2人のジャズジャイアンツ、唯一残る未発表ライヴを作品化!バルネ・ウィランとテテ・モントリュー、2人のジャズ・ジャイアンツによる未発表ライヴ盤!
1988年2月12日フランス・グルノーブルで行われたバルネ・ウィランとテテ・モントリューの唯一残る未発表ライヴを作品化!
ワンホーンで数々のスタンダードを浪漫あふれる演奏で奏でた記録。ライナーノーツに加え、初公開となるパフォーマンスの模様を収めた写真入り!です。(発売・販売元 提供資料 )
〈XRCDの特徴〉
CDプレーヤーで再生できる後続の高音質規格としてはSHM-CD、Blu-spec CD、UHQCDがありますが、これらは盤自体の素材を変えて音質の向上を目指したもの。それに対しXRCDは素材を変えるのではなく、音造り自体に特別な製法を用いた規格であることが特徴です。マスタリングからプレスに至るまですべての工程はビクター社内に整備された「XRCD専用」の製造ラインで行われ、徹底した厳しい品質管理を経て商品化。まさに門外不出の規格であり、他とは一線を画した、まったく特別な存在として認識されるべきものだと言えましょう。(キングインターナショナル)
トップ・ヴァイオリニスト、庄司紗矢香の新プロジェクト。
ジャンルカ・カシオーリとの渾身のモーツァルト。
ヨーロッパを拠点にワールドワイドな活動を続ける庄司紗矢香の4年ぶりのニュー・アルバム。かつて「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ」全曲録音を共に成し遂げたピアニストのジャンルカ・カシオーリと再びタッグを組み取り組む新プロジェクトは「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ」。
コロナ禍でコンサート活動がままならなかった時期に庄司はモーツァルトをはじめとする18世紀の古典の文献を丹念に研究。その成果を実際の演奏で表現すべく、2022年5月にカシオーリとイタリア・モンドヴィの教会「Sala Ghislieri」にてレコーディングしました。当時の古典派の楽器に倣い、庄司はガット弦とモーツァルト時代のクラシック弓を使用し、カシオーリはフォルテピアノを演奏。(ユニバーサル・ミュージック)
最新録音!
充実の濱田芳通による「笛の楽園」
第53回(2021年度)サントリー音楽賞を受賞した濱田芳通。今や円熟期を迎えた古楽器集団アントネッロのリーダーにして世界最高のリコーダー、コルネット奏者である彼が、「リコーダーの旧約聖書」といわれるファン・エイクの「笛の楽園」を最新録音。
ヤコブ・ファン・エイク(1590頃-1657)はオランダの作曲家。1646-54年に刊行された「笛の楽園」は約150曲から成り、リコーダー音楽のなかでも特に重要な作品のひとつ。大半が無伴奏で、多くは当時の流行歌や民謡、舞曲に基づき、エンターテイメント性も兼ね備えた曲集でした。リコーダーを学ぶ人のみならず観賞曲としても魅力的なメロディや巧みな描写を楽しめます。
リサイタルやディスクで数曲が彩を添える材料のように奏されることが多いものの、近年は全曲演奏・録音に挑む名手が現れています。そのなか濱田芳通が満を持して録音を開始。リコーダーという単声の楽器ながら、濱田ならではの活気と新鮮さで神業のように自在な世界を繰り広げます。これまでも聴衆を釘付けにしてきましたものがディスクで登場。
濱田の超絶的テクニックと表現力によればどの曲も引き込まれますが、楽譜を仔細に研究のうえリコーダーも数種使い分け、コルネットも用いています。また曲よってはリュートの伴奏を付け、典雅な音世界を作り上げます。
ルネサンス音楽は学問の世界のような印象を持たれがちですが、濱田の音楽は当時の人々の楽しみが活き活きと蘇るようなエネルギーとオーラに満ち、目から鱗が落ちます。
(キングインターナショナル)
五嶋みどり、デビュー40周年を機に、満を持しての名曲の集大成録音完成!!
