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新譜紹介

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/情熱のパッサカリア

情熱のパッサカリア

クリスティーナ・プルハー率いるラルペッジャータと、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーによる、17世紀初頭のフランスの宮廷・貴族のサロン・プレシューのため音楽集

17世紀初頭、フランスの宮廷や貴族のサロンのために作曲された作品にスポットを当てたアルバム。フランスの南ヨーロッパの隣国に対する音楽的および知的魅力を反映して、フランス語だけでなくスペイン語やイタリア語でも執拗な愛を表現することがよくあります。17世紀初頭の激動の時代のコスモポリタンな場所であったサロン・プレシュー(17世紀フランス王国の上流社交界に現れた、言語や作法に洗練を求める風潮のために集まるサロン)は、貴族階級の人々が多く参加し 貴族、公務員、裁判官、文人、芸術家などが参加し、政治的、軍事的な緊張を忘れ、洗練された礼儀正しい国際的な談話の芸術を実践するために集まりました。

クリスティーナ・プルハー率いるラルペッジャータと、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーは、これらのロベール・ド・ヴィゼー、アントワーヌ・ボエセ、エティエンヌ・ムリネ、ミシェル・ランベール、他多数のフランスの素晴らしいプログラムによって、17世紀に流行した洗練された歌曲「宮廷歌曲」を中心に、繊細な感情を表現する素晴らしい歌唱と演奏とを紹介しています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤CDのみ、日本語解説書、歌詞訳付き
日本語解説書には、岸純信氏による書き下ろし解説、パルマ音楽院音楽史教授Alessio Ruffatti氏による作品解説の日本語訳、歌詞の日本語訳を掲載。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/マーラー:交響曲 第5番

マーラー:交響曲 第5番

ノット&東響による名演!マーラー・シリーズ!

2023年シーズンで10年の節目を迎える指揮者ジョナサン・ノットと東京交響楽団による音楽の旅路、これまで度々取り組んできた名コンビによるマーラー・シリーズに新たな1枚「交響曲第5番」が登場です。
益々の深化を目指しお互いを熟知しているからこそ成せる壮麗なマーラーの世界、迫真の名演をどうぞお楽しみください。(オクタヴィア・レコード)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ 他

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ 他
米テキサス州フォートワースで行われた2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでコンクール史上最年少優勝を果たした18歳のピアニスト、イム・ユンチャン。イムはファイナル・ラウンドで、審査委員長のマリン・オールソップの指揮の下、フォートワース・シンフォニーオーケストラとともに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番八短調と、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ニ短調を演奏。また、世界のクラシックファン3万人が参加する人気投票の結果に基づいた「聴衆賞」、現代曲を最も上手く演奏した人に贈られる「最優秀新人賞」も受賞し、3冠に輝いた。
本選で演奏したラフマニノフ協奏曲の映像は、再生回数880万回を記録。
今作は優勝後初のリリースとして、2022年10月に行われた光州交響楽団とのベートーヴェン《皇帝》演のライブ録音を収録。
また、イム・ユンチャンが15歳の時に優勝した尹伊桑国際音楽コンクールの名付け元である作曲家の尹伊桑が光州に捧げたオーケストラ曲、イム・ユンチャンが演奏したアンコール曲も収録。(ユニバーサル・ミュージック)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/パガニーニ:24のカプリース

パガニーニ:24のカプリース

全身全霊で奏でる、パガニーニの世界。

超絶技巧曲として知られるパガニーニの名作にセッション録音で取り組んだ今作、確かなテクニックに裏付けされた多彩な表現による堂々たる演奏が収められました。周防亮介の繊細で煌めく音色が光る、音楽家としての真価が発揮されたアルバムです。(オクタヴィア・レコード)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 – 第10番、第11番「トルコ行進曲付き」、第12番

モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 – 第10番、第11番「トルコ行進曲付き」、第12番<限定盤>
宇野功芳氏も絶賛のシュタイアーのトルコ行進曲
SACDハイブリッドで登場!宇野功芳氏も絶賛した、2004年録音のシュタイアーのトルコ行進曲がSACDハイブリッドで登場!ハルモニアムンディから、ハイレゾマスターをライセンスし、キング関口台スタジオでリマスタリングを施しました。古楽(フォルテピアノ)が苦手な宇野功芳氏もこの演奏を絶賛したことでも大きな話題となった登盤。シュタイアーの解釈は自在にして即興的、これまで聴いたことのない「トルコ行進曲」に誰もが驚かされます。ブックレットには宇野氏のコメントのほか、シュタイアー自身によるこの演奏についてのコメント(オリジナル盤HMC 901856[廃盤]ブックレットに掲載)も日本語訳を掲載しました。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年04月号 新譜月評 優秀録音/ショスタコーヴィチ: 日の目を見た作品集

ショスタコーヴィチ: 日の目を見た作品集
ショスタコーヴィチの知られざる側面が日の目を見た。
ファン狂喜の世界初録音!SACDハイブリッド盤。ショスタコーヴィチ・ファン狂喜のアルバムが登場します。すべて稀少作品のうえ、収録時間76分のうち63分が世界初録音なのも驚き。
世界初録音2点のひとつ目は交響曲第14番「死者の歌」のショスタコーヴィチ自身によるピアノと打楽器用編曲。声楽と打楽器はそのまま、弦楽オーケストラのパートをピアノに書き換えています。弦とは全く異なる音響が衝撃で、原作以上に尖った暴力性が聴きもの。単なる歌手の勉強用や作曲家同盟のプレゼン用ではないのは打楽器が加わっていることからも伺え、独特な刺激と色彩を添えます。ここではフランス国立管弦楽団の名打楽器奏者フロラン・ジョデレがひとりで健闘、第3楽章と4楽章の重要なチェレスタ・パートはピアノのスタヴィが原作通り奏し、効果をあげています。
もうひとつはマーラーの交響曲第10番第1楽章のピアノ4手編曲。1920年代、彼の親友の音楽学者ソレルチンスキーがレニングラードに協会を設立するほどマーラーに関心が高まっていました。ショスタコーヴィチも衝撃を受け、以後強い感化をうけることとなりました。編曲は1920年代後半と思われますが、全曲ではなく最初の3分の1まで約8分の未完作品。仕事というよりは個人的な研究目的と協会員に聴かせるためで、最近ようやく日の目を見ました。マーラーとショスタコーヴィチをつなぐ絆なうえ、セコンドをティベルギアンが受け持っているのも豪華です。
フィルアップは、ショスタコーヴィチが正式に作曲を学び始めた少年時代に試作した4つのピアノ曲。ショパンやラフマニノフを思わす作風のなか、ピアニスティックな技法やグロテスクさも垣間見せ興味津々。さらに1945年に取り組みながら中止したヴァイオリン・ソナタの断章も貴重。ユン・イサンのヴァイオリン協奏曲第3番ディスクで好演した韓国出身の若手パク・スーイエの熱演を楽しめます。
ニコラ・スタヴィは1975年生まれのフランスのピアニスト。ドミニク・メルレ門下で2000年の第14回ショパン国際コンクール入賞の実力派。ソプラノのバカノワは1984年生まれ。2013年のフェニーチェ劇場の来日公演で注目されました。ギリシャのバス、スタヴラカキスは2019年第16回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門優勝の注目の若手。両者とも新鮮な歌唱ぶりを堪能させてくれます。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年04月号 新譜月評 優秀録音/シューベルト: ピアノ三重奏曲集 他

