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新譜紹介

stereo誌 2023年08月号 今月の変態ソフト選手権!/白い花 – マリアーノ・エトキン: 作品集

白い花 – マリアーノ・エトキン: 作品集

アルゼンチンの作曲家エトキンによる人間の情熱を感じさせる現代音楽

アルゼンチンの作曲家マリアーノ・エトキン(1943-2016)による室内楽作品集。
「夢」「血」「涙」といった人間的なものをタイトルにしているように、生命力や実存のエネルギーを感じさせる音楽になっていて、ときに官能的ですらあるサウンドに彩られています。

アンサンブル・アヴァンチュールは1986年結成の現代音楽アンサンブル。
エトキンと深い関わりがあり、「白い花」は結成20周年にプレゼントされた献呈曲。
「おわかれマンボ」もこの楽団のために書かれた作品です。(キングインターナショナル)

ロカテッリ~ヴィルトゥオーソ、詩人

ロカテッリ~ヴィルトゥオーソ、詩人

「18世紀のパガニーニ」
ロカテッリ作品集
ファウストが放つ決定的名演
アントニーニ×イル・ジャルディーノ・アルモニコ
との化学反応!!

世界最高峰のヴァイオリン奏者としての存在感を確かなものにしているイザベル・ファウスト。毎回注目の新譜ですが、今回は、アントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共演して、「18世紀のパガニーニ」と謳われるロカテッリの作品を録音しました。グラモフォン・アワードなど世界的に大変高い評価を得たモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲(KKC-5691 / HMC-902230、2015-16年録音)以来の録音での共演。気品に満ちつつも華があり、《アリアンナの嘆き》でのやわらかくも劇的な響きなど、天下一品。演奏と作曲の両面で破格の才の持ち主であった音楽家ロカテッリの天才ぶりを実感させてくれるプログラムです。

「18世紀のパガニーニ」と呼ばれるロカテッリ。1733年に24曲の無伴奏カプリース集『ヴァイオリンの技法 op.3』をしておりますが、それぞれに超絶技巧のカデンツァが含まれ、今なお実現可能すれすれの技術的難曲ばかり。まるでパガニーニといえます。また、しばしば奏者が要求される左手の極限までの伸長(当時のヴァイオリンよりも、現代のヴァイオリンのほうが指板が長いですが、ファウストは、ロカテッリが、ヴァイオリンの指板が長くなったきっかけでは、とすら言っています)、高音域の多用、弦の上での弓の頻繁な跳躍(ロカテッリは1年で12本の弓を消耗させたという伝説もある)など、ありとあらゆる高い技術が要求されます。しかしその音楽は、じつに典雅にして、オペラのような劇的な表現をも擁しています。ここに収録された作品にも、前例のないヴィルトゥオジティで、ヴァイオリンの音楽を劇的に進化させたロカテッリの神髄が詰まっています。ディスク最後に収録されているパストラーレは、独奏ヴァイオリンと管弦楽を含まないアンサンブルによる演奏ということを忘れる瞬間もあるような、多彩な音色に驚かされます。ファウストとイル・ジャルデイーノ・アルモニコ、そしてアントニーニのアンサンブルの妙で聴く、ロカテッリの決定盤の登場です。(キングインターナショナル)

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ヴィヴァルディのサルテリオ

ヴィヴァルディのサルテリオ

サルテリオの神秘的な音色で聴くヴィヴァルディ!