米国をベースに世界的に活躍を続ける五嶋みどりが、2020年に発表した「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲)」(WPCS-13834)に続けて、ヴァイオリン音楽作品として頂点に位置付けられる名曲、ベートーヴェンのソナタ全10曲をまとめた最新作『ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集(10曲)』を完成させた。来日公演に合わせ、日本のみSACDハイブリッド盤による先行発売が実現した。
ベートーヴェンの初期~中期にかけて作曲された全10曲は、ヴァイオリンとピアノの表現力の位置づけやバランス感覚の音楽史的な変遷をたどる意味合いを持ち、それだけにヴァイオリニストとパートーナーとなるピアニストのコンビネーションが大事とされる。今回の録音では、多くの共演機会を持つティボーデとの共演が実現したことで、まさに万全のアンサンブルによる集大成録音が完成したといえるだろう。
*長時間収録により、機種によっては再生できない可能性がありますが、予めご了承下さい。(ワーナーミュージック・ジャパン)
ポスト・コロナ・パンデミック時代を迎え、新たな頂点を目指すジャズ界の超長寿バンド、イエロージャケッツ、クァルテット・メインにフォーカスした注目の原点回帰作品!
1981年のフュージョン・ブームの最中にラッセル・フェランテを中心に結成されたイエロー・ジャケッツは、昨年40周年を迎え、今、50周年を目指し新たなスタートを切ります。
本作は2021年12月に1ヶ月に及ぶ久々のヨーロッパ・ツアーの終了後、スタジオに入り、本作『Parallel Motion』は、録音されたもの。
パンデミックの自粛期間中、イエロージャケッツのメンバーは、オンラインでアイディアを交換したりプレイしたりしていましたが、本作ではツアーを経て対面で演奏できた歓びに満ち溢れた躍動的なプレイが繰り広げられています。
前作『Jackets XL』(2020年)はドイツのWDRビッグ・バンド、『Raising Our Voice』はブラジル出身のシンガーのルシアナ・ソーザとの共同プロジェクトでしたが、本作はデーン・アルダーソン(elb) が加入した2016年『Cohearence』以来の、クァルテット編成がメインの原点回帰作品です。
長年ジャズ/フュージョン・シーンを支えてきた、70代にさしかかるフェランテとボブ・ミンツァー(ts,ss,EWI)、60代のウィル・ケネディ(ds)、そして40代のオーストラリア出身のデーン・アルダーソンが、現代のリズム、メロディ・アプローチを導入し、新たな息を吹き込んでいます。
タイトルの”Parallel Motion”とは、並行する4人の音楽的個性が、インタラクティヴに交錯する瞬間を象徴しています。グラミー賞に5度ノミネートされたシンガー、ジーン・ベイラーを、フェランテのスピリチュアルなオリジナル”If You Believe” で、フィーチャー。ベイラーは、アーシーなゴスペル・フィーリングを醸し出します。
ポスト・コロナ時代の、ルネッサンスのような芸術の満開を予感させる一枚です。(発売・販売元 提供資料)
アメリカの作・編曲家ロバート・ラッセル・ベネットによるバーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」。ベネットは名指揮者フリッツ・ライナーの委嘱により1942年に編曲したガーシュウィンの交響的絵画「ポーギーとベス」でその名を知られますが、「ウエスト・サイド・ストーリー」の劇中のダンス・シーンの音楽を集めたダンス・ミュージックでは、リズミカルで華麗に演奏を繰り広げ、その世界を見事に描き出します。ボーナストラックとして、アーサー・フィードラー、ジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップスの演奏、ジョシュア・ベルによる組曲など、アレンジによって新たな魅力が光るトラックを収録。オーケストレーションの妙技に注目のアルバムです。1と2は日本初CD化。(ソニー・ミュージック)
ヴィルデ・フラングの2つの対照的な作品を並べることで、新しい文脈と光を発見させた新解釈による演奏
