国営放送、ラジオ・カメルーンの協力を得て製作した録音構成で、カメルーンの自然と素朴な人々の日常を切り取りながら、壮大なオペラのようなストーリーを描きます。
フィールド録音ながら音質は超A級。一面の虫と鳥の声、川の流れがあたかも眼前にあるかのように繰り広げられます。圧巻は舟での川下りで、岸辺で遊ぶ子供たちやガボガボという水音とともに顔を出して鳴くカバはリアルの極み。鼻先をかすめて飛ぶアブを思わず避けてしまいます。
LPに収録されていない4部分も興味津々。ことに物凄い荒れ狂う海の音で終わる最後の部分は恐怖感満点。家にいながらにしてアフリカ旅行を満喫できます。(キングインターナショナル)

バッハ全集(ハイブリッド・エディション)/Sony Classical新譜 2022年12月21日

バッハ全集(ハイブリッド・エディション) [24SACD Hybrid+2CD]<完全生産限定盤>

演奏芸術史に屹立する巨大なバッハ解釈。

グレン・グールド録音の中でも、人気の高いバッハ録音をSACDハイブリッド24枚に収録。
1955年の記念碑的なコロンビアからのデビュー盤となった《ゴールドベルク変奏曲》から、1981年の同じ《ゴールドベルク変奏曲》の再録音まで、グールドの録音活動は、バッハの作品が中心に置かれていました。グールド自身もバッハ作品の網羅的な録音を意識しており、結果として主要な鍵盤独奏曲が録音され、構造の明晰さ、複雑なポリフォニーを提示する鮮やかさ、沈潜する歌など、楽器や時代を超越したバッハ解釈が刻み込まれました。
1974年に初めて日本で発売されて以来定番となった「バッハ全集」の最新版で、グールド生前に発売されたコロンビア~ソニー・クラシカルへのバッハ録音を収録。さらにライヴ録音など、没後に発売された音源を収録。ハイブリッドディスク24枚のうち半数は世界初SACDハイブリッド化。(発売・販売元 提供資料)

ミシェル・ルグラン・リイマジンド/ユニバーサルミュージック新譜 2022年10月28日

ミシェル・ルグラン・リイマジンド
Various Artists

2019年に亡くなって以降も世界中で愛され続け、2022年2月25日で生誕90年を迎えたミシェル・ルグラン。『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの少女たち』、『ロバの皮』といった多くの名画で音楽を担当し、ジャズ、交響楽、ミュージカル・コメディ、ポピュラー音楽の垣根を取り払った音楽界の伝説的存在であり、3度のアカデミー賞受賞者でもあるルグランは、数十年にわたり人々の記憶に残るテーマで、多くの作品を残している。

そんなルグランの音楽に対するトリビュート・アルバム『ルグラン・(リ)イマジンド』が、デッカ・レコードからリリースされることが決定。本作はチリー・ゴンザレス、ステファン・モッキオ、チャド・ローソンなどの世界最高峰のピアニスト/作曲家が集結し、ルグランの音楽をそれぞれが解釈してソロ・ピアノで演奏したチル&コンテンポラリーな内容で、彼の作品の新たな一面を垣間見ることが出来る必聴の仕上がりとなっている。

日本からは、最もストリーミングで再生されている日本人クラシックアーティストの1人であり、各国有力メディアから称賛を集める作曲家/ピアニストの小瀬村晶が参加。映画『ロシュフォールの恋人たち』の「いつもいつも」をセレクトし、プレイしている。映画では軽快で楽しげに歌われているこの曲だが、小瀬村のヴァージョンはメロディの美しさを際立たせ、楽曲の異なるキャラクターを体験できるトラックだ。(発売・販売元 提供資料 )