18世紀のイタリアで広く普及し、特に女性貴族や女子修道院の間で人気を博していたハンマーダルシマー型の楽器、サルテリオ。現在サルテリオの名手として、また研究者として活躍しているオーストリア出身のフランツィスカ・フライシャンデールは、本作でヴィヴァルディとサルテリオの関係を探求します。ヴィヴァルディがヴェネツィアの有名な孤児学校 Ospedale della Pieta(ピエタ院)にいたとき、2つのサルテリオが購入され、さらにサルテリオのための教師が特別に雇われたことが判明しています。つまりヴィヴァルディがこの楽器に直接曲を捧げていなかったとしても、「どんな楽器も恐れない」ヴィルトゥオーゾの少女たちはサルテリオでマエストロの作品を解釈したと考えることができるのです。フライシャンデルルは本作のために、ヴィヴァルディの作品の中から特に彼女の楽器に適した協奏曲を探し出しました。名手によってさまざまな技法で奏でられるサルテリオと、イル・ドルチェ・コンフォルトが生み出す至福のサウンドをお楽しみください。(東京エムプラス)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ストラヴィンスキー: 結婚 (1919年オリジナル版)

ストラヴィンスキー: 結婚 (1919年オリジナル版)

レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・エデス、凄すぎる声の力による「結婚」と「ボレロ」

ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」は合唱、4台のピアノと打楽器が織りなす強烈な音響で知られますが、その形態に落着くまで紆余曲折がありました。まず1917年に管弦楽用に執りかかるものの中断、1919年には合唱とピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器用に着手しますが、生演奏と機械(ピアノラ)の共演やツィンバロンの名手を2人揃える非現実性に気づき前半で中止、最終的に現行版となりました。
2007年にオランダの作曲家テオ・フェルベイが1919年版を意図通りに完成させる許可をストラヴィンスキーの遺族から得て、全曲が日の目をみました。ハルモニア・ムンディからルネ・ボスが2005年に完成させた版もリリースされていましたが、当アルバムはピリオド楽器のレ・シエクルのメンバーと、その手兵的合唱団アンサンブル・エデスの演奏であることが特別。声楽も正式なロシアの方言指導を受け、農民調に歌っているのが注目です。また、ピアノラ(自動ピアノ)は最新コンピューター制御を駆使。プログラミングをさきの補筆完成したルネ・ボスが務めているのも、作品を熟知する点で重要です。
アンサンブル・エデスのノン・ヴォブラート唱法はリアルで終始ボルテージが高く、ツィンバロンの効果も抜群。ロシアの民謡唱法も巧みに真似し、あたかも前衛演劇を見るような、3大バレエに劣らぬエネルギーの発散と衝撃に満ちています。
もうひとつ興味深いのは同じ編成に編曲されたラヴェルの「ボレロ」。リズムは打楽器が担当し、ヴォカリーズによる各歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎますが、音楽自体は原曲に忠実。こちらもノン・ヴォブラート歌唱が高貴さから最後の狂気じみた物凄い盛りあがりまで、声の力を堪能させてくれます。ロト指揮の「ボレロ」はまだディスクがありませんが、レ・シエクルのメンバーのリズム感と引き締まった演奏から想像が広がります。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ラヴェル: ボレロ

ラヴェル: ボレロ
こんな「ボレロ」聴いたことがない!
ロトとレ・シエクル、予想を上回る衝撃の凄さ。今年最大の新譜登場!!ついにロト&レ・シエクルの「ボレロ」が実現しました!過去4枚のラヴェル・アルバムの素晴らしさから、「ボレロ」がどんなものになるか誰もが期待し、実際リクエストも多数寄せられていました。ロト自身「楽器が揃ったら必ずやる」と言っていましたが、今回満を持しての録音となりました。これが予想をはるかに上回る演奏で、冒頭から15分間釘付けとなります。

リズムを打ち続けるのがスネアドラムではなくタンブール(プロヴァンス太鼓)であることと、ピリオド楽器の音色とノンヴィブラート奏法に一瞬ドキリとさせられますが、すぐ既成概念を一新され引き込まれます。変わっていく楽器の音色が知っているものと違うのが新鮮で、ハルモニア・ムンディの録音の良さがそれぞれのニュアンスを絶妙に伝えます。

