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stereo誌 2023.08月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

stereo誌 2023.08月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

エマニュエル・パユによる、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による魅力的な曲で構成された作品集

ベルリン・フィル首席であり、名実ともに現代フルート界のトップに君臨するエマニュエル・パユが、新しいソロ・アルバムに選んだ作品は、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による、1840年から1860年の間に書かれた作品をフルートで演奏したもの。その当時フルートは人気にもかかわらず、フルート用に書かれた室内楽はあまりありませんでした。このアルバムには、ロベルト・シューマンの「3つのロマンス Op. 94」は、もともとはオーボエのために書かれたもので、1950年にジャン=ピエール・ランパルによって編曲され、その後、フルート奏者にとって重要なレパートリーのひとつになりました。こうした歌曲や他の楽器のための作品を、パユの甘美で印象的な音色には、ロマティックさとともに弱音から奏でられる淡い独自の絶品な表現力があります。「私はモザイク画を大きくするよりも、緻密さを追求したい」と語っているとおり、パユが描いた音楽そのものがこのアルバムに散りばめられています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
日本語解説書には、ランパル協会会長のドゥニ・ヴェルーストによる作品解説の日本語訳、木幡一誠氏による書き下ろし解説を掲載(ワーナーミュージック・ジャパン)

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