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stereo誌 2024年012月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/パリの鐘の音 ルイ・クープラン作品集

パリの鐘の音 ルイ・クープラン作品集
上尾直毅

ため息が出るほど美しく豊かな音色
上尾が魂をこめて響かせるルイ・クープラン

日本屈指のチェンバロ奏者、ルイ・クープラン作品(と考えられている作品)集。これらの作品を伝える2つの重要な手稿譜には「Mr.Couperin」としか書かれていませんが、様々な推測からルイのものと考えられています。「パリの鐘」はルイがオルガンのために書いた作品で、ここで上尾はダンパーがかからないようにする機能が備わったチェンバロ(ルイの時代にはこうした機能を持つチェンバロは存在していません)を用いて演奏。やわらかさをそこなわず、華やかさも加わった音色がたのしめます。チェンバロ(クラヴサン)という楽器をリュートの延長線上にあるものとしてとらえたルイが書いた楽曲を、上尾が魂をこめて奏でます。豊かな響きをあまさずとらえた録音もまた魅力的です。

Waon Records | WAONCD-580

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stereo誌 2024年011月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/細川俊夫: 明暗 ~ サクソフォン作品集

細川俊夫: 明暗 ~ サクソフォン作品集
大石将紀 、 宮田まゆみ 、 イルゼ・エーレンス 、 吉野直子 、 大宅さおり 、 葛西友子

日本語解説付き!大石将紀が吹く細川俊夫のサクソフォン作品集!

ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品を生み、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家、細川俊夫(b.1955)。これまでもKairosレーベルから様々な作品集がリリースされてきた細川俊夫によるサクソフォンのための作品集を、ソリストや東京現音計画のメンバーなどとして幅広く活躍し、細川俊夫が「最も信頼し、尊敬する音楽家」と語るサクソフォニスト、大石将紀がレコーディングしました。宮田まゆみ、イルゼ・エーレンス、吉野直子、大宅さおり、葛西友子という共演メンバーの充実ぶりにも注目。細川俊夫自身による日本語解説付きです。(東京エムプラス)

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stereo誌2024年11月号 今月の変態ソフト選手権!/LESSONS OF THE SKY

LESSONS OF THE SKY -北方寛丈, P.クレストン, R.ロジャース, 他 / 林田和之(sax), 北方寛丈(p), フェロー・サクソフォーン・カルテット

サックス界に新たな風を巻き起こす注目のデビューアルバム!
ソロ、室内楽の演奏をはじめ、雲井雅人サックス四重奏団のメンバーとして活躍している林田和之。注目のデビューアルバムは、ソプラノからバリトンまでの4本のサックスを使い、アメリカの作曲家の作品を中心とした、これまでのサックスのソロアルバムとは一味違います。ピアノで参加した北方寛丈の現代曲「TIME」や、アドリブが光るドビンズの「ソナタ」。四重奏で奏でる「ドラステック・メジャーズ」など豪華な一枚。高度なテクニックに加え深く心に溶け込む鮮やかな音色、まさに空へとむかうかのような爽快感に満ちた林田のサウンドに魅了されるでしょう。 [コメント提供;CAFUAレコード]

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stereo誌2024年11月号 今月の変態ソフト選手権!/タイラー・フュートレル: スターバト・マーテル

タイラー・フュートレル: スターバト・マーテル
ラーシュ=エーリク・テル・ユング 、 テルユングアンサンブル

スターバト・マーテルを作曲家タイラー・フュートレルが現代的に解釈。

SACDハイブリッド盤。タイラー・フュートレルは、オスロを拠点に活動し、さまざまなスタイルと要素による作品を発表しているアメリカの北カリフォルニア出身の作曲家。ニューイングランド音楽院でリー・ハイラ、王立デンマーク音楽アカデミーでベント・サーアンセン、ウィーン国立音楽大学でミカエル・ジャレルに学び、オスロに移ってノルウェーの市民権を取得しました。ミュジーク・コンクレート、宗教音楽由来のミニマリズム、後期ロマンティシズム、スペクトル音楽、形式主義、現代の舞踊と劇場音楽と、多彩な影響とインスピレーションを受けて作曲。フュートレルの作品は、ノルウェー・ソリスト合唱団、トロンハイム・ソロイスツ、BIT20、テレマルク室内管弦楽団、アテラス・シンフォニエッタなど、各国のアンサンブルによって演奏されてきました。(キングインターナショナル)