ピアノフォルテ イン グリーン/Waon Records新譜 2022年10月中旬

ピアノフォルテ イン グリーン

自然と静けさから生み出される破格のパワーに満ちた音楽

丹後の宮津出身のピアニスト、田中綾による、ヤナーチェク、バルトーク、平野一郎作品集。タイトルの「フォルテピアノ」はフォルテおよびピアノの表現であり、グリーンとは、ハンガリーや現在彼女が移住している滋賀県蒲生群の農村の景色。田中はコダーイ音楽研究所に留学していた経歴を持ち、また、とくに歌(合唱)との共演も多く、彼女が奏でるピアノはオーケストラのような音響と音色で鳴り響きながら、人の声のように様々な情動を聴き手によびおこさせる、濃厚なもの。
演奏会のとき、ステージ袖から登場するのではなく、どこからともなく裸足で現れ、今その瞬間に生まれたように音楽を奏でていきます。精巧に調律されたピアノで、1ミリの狂いもないタッチで、作曲者たちが音符に込めた色や風景、作曲家の心情までをも浮かび上がらせていきます。その音色をCDにするために、今回384kHz 24bitによる編集が行われました。ホールの空気から、音符ひとつひとつから立ち上る様々な香りや風景、そして作曲家たちの声がなまめかしく聴きとれる、究極の2枚組となっています。(キングインターナショナル)

ベートーヴェン: 交響曲全集 – 1977年普門館ライヴ [XRCD]/TOKYO FM新譜 2022年10月中旬

ベートーヴェン: 交響曲全集 – 1977年普門館ライヴ [XRCD]<完全限定生産盤>
TOKYO FM 名盤の代名詞、カラヤンのベト全
1977年普門館ライヴがXRCD化!
2022年をもって生産終了する
銘規格XRCD最後の輝きをお聴き逃しなく!通常CDプレーヤーで再生可能な高音質規格として1996年にビクター社が開発、高音質ブームの先駆けとして一世を風靡した「XRCD」。専用カッティングマシンの老朽化に伴い製造の継続が困難となり、2022年内をもってXRCD規格そのものの生産終了が発表されています。XRCDにこだわって数多くのタイトルを発売してきたGLOBAL CULTURE AGENCYレーベルの協力のもと、ビクターにてXRCD用のマスタリングを施し製品化。2023年以降は追加生産が不可能となるXRCDの貴重な新譜です。CDともSACDとも違った個性を持つXRCDの魅力をお楽しみください。

XRCDとして生まれかわったのは、TOKYO FMが録音した帝王カラヤン&ベルリン・フィルの1977年ベートーヴェン・チクルス、東京・普門館での交響曲全曲ライヴ。ティンパニはテーリヒェンとフォーグラー、コンサートマスターはシュヴァルベ、シュピーラー、ブランディスという当時の黄金メンバーが来日し最高のサウンドを披露した伝説的ライヴで、カラヤンが激賞した田中信昭氏率いる合唱団との第九も見事な熱演となっており、まさに聴き継がれるべき記念碑的な録音と言えます。XRCDのキャラクターを生かした音造りにご期待ください。

(キングインターナショナル)

ブルックナー: 交響曲第5番 [XRCD]/Altus新譜 2022年10月中旬

ブルックナー: 交響曲第5番 [XRCD]<完全限定生産盤>
ALTUS名盤の代名詞、チェリのブル5
サントリーホール・ライヴがXRCD化!
2022年をもって生産終了する
銘規格XRCD最後の輝きをお聴き逃しなく!通常CDプレーヤーで再生可能な高音質規格として1996年にビクター社が開発、高音質ブームの先駆けとして一世を風靡した「XRCD」。専用カッティングマシンの老朽化に伴い製造の継続が困難となり、2022年内をもってXRCD規格そのものの生産終了が発表されています。XRCDにこだわって数多くのタイトルを発売してきたGLOBAL CULTURE AGENCYレーベルの協力のもと、ビクターにてXRCD用のマスタリングを施し製品化。2023年以降は追加生産が不可能となるXRCDの貴重な新譜です。CDともSACDとも違った個性を持つXRCDの魅力をお楽しみください。XRCDとして生まれかわったのは、2009年に発売されて以来ロングセラーを続けるALTUSの名盤チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルの『ブル5』、1986年サントリーホール・ライヴ。落成したてのサントリーホールでの演奏ということで、チェリビダッケも相当慎重に臨んだ特別な演奏会。同曲異演のなかでトップを争う演奏の素晴らしさはもちろんのこと、録音状態の良さも話題になり、ファンを大いに唸らせた逸品です。XRCDのキャラクターを生かした音造りにご期待ください。