ロトは厳格にテンポを守り、じわじわとクレッシェンドしていくものの単調ではなく、むしろリズム感の良さが際立ちます。それでいて各奏者のソロには遊び心をまかせている点が民主的であると実感させられます。ラヴェル究極の職人芸による人工美の音楽ながら、官能的とさえいえる情感を示します。

ほとんどがボレロ初演時代の楽器で、トランペットのように聴こえる小口径のトロンボーンは初演時に使われたそのものとのこと。ガット弦のエラール・ハープ、ミュステルのチェレスタまで独特な明るい音色に魅せられます。楽譜も新しいクリティカル版により、後に削除されたカスタネットが曲後半に現れます。あまりの鮮烈さにあまたある名盤がかすんでしまう印象を持つと申せましょう。

アルバムのメインは歌劇「スペインの時」。ロトとレ・シエクルにとりオペラや管弦楽のジャンルの違いは重要ではなく、両作品にみられるラヴェルのスペインの出自と愛着、非現実性を追求しています。「スペインの時」は約50分の一幕物で、スペイン女性の浮気心をテーマにした笑劇。通常コントラファゴットで代用されるサリュソフォンのパートをオリジナル通りに奏して独特な効果をあげています。歌手陣も好演で、ハバネラのリズムによる大団円の五重唱は圧巻です。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

エマニュエル・パユによる、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による魅力的な曲で構成された作品集

ベルリン・フィル首席であり、名実ともに現代フルート界のトップに君臨するエマニュエル・パユが、新しいソロ・アルバムに選んだ作品は、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による、1840年から1860年の間に書かれた作品をフルートで演奏したもの。その当時フルートは人気にもかかわらず、フルート用に書かれた室内楽はあまりありませんでした。このアルバムには、ロベルト・シューマンの「3つのロマンス Op. 94」は、もともとはオーボエのために書かれたもので、1950年にジャン=ピエール・ランパルによって編曲され、その後、フルート奏者にとって重要なレパートリーのひとつになりました。こうした歌曲や他の楽器のための作品を、パユの甘美で印象的な音色には、ロマティックさとともに弱音から奏でられる淡い独自の絶品な表現力があります。「私はモザイク画を大きくするよりも、緻密さを追求したい」と語っているとおり、パユが描いた音楽そのものがこのアルバムに散りばめられています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
日本語解説書には、ランパル協会会長のドゥニ・ヴェルーストによる作品解説の日本語訳、木幡一誠氏による書き下ろし解説を掲載(ワーナーミュージック・ジャパン)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/バツェヴィチ: 協奏曲集

バツェヴィチ: 協奏曲集

再評価著しいバツェヴィチの協奏的作品を集めた貴重なアルバム。ニコラス・コロン指揮フィンランド放送響、ピアノにペーテル・ヤブロンスキーと、演奏家にも注目!

演奏家として、作曲家として、20世紀ポーランド楽壇を席巻したグラジナ・バツェヴィチ。彼女自身が極めて優れたヴァイオリニストであったことからヴァイオリン奏者は早くから彼女の作品に注目して来ましたが、近年はクリスティアン・ツィメルマンらが演奏するようになってピアノ作品も広く注目されています。当CDはポーランドの独立回復100周年(2018年)を記念する国際文化プログラムの一環として、アダム・ミツキエヴィチ協会と共同で制作されたもので、バツェヴィチの協奏的作品を3曲収録。いずれも録音が極めて少ないものばかりで貴重です。
バツェヴィチは次のような言葉を残しています。「私は[ポーランドの同世代の作曲家からは]孤立しています。なぜなら私は作品における形式を重視しているからです。もし物を乱雑に置いたり、物が積み重なっているところに石を投げたりすれば、崩れるに決まっています。同様に、音楽においても構造的な法則が必要で、自立できるようにしなければならないのです。もちろんその法則は古いものである必要は決してありません」
その言葉通り、2曲の協奏曲と「弦楽、トランペットと打楽器のための音楽」はいずれも伝統的な急-緩-急の3楽章形式をとっていますが、その語法は桁外れの情熱家だったと伝えられるバツェヴィチらしく、両端楽章はエネルギッシュでヴィルトゥオーゾ的、中間楽章は沈思や深い祈りや畏怖の念を感じさせて、コントラストが鮮やかです。技術的要求は高度ですが、当盤ではソリストもオーケストラも万全の対応を見せています。冒頭に序曲を置いて一晩のコンサートのように仕上げています。
※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。(ナクソス・ジャパン)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/マーラー: 交響曲第9番