シューベルト: ピアノ三重奏曲集 他
「あまり時間が残されていないなら、お別れにはこれがふさわしい。君たち二人は最高だ。クリストフも実に素晴らしい。そしてフランツときたら。信じがたい。なんという表現。なんという壊れやすさ。なんという愛」
このアルバムの録音を聞いたラルス・フォークトがクリスティアン・テツラフとターニャ・テツラフに宛てた言葉です(「クリストフ」は録音プロデューサー兼エンジニアのクリストフ・フランケ、「フランツ」は作曲者のシューベルト)。
ドイツの中堅世代を代表するソリスト3人によるシューベルトの後期作品を集めたアルバムは、フォークトの早すぎる死により、このトリオの最後の録音となってしまいました。録音セッションが行われたのはフォークトが癌の診断を受ける少し前でしたが、彼はセッションの合間に痛みをこらえてソファに横たわることもあったそうです。しかし録音からはそのような気配は感じられず、端正で軽やかに、必要とあらば地響きを感じさせるほどの力強さでピアノを奏で、テツラフ兄妹と一体となり触発し合って間然するところの無い音楽を奏でています。3人の技術・解釈は言うまでもなく最高水準で、後期シューベルトならではの天国的な「歌」の魅力と、和声の変化がもたらす明暗の情感も十分に表出。フォークトが「僕の人生のすべてはここに向かっていたんじゃないかとさえ思える」と語った第2番をはじめとする会心の出来。選曲の充実と相まって後期シューベルトの世界に深く浸れるアルバムとなっています。
輸入盤ブックレット(ドイツ語・英語)にはテツラフ兄妹がこの録音の思い出を7ページにわたって綴っており、フォークトを知る人は特別な思いを禁じ得ないでしょう。
国内仕様盤にはその全訳に加え、シューベルト研究家の堀朋平氏による解説が付きます。(ナクソス・ジャパン)

『レコード芸術』2023年04月号 新譜月評 優秀録音/「私的な旅」

「私的な旅」

ピオーとカドゥシュの新生デュオが誘う、歌で紡ぐ旅

初めて行ったデュオでのリサイタルを成功させたサンドリーヌ・ピオーとダヴィッド・カドゥシュによる、待望のアルバムが登場。新たな出会いの喜びとそこから見えるもの、憧れの地への旅、到達できない場所への探求といったものを出発点として、様々な作曲家と詩人たちによる言葉の交差を楽しむというのがテーマとなっており、結果的には有名作を多く含むドイツ語圏とフランスの作品を収めた内容となっています。どの作品でも詩情を奥深く表現するピオーの特性が生きており、「魔王」での切迫した表情も歌姫の貫禄十分。フランスを中心にソリストとして活躍めざましいカドゥシュのピアノも、これにそっと寄り添う素晴らしいサポートを聴かせてます。(ナクソス・ジャパン)

【TOWER RECORDS ONLINE】

『レコード芸術』2023年04月号 新譜月評 優秀録音/マラン・マレ: 歌劇「アルシオーヌ」 (全曲)

マラン・マレ: 歌劇「アルシオーヌ」 (全曲)
マレの傑作歌劇『アルシオーヌ』
250年の時を経てのパリ上演のライヴ録音
マレの音楽の第一人者、サヴァールによる決定的名盤の登場!マラン・マレの大傑作オペラ『アルシオーヌ』をサヴァールが録音しました(ライヴ録音)。「アルシオーヌ」は1706年に初演された、ルイ14世時代最後のトラジェディ・リリック。神話に題材をとり、君主の栄光を讃え、舞踊と舞台すべてに贅を尽くした、スペクタクルのきわめつけの作品といえます。サヴァール自身も行っているように、器楽(管弦楽)曲を抜粋して組曲として演奏・録音する機会はありますが、歌劇としての録音は貴重。映画「めぐりあう朝」でマラン・マレの名と音楽を世界に再認識させた立役者であるサヴァールが、1771年に上演されて以降約250年の時を経て、2017年に初めてパリで上演した際のライヴ録音です。この歴史的な作品に、期待を裏切らない名演が登場しました。