〈XRCDの特徴〉
CDプレーヤーで再生できる後続の高音質規格としてはSHM-CD、Blu-spec CD、UHQCDがありますが、これらは盤自体の素材を変えて音質の向上を目指したもの。それに対しXRCDは素材を変えるのではなく、音造り自体に特別な製法を用いた規格であることが特徴です。マスタリングからプレスに至るまですべての工程はビクター社内に整備された「XRCD専用」の製造ラインで行われ、徹底した厳しい品質管理を経て商品化。まさに門外不出の規格であり、他とは一線を画した、まったく特別な存在として認識されるべきものだと言えましょう。
(キングインターナショナル)

テューダー朝の音楽の後世/Delphian新譜 2022年10月下旬

テューダー朝の音楽の後世
イギリスの若き注目ヴォーカル・アンサンブル、”アンサンブル・プロ・ビクトリア” 第2弾!
テューダー朝の知られざる広大なコレクションを開拓!アンサンブル・プロ・ビクトリアは、2015年にケンブリッジ大学でハンフリー・トンプソンとトビー・ウォードによって設立された古楽アンサンブル。主にOVPPの歌手と器楽奏者の柔軟な編成で、イベリアのポリフォニー、宗教改革前のテューダー朝の音楽、初期バロック音楽に焦点をあてて活動しています。共同創設者兼芸術監督のトビー・ウォードは、ケンブリッジ・キングズ・カレッジや英国王立音楽カレッジなどで学び、国立音楽家教会やセント・セパルカー教会のオルガニスト、ロイヤル・カレッジ・オヴ・オルガニスツのアソシエイト、テネブレ合唱団のテノール・アソシエイト・アーティストなどを務めています。
2021年にリリースしたロバート・フェアファックスの没後500周年記念盤(DCD34265)が英グラモフォン賞にノミネートするなど、その真摯な学究的内容と演奏クオリティの高さが評価されているアンサンブル・プロ・ビクトリア。Delphianからのリリース第2弾では、テューダー朝(チューダー朝)の音楽の忘れられた「後世」の音楽を集成。リュートのタブ譜にのみ残された宗教改革以前の巨大な作品の断片、英国国教会の詩篇のもっとも古いセットの復元と世界初録音、かつてイギリスで流行したフランスのシャンソンとモテット、ラドフォードの女性ミサ楽章の中のオルガン即興、タリスの愛される賛歌の英語版、歌詞が失われ器楽曲として伝わっているモテットの復元など、宗教、社会、音楽を大きく変化した時代のあまり開拓されていない領域の幅広いコレクションに大胆にアプローチしてゆきます。(東京エムプラス)

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オーディオサークル「ミューズの方舟」主催「自作スピーカーコンテスト2022」

オーディオサークル「ミューズの方舟」主催「自作スピーカーコンテスト2022」開催のお知らせ。

 

開催日 2022年12月4日(日)

場所 品川区中小企業センター 3F レクリエーションホール
会場内ではお客さま、出品者、スタッフのマスク着用を必須といたします。
東京都品川区西品川1‐28‐3

時間 13:00~17:00 (開場12:30)

オーディオサークル「ミューズの方舟」主催「自作スピーカーコンテスト2022」開催のお知らせ。 – ミューズの方舟 (hatenadiary.org)

今月の変態ソフト選手権!今月の一番 風鈴と自然の音 屋久島/火箸風鈴の音

昨日、NHK(先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)で火箸風鈴が紹介されていた。

今月の変態ソフト選手権!今月の一番 風鈴と自然の音 屋久島の25トラックに火箸風鈴の音があり、炭山さんと24bit/192KHzと24bit/44.1KHZ

で編集した音の聴き分けできるかテストしてみました。

本文でも「サインウェーブでは聴き取れなくても、音楽では聴きとれる超高域」と紹介。

私も10KHz以上は聴き難いが、余韻や音色の違いは判る。

オーディオを楽しんでいる人は、聴く力(聴力)があるのではないかと思う。

逆に若い人たちは聴覚は優れている。しかし音楽は聴いても音を聴いている?

