MYUtakasaki

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オーディオ誌 優秀録音

The Dark Side Of The Moon (50th Anniversary) [2023 Remaster]

e-onkyoから『狂気』50周年を記念したハイレゾ・リマスター版。長年ピンク・フロイドの音を司ってきたジェームス・ガスリーによる2023年最新リマスタリングが販売開始。

The Dark Side Of The Moon (50th Anniversary) [2023 Remaster] – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

狂気-50周年記念SACDマルチ・ハイブリッド・エディション<完全生産限定盤>も販売開始されます。

【TOWER RECORDS ONLINE】
手持ちのCDとe-onkyoからダウンロードした Remaster(flac 192kHz/24bit)を比較してみました。

曲名は4トラック目のTime.

CDはラウドネス(音圧レベル)が-20+、ピークが-8。ダウンロード版はラウドネスが-8、ピークが-2。

一聴して音圧が上がっていることが判ります。

f特はCDの高域が22KHz止まりですが、ダウンロードは40KHzまで伸びてます。

ベル等の鳴り物の余韻あり、空間も広がってます。

S/Nの向上とメリハリも増してます。

f特画像(黄緑がCD 白がダウンロード版)

波形:CD

波形:ダウンロード版

 

初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~/ RESPECT RECORD

お正月、慶事には最適の一枚!
上原潤之助、米谷和修、梅屋喜三郎
「初春~和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤~」

三味線、笛、鳴物──和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤!
見事なアンサンブルが、至福のひとときをお届け致します。

純邦楽で、おめでたい時のアルバムと言えば、琴が定番であり、琴をメインに据えたアルバムは数多あります。本作は三味線、笛及び能管、鳴物による演奏であり、また、収録曲にも工夫を凝らし、従来の「おめでたいアルバム」とは違う、新機軸を打ち出した意欲作です。
収録曲は、お正月を始め、慶事に最適な端唄を中心に選曲しました。これぞお正月と言える、笛と、鳴物の囃子から賑やかに始まる「初出見よとて」。笛の音がお正月気分を盛り上げる「獅子は(せんほんかいな)」。清々しいウグイス笛の鳴き声が聞こえる「初音聞かせて」「梅にも春」。今にも獅子舞が出て来そうな「四丁目」「屋台」。本来は歌が入る端唄の曲を、インストにアレンジすることにより、曲そのものが持つ雰囲気を、より明確に際立たせました。
アルバムは、新春に爽やかなひとときを告げる、鶯の鳴き声からスタートし、心晴れ晴れとする、おめでたい楽曲が続きます。思わず「浅草詣り」や、「お伊勢参り」に出掛けたくなります!
長く愛聴して頂ける、おめでたいアルバムの登場です。
なお、ジャケットは、朝日新聞のbeに連載され、話題になった小池真理子氏のエッセイ「月夜の森の梟」の挿絵でも注目された、横山智子氏による、今作のための、書き下ろしオリジナル絵画です。(発売・販売元 提供資料)

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集/Arcana(Astree)長岡鉄男の外盤A級セレクション(再発)

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集
パウル・バドゥラ=スコダ

【Astreeレーベルの名盤がArcanaより再登場!】
2019年9月、惜しまれつつ亡くなったバドゥラ=スコダ自身が生前楽しみにしていたという復刻企画が、結果的には追悼盤としてリリースされます。1978年から80年代いっぱいをかけてAstreeレーベルからリリースされたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。ベーゼンドルファーを使用した1969-70年録音の全集と違い、この録音では7種類のベートーヴェンの時代のフォルテピアノを弾き分けているのが特徴。使用されたのはアントン・ヴァルターのハンマークラヴィーアを除き、全てバドゥラ=スコダ自身のコレクション(当時)であり、復元楽器ではなくオリジナルであるという点でもたいへん貴重です。録音に使用された19世紀末の歴史的建造物の響きを程よくひろい、オリジナル楽器ならではのアクション音と、倍音を多く含む端正で小気味よい音色、エネルギッシュな表現をダイナミックに記録した録音が故長岡鉄男氏に激賞されたアルバムです。
※DISC9、トラック4(ソナタ第32番第1楽章)6分3秒の右チャンネルに、マスターテープに起因する極僅かな音の欠落がございますが、レーベルとバドゥラ=スコダ氏のご遺族が確認の上、オリジナルのままでのリリースとなります。ご了承ください。(ナクソス・ジャパン)

【TOWER RECORDS ONLINE】

stereo誌 2023.01月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集

ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集

五嶋みどり、デビュー40周年を機に、満を持しての名曲の集大成録音完成!!