当時、音楽が、ダンスやほかのエンターテイメントに移行しつつあったにもかかわらず、『アルシオーヌ』はオペラ座で1719年、1730年、1741年、1756年、1757年、1771年と、長きにわたって何度も再演されました。特に嵐のシーンは絶大な人気を誇り、リュリ、カンプラものちにこの場面を引用しています。
この音楽はのちのベートーヴェンの『田園』へと続く描写音楽の先駆けとなったともいえます。また、合唱の場面で当時の人々が広く知っていた民謡が引用されていることも、この作品が広く熱狂的に受け入れられた理由のひとつだったようです。登場人物たちの繊細な感情を美しく繊細に描く管弦楽は見事。現代の巨匠サヴァールとサヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシオン、そして世界的に活躍する歌手たちによる最高の演奏をおたのしみいただけます。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年04月号 今月の変態ソフト選手権!/GENUG~満ち足りた死へ~

GENUG~満ち足りた死へ~

バッハ、アーレ、シェレ、アルマ・マーラー、グルシュマン

ゴードン・サファリ率いるアンサンブル・バッハヴェルクヴォーカルのそれぞれの時代の「死」への向き合いかたに焦点を当てたアルバム

コラール「イエス、わが喜び」を題材にしたアルバム(MDG-92322076)をリリースした、ゴードン・サファリ率いるアンサンブル・バッハヴェルクヴォーカル。
今回のテーマはJ.S.バッハのカンタータ第82番でも歌われている「わたしは満ち足りている」Ich Habe Genug (it is Enough)。このカンタータは、老人シメオンが救世主たる幼子イエスを抱き、満ち足りた気分で安らかな死を迎えて清められたいと願う場面を題材にしたもの。この言葉をテーマに、バッハ、アーレ、シェレ、アルマ・マーラー、グルシュマンと時代を超えた作曲の作品を収録することにより、死に向き合う人々の考え方の変化を印象的に表したアルバムとなっています。アンサンブル・バッハヴェルクヴォーカルが色々な時代の音楽を柔軟に解釈し、優れた音楽的センスで演奏。MDGの見事な立体音響録音もあいまって、感動的な1枚に仕上がっています。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年04月号 今月の変態ソフト選手権!/信仰の奇跡

信仰の奇跡
注目の作曲家ゴリホフやラミレスのミサ・クリオージャ収録!
ラテン・アメリカの作曲家による宗教作品集!ラテン・アメリカの作曲家による宗教音楽集。この中で最も知名度の高いオズバルド・ゴリホフ(ゴリジョフ)はアルゼンチンの作曲家で両親はルーマニアとウクライナからアルゼンチンに移住してきた。彼の「聖餐」は静謐な祈りに溢れた佳曲、「デモス・グラツィアス」はラテン版伊福部昭といった趣き(映画「モスラ」に出てきそうな音楽である)。ビルバオの「聖ヨハネの祝日」はいかにも民族音楽そのものといった感じの野性的な民衆の祈りの音楽。かつてホセ・カレーラスが録音して一躍有名になった「ミア・クリオージャ」も収録。「セント・マーチン・デ・ポレス」の作曲者メアリー・ルー・ウィリアムスは女性ジャズ・ピアニアトの草分けとしてセロニアス・モンク、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、デューク・エリントンらジャズの巨人たちからも敬愛されていた人物。収録されている作品はいずれも現代音楽にありがちな頭でっかちの作品ではなく、ストレートに心に響いてくる内容。(東武ランドシステム)

stereo誌 2023年04月号 今月の変態ソフト選手権!/かへろかへろと – 山田耕筰歌曲集

かへろかへろと – 山田耕筰歌曲集
阿部雅子 (Classical) 、 西山まりえ

―子供時代の追憶の中に『からたちの花』『この道』『赤とんぼ』といった名曲のルーツを見つけることができる―
―『かへろかへろと』『ほういほうい』『夜中』など、まだ広く知られていない小曲を多く収めている―
―素朴であたたかく、山田の子供時代に、そして聴く者の子供時代に心を巡遊させてくれる愛らしい歌たち―

【録音】
録音会場:神奈川県立相模湖交流センター
録音日:2021 年11 月2 日-4 日 録音フォーマット:DXD

かへろかへろと – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

【TOWER RECORDS ONLINE】

初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~/ RESPECT RECORD

お正月、慶事には最適の一枚!
上原潤之助、米谷和修、梅屋喜三郎
「初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~」