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、増田良介 氏による書き下ろし日本語解説書付き
「ベートーヴェンの協奏曲は圧倒的な力の一部です。それは音楽以上のもので、その次元はほとんど宇宙のように感じます。この協奏曲の力は、何度も何度も私を驚かせます。」と、ヴィルデ・フラングは言います。フラングはベートーヴェンの叙事詩的な作品と、ストラヴィンスキーのコンパクトなヴァイオリン協奏曲を並べており、18世紀のモデルに敬意を表しています。そして、室内楽的な特質でオーケストラとの絶え間ない対話を行っています。
ブレーメンのドイツ・カンマーフィルの首席客演指揮者で、冒険好きなヴァイオリニストのペッカ・クーシストが指揮を務め、ソリスト、指揮者、オーケストラとともに、ひとつの全てのことを成し遂げています。そして2つの対照的な作品を並べることで、新しい文脈と光を発見し、お互いの理解を深めるために相互に働き、それぞれが他方を明確にし、定義し、増幅させています。
ベートーヴェンの演奏は、「フラングの演奏は抑制されていない形で、ロマン主義の先端にある協奏曲の音の世界を理想的に捉えながら、ソロパートの18世紀の形式に敬意を払い、複雑なフレージングに新しい生命を吹き込みました。彼女はラルゲットを賛美歌ではなく狂詩曲と表現し、オーケストラとのソナタのような親密さを確立させ、優雅さ、繊細さで満たされた」と、賞賛されました。(ワーナーミュージック・ジャパン)
世界初録音!ヴォーカルとピアノの二人によるシェーンベルクの傑作「月に憑かれたピエロ」。
作曲者の弟子であるエルヴィン・シュタインがヴォーカルとピアノのデュオに編曲した、シェーンベルクの傑作「月に憑かれたピエロ(ピエロ・リュネール)」の世界初録音です。ヴォーカルのほか、原曲では5名の器楽奏者(8つの楽器)という編成ですが、ピアノ1台のみによってキャラクターを際立たせ音楽的に描き分けるという、演奏者にとって高難度な作品となっています。ソプラノの工藤あかねとピアノの廻由美子のデュオは、この作品に真摯に向き合い、官能的で狂気性が露わとなる独特の世界観を作り上げています。最小編成であるからこそ得られる、最大限に解放される豊かな音楽を感じとることが出来るでしょう。原曲初演から110年を経て、録音されたデュオ版。要注目です。さらにカップリングには、服部良一の「蘇州夜曲」を収録。美しく霊妙な世界をぜひお聴き下さい。(1/3)(ナクソス・ジャパン)
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管によるブルックナー第9!
2012年に録音された交響曲第7番以来の、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団によるブルックナーに第9番が登場。
ブルックナーがこの作品の第3楽章を書き上げた時に70歳だったことから、「自分が70歳の誕生日を迎えるまでこの作品は録音しない」と決めていたというフィッシャー。2021年1月に70歳を迎え、満を持してこの大作に臨みました。彼は過去に試みられた様々な補筆完成の動きに敬意を表しながらも、「第3楽章終結の、終わりなく続くかと思われるホルンの音はあたかも作曲者の最後の息のようだし、もうこれ以上語ることは無いと感じさせる」として、3つの楽章で作品は完結していると解釈。ブルックナー自身がこの作品の総譜に書き込んだ「わが愛する神に」という献辞に引っかけ、この録音を「わが愛するブルックナーに捧げる」と、深い思い入れを語っています。演奏の方は、緩急織り交ぜたメリハリのあるテンポ設定に加え、管と弦との対比を鮮明にどのパートも大きな表現を伴ってよく歌わせており、結果ヴァイオリンの両翼配置も効果的なものとなって、ダイナミックでありながら雄大な美しさを湛えた、たいへん聴き応えのある仕上がりとなっております。これらを最大限楽しむことの出来るSACDハイブリッドでの発売も嬉しいところ。彼らの大作録音を心待ちしていたファンの期待に大いに応えるアルバムといえるでしょう。
国内仕様盤日本語解説…石原勇太郎(ナクソス・ジャパン)
漲る生命力!