聴力があるか心配である。(最近の若し人たちは、味覚に鈍感であると言われている)

風鈴と自然の音 屋久島のせせらぎ 波の音 四万十川のひぐらし 心が安らぐ和みの音 涼を感じるヒーリングサウンド – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

ニコライ・カプースチン&ア・ブ – ニュー・メモリーズ/Wergo新譜 2022年10月中旬

ニコライ・カプースチン&ア・ブ – ニュー・メモリーズ

カプースチンとの出会いから生まれたアルバム

ア・ブ(A Bu)は1999年北京生まれで、ジャズを中心にクラシックも作曲もこなす凄腕のピアニスト。ジャズの要素を取り入れた作風で高い人気を誇るカプースチンのピアノ曲に自作曲を組み合わせたアルバムです。
ア・ブは生前のカプースチンと交流があり、その音楽への強い思い入れが演奏からもうかがえます。カプースチン夫妻への追悼の意が込められたピアノ・ソナタを締めくくりに収録。
(キングインターナショナル)

B.A.ツィンマーマン – リコンポーズド~管弦楽のためのオリジナル作品と編曲集/Wergo新譜 2022年10月中旬

B.A.ツィンマーマン – リコンポーズド~管弦楽のためのオリジナル作品と編曲集
編曲もオリジナルも引用もコラージュも一緒くたに他に類を見ない作曲ぶりが顕になる強烈な3CD!
これこそB.A.ツィンマーマンの音楽、指揮はすべてホリガー!戦後最も重要で、最も個性的な作曲家といえるベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970)の、多くの初録音作品を含む3枚組アルバムが登場。もともとはB.A.ツィンマーマン生誕100周年記念として企画されたもので、すべてハインツ・ホリガー指揮、WDR製作という望みうる最高レベルの演奏・録音。ここまで包括的にまとまっているのが嬉しい、大注目のセットです。
B.A.ツィンマーマンは同時代の前衛の旗手シュトックハウゼンとは対極にある作曲家で、既存の素材を新たな文脈で再構成するという、コラージュ的ポストモダン的手法を作風の要としました。これは若い頃から様々な既存の歌曲やピアノ曲を管弦楽に編曲していくなかで培った技術や色彩感覚によって達成されたもので、『アラゴアナ』『管弦楽のための協奏曲』『1楽章の交響曲』といったオリジナルの名作たちと数々の編曲作品は、不可分の存在と言えます。それらを組み合わせ、一見雑多で、しかしこれぞ、という収録内容に仕立てたこのアルバムは、多くの引用と再構成によって成り立っているB.A.ツィンマーマンの目くるめく音楽世界を見事に体現しています。
独自の道を突き進んだB.A.ツィンマーマンは、1970年に『静止と反転』を完成させた直後、自らの命を絶ちます。彼の音楽はもしかすると、戦後に前衛の熱風が吹き荒れた20世紀よりも、21世紀の現代にこそ、ふさわしく響くのかもしれません。(キングインターナショナル)

【TOWER RECORDS ONLINE】

4台のアコーディオン版「幻想交響曲」/2022年10月下旬

4台のアコーディオン版「幻想交響曲」

超オススメ! 幻想交響曲のイメージを一新させる驚愕の演奏登場!!

有名曲を他楽器で演奏する編曲は、人々の好奇心をくすぐるせいか根強い人気があります。ベルリオーズの幻想交響曲といえばリストによるピアノ独奏用編曲が有名ですが、どうしてもオーケストラのインパクトが強すぎる作品ゆえ、他の形態をほとんどイメージできなくなっているといえます。
その高峰・幻想交響曲を4台のアコーディオンで奏してしまおうという試みが当アルバム。もちろん完全版で演奏時間約51分。演奏者のひとりティボー・トロセによる編曲で、楽器の性能と効果を熟知しているだけに予想を超える素晴らしさとなっています。