三味線、笛、鳴物──和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤!
見事なアンサンブルが、至福のひとときをお届け致します。

純邦楽で、おめでたい時のアルバムと言えば、琴が定番であり、琴をメインに据えたアルバムは数多あります。本作は三味線、笛及び能管、鳴物による演奏であり、また、収録曲にも工夫を凝らし、従来の「おめでたいアルバム」とは違う、新機軸を打ち出した意欲作です。
収録曲は、お正月を始め、慶事に最適な端唄を中心に選曲しました。これぞお正月と言える、笛と、鳴物の囃子から賑やかに始まる「初出見よとて」。笛の音がお正月気分を盛り上げる「獅子は(せんほんかいな)」。清々しいウグイス笛の鳴き声が聞こえる「初音聞かせて」「梅にも春」。今にも獅子舞が出て来そうな「四丁目」「屋台」。本来は歌が入る端唄の曲を、インストにアレンジすることにより、曲そのものが持つ雰囲気を、より明確に際立たせました。
アルバムは、新春に爽やかなひとときを告げる、鶯の鳴き声からスタートし、心晴れ晴れとする、おめでたい楽曲が続きます。思わず「浅草詣り」や、「お伊勢参り」に出掛けたくなります!
長く愛聴して頂ける、おめでたいアルバムの登場です。
なお、ジャケットは、朝日新聞のbeに連載され、話題になった小池真理子氏のエッセイ「月夜の森の梟」の挿絵でも注目された、横山智子氏による、今作のための、書き下ろしオリジナル絵画です。(発売・販売元 提供資料)

ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」、ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)/TOWER RECORDS DEFINITION SERIES

フィラデルフィア管弦楽団の黄金時代を引き継いだ垂涎の録音!
密度感の高いムーティと伝統オケとの競演。アナログ録音末期の優秀録音!
新規で本国オリジナル・アナログ・マスターテープより復刻。新規解説付。世界初SACD化

これら2曲はムーティがオーマンディの後を継いでフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任する以前の1978年の録音ですが、既に名人集団を統制しつつもムーティらしい濃厚な音楽に溢れた極上の名演が聴き取れます。
旧EMIによるアナログ末期の録音は今回の高音質化により一層引き立てられました。
まさにオーマンディ時代を継承する黄金サウンドであり、演奏・録音共に最上の音色に仕上がっています。超優秀録音盤を世界初SACD化。
今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。
新規解説付。永久保存盤です。(タワーレコード)

【TOWER RECORDS ONLINE】

石川さゆり「Transcend」/石川さゆり Stereo Sound

名曲「津軽海峡・冬景色」「天城越え」をジャズアレンジで新録!
歌手活動50周年記念アルバム『Transcend』
石川さゆり初のSACDリリース

1973年にデビューした石川さゆり歌手活動50周年を記念して制作されたNewアルバム『Transcend』

本作は、石川さゆりのボーカリストとしての魅力を最大限に伝えるべく、“より良い音“にこだわり、贅を尽くした制作体制がとられているのが大きな特徴のひとつです。

膨大なレパートリーの中から石川さゆりの代表曲6曲を厳選し、3曲を豪華ビッグバンド、3曲を大編成ストリングスオーケストラによる新アレンジ・新録音で収録した作品。

石川さゆり:Transcend(シングルレイヤーSACD)【予約商品・3月31日より順次発送予定】 レコードショップ ステレオサウンドストア (stereosound-store.jp)

ロマンティック/King International 2023年03月19日

ロマンティック
世界的コントラバス奏者 池松宏
直球勝負の新譜の登場!
圧倒的な歌に満ちた音楽
コントラバスとは思えない音、そしてテクニック世界的コントラバス奏者、池松宏。東京都交響楽団首席奏者として、また、サイトウ・キネン・オーケストラや紀尾井ホール室内管弦楽団等のメンバーおよび、室内楽、ソロ等で活躍する傍ら、東京藝術大学教授、国立音楽大学客員教授を務め後進の指導にもあたるなど、誰もが認める、日本の音楽界を代表する世界的コントラバス奏者です。