ロウヴァリによるシベリウス第3弾は、難曲第3番と人気曲第5番の組み合わせ
世界各国で高い評価を得た第1番、第2番に続く、ロウヴァリとイェーテボリ響によるシベリウス交響曲全集の第3弾が登場。これまで第2番はレコード芸術誌2021年11月号「新時代の名曲名盤500」で同曲の第1位に、第1番は第2位に選出されています。今回はシベリウス転換期の重要作第3番と高い人気の第5番、そして第3番の前年に書かれた交響詩「ポヒョラの娘」を収録。これまでのアルバム同様、今回もテンポやダイナミクスの設定に個性的な解釈が聴かれますが、新鮮であると共に大きな説得力を持つことに驚かされます。
交響曲第3番はヘルシンキ郊外の豊かな自然に触発されたと言われる美しい作品ですが、その純朴な主題や展開は扱いがやや難しいところ。ロウヴァリは第1楽章冒頭の低弦から躍動的に歌わせ、その後も大きなメリハリを付けながら熱く迷いのない音楽を展開。それは、シベリウスの中後期交響曲の始まりとされるこの作品にの中にも息づく、初期作品に顕著であったロシア音楽の影響と、フィンランドの民族性を併せて強く認識させるものとなっています。また第5番はシベリウス自らの50歳を祝う演奏会のために作曲された祝典的な内容で、近年特に人気のある作品。ロウヴァリはここでもオーケストラをたっぷりと鳴らしてクライマックスを形作り、作曲家が、頭上を16羽の白鳥が旋回する様の美しさに触発されたと語った自然描写を雄大に描ききっています。何曲も書かれるうち、長さも楽器編成もどんどん小さく濃密になっていったシベリウスの交響曲に対して、比較的大規模な編成で書かれ続けた交響詩ですが、ここに収録された「ポヒョラの娘」も三管編成。フィンランドの民族抒情詩『カレワラ』に登場する英雄ワイナミョイネンと、彼が出会ったポヒョラの娘の物語を、ロウヴァリは活き活きと描いています。
国内仕様盤日本語解説…鈴木淳史(ナクソス・ジャパン)
緻密なアーティキュレーションが大きなうねりを生むベートーヴェン。
今ヨーロッパで熱い注目を浴びる指揮者アントネッロ・マナコルダ。トリノで生まれ、名手クレッバースやグッリに学んだヴァイオリニストとしてスタート。アバドの片腕としてマーラー室内管やルツェルン祝祭管のコンサートマスターとして活動後指揮者に転向。2011年からはカンマーアカデミー・ポツダム(KAP)首席指揮者として、この室内オケを瞬く間にヨーロッパ有数の団体へと成長させています。
弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力と歌心に富む演奏が繰り広げられ、弦楽パートを中心に精緻なアーティキュレーションが施されているのもヴァイオリニスト出身ゆえ。シューベルト、メンデルスゾーンの全曲演奏・録音を完成させてのベートーヴェン交響曲全集の第1弾で、2024年に完成予定。極めて情報量が多く作品が新たな輝きを放つかのようです。(ソニー・ミュージック)
待望のDG録音!近年再発見されているマーラーと同時代の天才作曲家、ハンス・ロットの交響曲第1番
日本でも近年高い人気を集めているが、録音が多く存在しない作曲家、ハンス・ロット。2019年は2月に神奈川フィル(川瀬賢太郎指揮)とN響(パーヴォ・ヤルヴィ指揮)が偶然同日の昼夜に本作を取り上げて話題になり、9月には読響(セバスティアン・ヴァイグレ指揮)が演奏し、「ロット祭り」の年となりました。
1858年にウィーンで生まれたハンス・ロットは、フリーの音楽家として苦闘した後、精神的な病に倒れ、25歳でこの世を去った作曲家です。
ロットの名は交響曲第1番ホ長調によって語り継がれ、バンベルグ交響楽団とその首席指揮者のヤクブ・フルシャによるこの待望の新録音では、ロットを中心に、ロットのオルガンの師匠であるアントン・ブルックナーの「交響的前奏曲」と、友人でウィーン音楽院の学生でもあったグスタフ・マーラーの《花の章》を収録し、交響曲のレパートリーの中心に位置されるべきロットの作品に新しい光を当てています。(ユニバーサル・ミュージック)