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stereo誌2024年11月号 今月の変態ソフト選手権!/Za Gorami

Za Gorami
Alice Zawadzki 、 Misha Mullov-Abbado 、 Fred Thomas

ポーランド系英国人シンガーソングライター/ヴァイオリニスト、アリス・ザワツキ、ロンドンで活躍するピアニストのフレッド・トーマス、ベーシストのミーシャ・ムロフ=アバドによるトリオ・デビュー作。

自由で流れるようなインタープレイと流動的な構成で、さまざまなソースのフォーク・イディオムを融合させている。トラッド、室内楽、即興、アコースティック・ジャズなど、独自のスタイルを持つこのトリオは、独自のスタイルを持つこのトリオは、本作でその全領域を魅惑的に表現している。グスターボ・サンタオラージャの”Sueltate Las Cintas”やシモン・ディアスの”Tonada De Luna Llena”の印象的な演奏とともに、ラディーノの伝統的な曲を聴くことができる。タイトルにもなっているポーランドの伝統曲「Za Gorami」は、ザヴァツキによる痛烈な解釈で演奏され、ルネサンス時代の作品「Je Suis Trop Jeunette」は、フレッド・トーマスがジェイムス・ジョイスの「Gentle Lady」をモノディにインスパイアされたセッティングで同族の精神を見出した。
このアルバムはルガーノのオーディトリオ・ステリオ・モーロで録音され、マンフレート・アイヒャーによるプロデュース。

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Za Górami, Alice Zawadzki – Qobuz

タワレコ企画・選曲による集大成的ベスト・オブ・ベスト『BEAUTIFUL JAZZ Ultimate 30 Best Tunes』

“セント・トーマス”、“ワルツ・フォー・デビイ”etcジャズの名曲・名演満載!ジャズ史に残る名演から穴場的な名演までを凝縮!
『Beautiful Jazz Piano』『Emotional Jazz Saxophone』『Heartful Jazz Trumpet』『Splendid Jazz Guitar』等、楽器別のベストな音源をタワーレコードが企画・選曲したNOT NOWの人気コンピレーション・シリーズからベスト・オブ・ベスト30曲をチョイスした、タワーレコード限定販売の究極の2枚組ジャズ・コンピレーションが誕生!(タワーレコード)

試聴会のデモ用でメーカーさんにお薦め。

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stereo10月号「音の見える部屋オーディオと在る人」

今月の人:上野和博さん(長岡先生のアシスタント仲間が紹介されました)

「長岡鉄男さんが亡くなってどれくらい経ったのだろう。ネットでちょちょっと調べてみたら、なんと24年も経っていた。そこまで時間が経過しているのに、本誌にはちょくちょく名前を見かけるし、関連書籍だって出版され続けている。いかに長岡さんが大きな人であったか、大昔の読者時代よりもよくわかる。
上野和博さんは長岡さんに信奉し、方舟までも自宅に作ってしまった。いきなり『方舟』と書いたが、オーディオ好きなら誰だってわかっているはずと書き手を楽観させるのも長岡さんのすごさだ。『自ら設計し命名した五角形のシアタールームのこと』みたいな説明をしたら無粋だろう。…」

stereo誌 2024年09月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/THE PUNCKES DELIGHT~英国音楽の黄金期のソロ・ヴィオール音楽

THE PUNCKES DELIGHT~英国音楽の黄金期のソロ・ヴィオール音楽
サヴァールのソロ名盤(長岡鉄男の外盤A級セレクションNo.206)
驚くべき表現と変化に満ちた1枚がSACD Hybirdで登場!

1979年録音の「リラ=ヴィオールのためのレッスン」というタイトルでASTREEからリリースされた名盤が、ALIA VOX からSACDイブリッド盤で登場!このアルバムは、ウィリアム・コーキンとアルフォンソ・フェッラボスコ2世が17世紀初頭に作曲した作品の決定盤として名高いもの。サヴァール単身のソロ・アルバムで、サヴァールの底知れぬ音楽世界があますところなくとらえられた名録音です。1曲1曲、豊かな情景が広がる演奏で、ふくよかな歌からリズミカルな舞曲のような作品まで、ひとつの楽器から驚くほどに幅広い音色と表現が広がります。コーキンの作品の美しいメロディ、エリザベス1世に仕えたフェッラボスコ2世の作品の深淵なる世界、いずれも驚きと変化に満ちています。(キングインターナショナル)