米国をベースに世界的に活躍を続ける五嶋みどりが、2020年に発表した「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲)」(WPCS-13834)に続けて、ヴァイオリン音楽作品として頂点に位置付けられる名曲、ベートーヴェンのソナタ全10曲をまとめた最新作『ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集(10曲)』を完成させた。来日公演に合わせ、日本のみSACDハイブリッド盤による先行発売が実現した。

ベートーヴェンの初期~中期にかけて作曲された全10曲は、ヴァイオリンとピアノの表現力の位置づけやバランス感覚の音楽史的な変遷をたどる意味合いを持ち、それだけにヴァイオリニストとパートーナーとなるピアニストのコンビネーションが大事とされる。今回の録音では、多くの共演機会を持つティボーデとの共演が実現したことで、まさに万全のアンサンブルによる集大成録音が完成したといえるだろう。

*長時間収録により、機種によっては再生できない可能性がありますが、予めご了承下さい。(ワーナーミュージック・ジャパン)

バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー~ダンス・ミュージック 他/RCA Red Seal

アメリカの作・編曲家ロバート・ラッセル・ベネットによるバーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」。ベネットは名指揮者フリッツ・ライナーの委嘱により1942年に編曲したガーシュウィンの交響的絵画「ポーギーとベス」でその名を知られますが、「ウエスト・サイド・ストーリー」の劇中のダンス・シーンの音楽を集めたダンス・ミュージックでは、リズミカルで華麗に演奏を繰り広げ、その世界を見事に描き出します。ボーナストラックとして、アーサー・フィードラー、ジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップスの演奏、ジョシュア・ベルによる組曲など、アレンジによって新たな魅力が光るトラックを収録。オーケストレーションの妙技に注目のアルバムです。1と2は日本初CD化。(ソニー・ミュージック)

【TOWER RECORDS ONLINE】

ベートーヴェン、ストラヴィンスキー: ヴァイオリン協奏曲/Warner Classics

ベートーヴェン、ストラヴィンスキー: ヴァイオリン協奏曲

ヴィルデ・フラングの2つの対照的な作品を並べることで、新しい文脈と光を発見させた新解釈による演奏

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、増田良介 氏による書き下ろし日本語解説書付き

「ベートーヴェンの協奏曲は圧倒的な力の一部です。それは音楽以上のもので、その次元はほとんど宇宙のように感じます。この協奏曲の力は、何度も何度も私を驚かせます。」と、ヴィルデ・フラングは言います。フラングはベートーヴェンの叙事詩的な作品と、ストラヴィンスキーのコンパクトなヴァイオリン協奏曲を並べており、18世紀のモデルに敬意を表しています。そして、室内楽的な特質でオーケストラとの絶え間ない対話を行っています。

ブレーメンのドイツ・カンマーフィルの首席客演指揮者で、冒険好きなヴァイオリニストのペッカ・クーシストが指揮を務め、ソリスト、指揮者、オーケストラとともに、ひとつの全てのことを成し遂げています。そして2つの対照的な作品を並べることで、新しい文脈と光を発見し、お互いの理解を深めるために相互に働き、それぞれが他方を明確にし、定義し、増幅させています。

ベートーヴェンの演奏は、「フラングの演奏は抑制されていない形で、ロマン主義の先端にある協奏曲の音の世界を理想的に捉えながら、ソロパートの18世紀の形式に敬意を払い、複雑なフレージングに新しい生命を吹き込みました。彼女はラルゲットを賛美歌ではなく狂詩曲と表現し、オーケストラとのソナタのような親密さを確立させ、優雅さ、繊細さで満たされた」と、賞賛されました。(ワーナーミュージック・ジャパン)

シューベルト: ピアノ・ソナタ集 D664、769a、894/Hyperion

シューベルト: ピアノ・ソナタ集 D664、769a、894
英国の名匠スティーヴン・ハフ新録音!
天性のシューベルティアンであるスティーヴン・ハフが、シューベルトの儚き音楽性に鋭敏に反応して創り上げる至高のピアノ・ソナタ集!イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの”Record of the Year”を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニストです。
2021年にシューマン(PCDA68363/CDA68363)、ショパン(OCDA68351/CDA68351)と、ロマン派の傑作アルバムを続けてリリースしクラシック・チャートを賑わしてきたスティーヴン・ハフが2022年にリリースする新録音は、前作のピアノ・ソナタ集(CDA67027)以来20数年ぶりとなったシューベルト・アルバム。ウィーン古典派からロマン派の幕開けを担った大作曲家フランツ・シューベルトの生誕225周年を祝うピアノ・ソナタ集は、
「ザ・グレート」や最後の弦楽四重奏曲などのランドマークを辿り、同じように広大な領域を探索する後期のト長調ソナタ D894(第18番)、小規模で優雅なイ長調ソナタ D664(第13番)、そして短い断片だけが残されたD769aのソナタによって、ユニークで素晴しいリサイタルが完成します。
天性のシューベルティアンであるスティーヴン・ハフが、シューベルトの儚き音楽性に鋭敏に反応して創り上げる至高のピアノ・ソナタ集にご期待ください!(東京エムプラス)