池松宏が、直球勝負でありながら、こだわりのある選曲の新譜をリリースします。
シューマンのヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調にはじまり、アルペジョーネ・ソナタ、そして、大コントラバス奏者のクーセヴィツキーが編曲したヴォカリーズ。
コントラバスのオリジナル曲で、池松にとって大切過ぎて今まで録音できなかった作品と語る「エレジー」、そして、伴奏のメロディが好きで、これまでに何度となく演奏してきているR.シュトラウスの「あした!」という、充実のリサイタルのようなプログラムです。

ディスク冒頭のシューマンの熱い歌から一気に池松の音楽に引き込まれます。コントラバスであることを忘れさせるテクニックと音色、そして音楽は圧巻。アルペジョーネ・ソナタでは坂野のピアノの美しい音色も冴える中、池松の歌がしみわたります。
小品3篇は、どれも密度の濃い世界が展開されており、コントラバスという楽器を超えた、池松の音楽が開花しています。

ピアノには、池松のデビュー・リサイタルで共演して以来信頼を寄せる坂野伊都子を迎えました。密度の濃いアンサンブルにも注目です。
(1/2)(キングインターナショナル)

マーラー: 交響曲第2番「復活」/Warner Classics 2023年04月28日(LPレコード)

マーラー: 交響曲第2番「復活」<限定盤>

オリジナル・マスターテープより、2023年最新リマスター音源によって、180gアナログLP盤として数量限定生産!

マーラーとの出会いのきっかけともなったこの作品をクレンペラーは大切にし、戦後、各地で何度もとりあげていました。
それらの多くは評判となりましたが、特にこの旧EMIへのセッション録音は、充実した内容という名高い名盤の1枚です。

第1楽章の冒頭から気迫に満ち、執拗なまでのコントラバスへのこだわりが有無を言わせぬ迫力を生み出す第1主題部を形成、第2主題部では無用な感傷を排して透明な美感を表出し、それらの明確なコントラストとリズム処理により、推進力に富む力強い音楽を展開。
第2楽章では、後半、ピツィカートに導かれる叙情的な部分でのあたたかな音楽にクレンペラーの作品への愛情が感じられるほか、錯綜としがちな長大な第5楽章では、骨太な表現で一貫、シンフォニックなまとまりの良さで作品を見事に仕上げています。

2023年のクレンペラー没50年を記念して、この名盤をオリジナル・マスターテープより、2023年最新リマスター音源によって、180gアナログLP盤として数量限定生産致します。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

エリー・アーメリング~バッハ・エディション<限定盤>/Australian Eloquence/Decca 2023年03月下旬

エリー・アーメリング~バッハ・エディション<限定盤>

祝90歳記念。「完璧なバッハ・ソプラノ」によるバッハ声楽曲集。CD20枚組BOXセット

オランダのソプラノ歌手エリー・アーメリングが今年(2023年)90歳を迎えます。それを記念して、アーメリングがデッカとフィリップスに行ったバッハ録音が初めてまとめて発売されます。CD20枚組BOXセット。限定盤。

アーメリングは『グラモフォン』誌に「最も完璧なバッハ・ソプラノ」と称えられました。

エルネスト・アンセルメ、レイモンド・レッパード、カール・ミュンヒンガー、ヘルムート・ヴィンシャーマンの指揮による13曲のカンタータ、マタイとヨハネの受難曲、ロ短調ミサ曲の他、『クリスマス・オラトリオ』は1966年にミュンヒンガーと、1972年にオイゲン・ヨッフムと録音を行っています。また、珍しいBWV235と236のミサ曲も収録されています。

オリジナル・ジャケット仕様。ブックレット付き。2022年7月にアーメリングの自室で行われた新しいインタビューを基に書かれたオランダの批評家Rene Seghersのエッセーでは、バッハにおけるアーメリングの芸術性が再評価されています。アーメリング自身もこのセットへ寄稿し、偉大なバッハの声楽曲を愛する人すべてに向けてその魅力を伝えています。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)