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stereo誌 2022年10月号 ステレオディスクコレクション 今月の話題盤(ジャズ)/ザ・ソング・イズ・ユー

stereo誌 2022年10月号 ステレオディスクコレクション 今月の話題盤(ジャズ)/ザ・ソング・イズ・ユー

ザ・ソング・イズ・ユー

イタリアを代表するトランぺッター、エンリコ・ラヴァとブラッド・メルドーが指示したことでも知られる叙情的な演奏が魅力のピアニスト、フレッド・ハーシュによる初のデュオ・アルバムがECMから登場。

1939年トリエステ生まれで60年代からヨーロッパ・ジャズ界で最も才能あるソリストの一人として地位を確立し、チェット・ベイカーやマイルス・デイヴィスなどカリスマ的な人物に影響を受けつつも、アヴァンギャルドな方向へ進み、ガト・バルビエリ、ドン・チェリー、マル・ウォルドロン、スティーブ・レイシーから、NYへの移住後はロスウェル・ラッド、マリオン・ブラウン、セシル・テイラー、カーラ・ブレイなど、他の実験音楽家とコラボレーションなども積極的に行い、その詩的な表現、叙情的で痛烈なソノリティなど音楽的冒険の中でも際立っているトランぺッター、エンリコ・ラヴァと、「フレッドに習っていなかったら今ピアノを弾いてなかっただろう」とブラッド・メルドーに言わせしめ、その美しい演奏が多くのジャズ・ファンを耳を捉えるアメリカのピアニスト、フレッド・ハーシュによる初のデュオ・アルバム。

2021年11月、スイスのルガーノで録音。アントニオ・カルロス・ジョビン、ジェローム・カーン&オスカー・ハマースタインII世による表題曲含むスタンダード、モンクのほかラヴァ、ハーシュのオリジナル、2人の共作などにも取り組んだ多くのジャズ・ファンに喜ばれるような意欲作。(発売・販売元 提供資料 )

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