第1楽章冒頭から違和感なし。オルガンのようなシンセサイザーのような不思議な音世界に引き込まれます。ベルリオーズのメロディは音を長く伸ばすものが多く見られますが、声や管楽器と同じく空気の力で音を出すアコーディオンは、ピアノよりも原曲のイメージを損なうことなく再現しています。
第2楽章のハープや第3楽章の遠雷、終楽章の鐘などアコーディオンのイメージから遠い楽器も独特のアイディアで説得力満点。第4楽章「断頭台への行進」の物凄い迫力も聴きものです。第2楽章のワルツはフランスのアコーディオン、ミュゼットを彷彿させさえしてオシャレ。
幻想交響曲は1830年に作曲され、3年後に改訂されました。アコーディオンの起源は諸説ありますが、1820年代といわれています。いわば同時代のものながら200年後にようやく共演を果たしたと申せましょう。

エオリーナ四重奏団はパリ音楽院卒業生により結成されたアコーディオン四重奏団。現代作品のほか、ムソルグスキーの「展覧会の絵」、チャイコフスキーの「悲愴」、マーラーの4番など予想もしない作品をこの形態に移しています。要注目の団体です!(キングインターナショナル)

stereo誌 2022.09月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ショパン: ピアノ協奏曲第1番(弦楽五重奏版)

ショパン: ピアノ協奏曲第1番(弦楽五重奏版)
福間洸太朗、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」レコーディング!
日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽五重奏をバックに、繊細で瑞々しく、華麗なピアニズムが展開します横浜みなとみらいホールの休館期間中(2021年1月~22年10月)、横浜市内各区のホールや公会堂などの文化施設を巡り、室内楽編成による協奏曲をお届けするシリーズ「横浜18区コンサート」が開催されています。

このCDは、同コンサート・シリーズの中から、2022年1月27日に鶴見区民文化センター サルビアホールで開催された、福間洸太朗と日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる演奏をライヴ収録したものです。

ソリストの福間洸太朗は、多岐にわたるジャンルのCDをリリースするかたわら、国内外の著名オーケストラとの共演も多く、今日まで、たくさんのファンを魅了してきました。今回、日本フィルハーモニー交響楽団の俊英メンバーによる弦楽五重奏との共演による、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」の録音が完成しました。

コロナ禍により、客席数が制限されるなどの影響を受ける中で行われた演奏会、ソリストと弦楽五重奏メンバーたちが心を通わせ、豊かな共感をもって表現したショパンの抒情的な世界は、聴衆に深い感動を与えました。
キングインターナショナル

『レコード芸術』2022年10月号 新譜月評 優秀録音/ラヴェル:ピアノ協奏曲と歌曲

ラヴェル:ピアノ協奏曲と歌曲
ロト&シエクルとティベルギアン夢の共演によるラヴェルの協奏曲が登場!
予想を上回る素晴らしさ!!ロトと手兵レ・シエクルはラヴェル作品とことさら相性が良く、次々と録音を実現していますが、ついにピアノ協奏曲に挑戦。それもティベルギアンを独奏に迎えているのが注目です。
ピアノは1892年製プレイエル・グランパトロンを使用。楽器はもちろん、楽譜にもこだわりを見せています。「左手のためのピアノ協奏曲」は第1次世界大戦で右手を失ったパウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で作曲されましたが、1932年1月5日にウィーンでの初演の際、能力的に無理のあったヴィトゲンシュタインが楽譜を許可なく変更し、スコアに意図的な付加をしたためラヴェルの怒りを買い、絶交状態となったと伝えられています。デュラン社より出版されたのはラヴェル死の年で、当時不治の神経疾患で校正など判断のできぬ状態でした。ヴィトゲンシュタインが初演時に自腹で浄書、印刷したスコアとパート譜は彼の独占権満了まで変更と付加のままオーケストラからオーケストラに貸し出されました。
それらの楽譜に加え、リュシアン・ガルバンによる校正と訂正の資料、1933年パリ初演時の1分50秒ほどの映像までも検証したクリティカル版を作成しているのも注目で、今後この作品の最重要盤になること間違いなしと申せましょう。
演奏も最上等。ティベルギアンの正確でニュアンスに富むピアノ、ラヴェルならではの透明で極彩色のオーケストラ・サウンドを楽しめます。リズム感も秀逸です。
人気作「なき王女のためのパヴァーヌ」も収録されていますが、オーケストラ版ではなくティベルギアン独奏のオリジナル・ピアノ版。味わい深い一幅の絵を観
るようなひとときを楽しめます。さらにステファーヌ・ドグーと歌曲を披露。最初期の「聖女」からラヴェル最後の作「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」が収録されているのも大歓迎。さらに元祖ワールド・ミュージックの「2つのヘブライの歌」やラヴェルらしさ満載の「マラルメの3つの詩」も真似のできぬ美しさで聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2022年10月号 新譜月評 優秀録音/ヴォーン・ウィリアムズ: ヴァイオリンとピアノのための作品全集