シェーンベルク: 月に憑かれたピエロ 作品21 (エルヴィン・シュタインによるピアノ・リダクション版)/MClassics

シェーンベルク: 月に憑かれたピエロ 作品21 (エルヴィン・シュタインによるピアノ・リダクション版)

世界初録音!ヴォーカルとピアノの二人によるシェーンベルクの傑作「月に憑かれたピエロ」。

作曲者の弟子であるエルヴィン・シュタインがヴォーカルとピアノのデュオに編曲した、シェーンベルクの傑作「月に憑かれたピエロ(ピエロ・リュネール)」の世界初録音です。ヴォーカルのほか、原曲では5名の器楽奏者(8つの楽器)という編成ですが、ピアノ1台のみによってキャラクターを際立たせ音楽的に描き分けるという、演奏者にとって高難度な作品となっています。ソプラノの工藤あかねとピアノの廻由美子のデュオは、この作品に真摯に向き合い、官能的で狂気性が露わとなる独特の世界観を作り上げています。最小編成であるからこそ得られる、最大限に解放される豊かな音楽を感じとることが出来るでしょう。原曲初演から110年を経て、録音されたデュオ版。要注目です。さらにカップリングには、服部良一の「蘇州夜曲」を収録。美しく霊妙な世界をぜひお聴き下さい。(1/3)(ナクソス・ジャパン)

ブルックナー: 交響曲第9番/Channel Classics

ブルックナー: 交響曲第9番

イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管によるブルックナー第9!

2012年に録音された交響曲第7番以来の、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団によるブルックナーに第9番が登場。
ブルックナーがこの作品の第3楽章を書き上げた時に70歳だったことから、「自分が70歳の誕生日を迎えるまでこの作品は録音しない」と決めていたというフィッシャー。2021年1月に70歳を迎え、満を持してこの大作に臨みました。彼は過去に試みられた様々な補筆完成の動きに敬意を表しながらも、「第3楽章終結の、終わりなく続くかと思われるホルンの音はあたかも作曲者の最後の息のようだし、もうこれ以上語ることは無いと感じさせる」として、3つの楽章で作品は完結していると解釈。ブルックナー自身がこの作品の総譜に書き込んだ「わが愛する神に」という献辞に引っかけ、この録音を「わが愛するブルックナーに捧げる」と、深い思い入れを語っています。演奏の方は、緩急織り交ぜたメリハリのあるテンポ設定に加え、管と弦との対比を鮮明にどのパートも大きな表現を伴ってよく歌わせており、結果ヴァイオリンの両翼配置も効果的なものとなって、ダイナミックでありながら雄大な美しさを湛えた、たいへん聴き応えのある仕上がりとなっております。これらを最大限楽しむことの出来るSACDハイブリッドでの発売も嬉しいところ。彼らの大作録音を心待ちしていたファンの期待に大いに応えるアルバムといえるでしょう。

国内仕様盤日本語解説…石原勇太郎(ナクソス・ジャパン)

シューベルト: 未完成、ザ・グレイト/Alia Vox

シューベルト: 未完成、ザ・グレイト
サヴァールならではのシューベルトに対するまなざしと洞察
真のシューベルトがここに!サヴァールが、初のシューベルト・アルバムをリリースします!ベートーヴェン(AVSA9937(第1-5番)および9946(第6-第9))で世界中に、まさに新しく生まれたばかりのようなフレッシュなベートーヴェンの交響曲を届けてくれたサヴァール。このシューベルトも、名演名盤ひしめく作品ですが、サヴァールならではの楽譜や作曲家へのまなざしに裏打ちされた、ほかにはないシューベルトとなっています。音楽史を生きてきたともいえるサヴァールとル・コンセール・デ・ナシオンの面々の耳と経験と感性が、まさにシューベルトの楽譜の生々しい筆跡やインクのにおい、あるいはシューベルトの体温までもが感じられるような、「生まれたて」の演奏が展開されています。当時の空気のにおいや当時のオーケストラの熱気が伝わってくるような、実に鮮烈かつ不思議なシューベルトとなっています。
サヴァールは、タイトルを「Transfiguration(変容)」としたことについて、シューベルトが書いた短い詩のようなテキスト「私が愛について歌うと、それは苦しみになってしまう。私が苦しみについて歌うと、それは愛となる」に触れ、シューベルトの音楽の内的・精神的世界の底知れない広さと、シューベルトの筆が生み出した奇跡のような音楽に驚かされない瞬間はない、と語っています。そうしたサヴァールの思いや発見、気づき、ひらめきと、そうしたものを実際に音にのせて響かせることの巧みさに、聴き手もまた驚かされ、感動するのです。
(キングインターナショナル)