ヴォーン・ウィリアムズ: ヴァイオリンとピアノのための作品全集

ヴォーン・ウィリアムズの音楽が描く、イギリスの心–郷愁のメロディー。

2022年、生誕150周年を記念するイギリスの大作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)。ヴォーン・ウィリアムズは生涯にわたり、800曲以上のイギリス民謡を収集し、それまでに存在しなかった独自の「イギリス音楽」を確立させました。
このアルバムでは、そんな彼の代表作であり、現在もイギリスで最も人気なクラシック曲「揚げひばり」をはじめ、民謡からインスピレーションを得た「ロマンスとパストラル」、「イギリス民謡による6つの練習曲」、そして人生終盤の大作、ヴァイオリン・ソナタが収録されています。これらの作品から流れるのは、ヴォーン・ウィリアムズが愛したイギリスの美しい風景とメロディー。しかしその背景には、二度の世界大戦を経験した作曲家の反戦の想いが込められ、ヴァイオリン・ソナタでは爆発的な怒りや悲しみも表現されています。
イギリス音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏と共に、ヴォーン・ウィリアムズの壮大な音楽は親密に語りかけてきます。
アルバムのブックレットには、小町によるライナー・ノーツのほか、ヴォーン・ウィリアムズの家、リース・ヒル・プレイスにて撮影された写真や自筆譜など、数々の貴重な資料も掲載されています。(ナクソス・ジャパン)

『レコード芸術』2022年10月号 新譜月評 優秀録音/火の鳥 (全曲版) 他

火の鳥 (全曲版) 他

N響から圧倒的な熱量を引き出し、音の饗宴を繰り広げる

NHK交響楽団との組み合わせで、南北アメリカを中心とした作品を録音した2枚のアルバムをリリースした原田慶太楼が、アメリカものと並んで得意とするロシアものを取り上げました。ストラヴィンスキーの3大バレエのひとつ「火の鳥」ですが、よく演奏される組曲版ではなく、1910年に初演された全曲版を取り上げ、より物語性を重視しています。
全曲版は、ブーレーズ/ニューヨーク・フィル、小澤/パリ管、ゲルギエフ/マリンスキー歌劇場管、デュトワ/モントリオール響などの録音が有名ですが、今回の原田/N響による演奏は、近年のN響の勢いを感じさせる、卓越した演奏力とエネルギーが感じられる名演となりました。
東京芸術劇場の余裕のあるアコースティックも相まって、オーケストラの優秀録音として、オーディオファンにも楽しんでいただける作品となっています。

(発売・販売元 提供資料 )

『レコード芸術』2022年10月号 新譜月評 優秀録音/ハイドン: バリトン・トリオ集

ハイドン: バリトン・トリオ集
共鳴弦をもった「バリトン」を名手ツィパーリングが演奏!
ツィパーリング、若松夏美、鈴木秀美がハイドンのバリトン・トリオを録音!エスターハージ候ニコラウスが愛好していた楽器「バリトン」。ヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器で共鳴弦をネックの後ろ側ではじくことができるのが特徴です。
ハイドンはこの楽器を含むおびただしい作品を残しておりヴィオラ、チェロを伴うバリトン・トリオは1770年代半ばまでに、少なくても126曲を残しています。当アルバムには6曲を収録しました。

こんにちではほとんど弾かれなくなった「バリトン」を名手ライナー・ツィパーリングが演奏。若松夏美、鈴木秀美という古楽界の名手たちとともにハイドンが想定した楽器で演奏、録音した当アルバムは非常に喜ばしいことと言えます。ハイドンのミニチュア・ワールドをご堪能ください!(キングインターナショナル)