マーラー: 交響曲第9番(SACDハイブリッド)
細部に至るまで耽美的な演奏!
ヴァンスカ&ミネソタ管によるマーラーの傑作交響曲第9番!SACDハイブリッド盤。好評を博しているオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー・シリーズ。当アルバムは交響曲第9番を収録!
当演奏でもヴァンスカならではの緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がり。繊細かつ丁寧な音楽づくりが魅力です。
また録音にも注目。オーケストラ全体の響きを自然にとらえ、演奏の一体感を堪能することのできる録音です。

アルバン・ベルクが「マーラーが書いた中で最も輝かし作品」と激賞した交響曲第9番。
形式、主題、調性あらゆる面で広大で感情的な第1楽章、喜びと遊び心に満ちた第2楽章、辛辣な皮肉と怒りを表した第3楽章、そして神秘的なアダージョで締めくくる第4楽章で構成されたマーラー最大の傑作です。

BISレーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達したマーラーの交響曲シリーズ。これまでに第1 番「巨人」(KKC 6034 /BIS SA 2346)、第2番「復活」(KKC 5995 / BIS SA 2296)、第4 番(KKC 6131 / BIS SA 2356)、第5番(KKC 5831 / BIS SA 2226)、第6番(KKC 5994 / BIS SA 2266)、第7 番(KKC 6184 / BIS SA 2386)、第10 番(KKC 6321 / BIS SA 2396) がリリースされております。

2003年にミネソタ管弦楽団の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。
その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。(キングインターナショナル)

ワルツ・フォー・デビイ [SACD[SHM仕様]シングルレイヤー]

ワルツ・フォー・デビイ [SACD[SHM仕様]シングルレイヤー]<限定盤>
2016年にRIAJゴールド・ディスクにも認定され、世代を超え愛され続けている日本で最も売れているジャズの名盤『ワルツ・フォー・デビイ』が、10年ぶりにオリジナル・テープからオール・アナログ・マスタリングが施されたことを受け、同日録音の『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』、さらに後期の名盤『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』の3タイトルを最新リマスタリング音源でSA-CD~SHMにてリリース。
ジャズ界で最も人気の高いピアニストの一人、ビル・エヴァンスが兄の愛娘デビイに捧げた可憐なタイトル曲はじめ知的な美しさあふれる永遠のピアノ・トリオ名盤。本ライヴの11日後に亡くなった天才ベーシスト、スコット・ラファロと後にキース・ジャレットと共演するドラム奏者ポール・モチアンとの至高のトリオの頂点を刻んだ、ニューヨークでのクラブ・ギグ。
●米国オリジナル・アナログ・マスターを基にした2023年リマスタリング音源192khz/24bitを採用。
●同作品をハイレゾCD(MQA-CD×UHQCD)も同時リリース。
●オリジナルLPのライナーノーツの日本語訳を収録。(発売・販売元 提供資料)

SA-CDで聴くドイツ・グラモフォン名録音集 [SACD[SHM仕様]]

SA-CDで聴くドイツ・グラモフォン名録音集 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤>
Various Artists

ドイツ・グラモフォン125周年記念~アナログ期の名録音を集約したSA-CDコンピ・アルバム

今作『SA-CDで聴くドイツ・グラモフォン名録音集』は、これまでにドイツ・グラモフォンのアナログ期の録音を日本独自企画としてシングルレイヤーのSA-CDとして制作されたタイトルの中から、厳選された22曲を収録したシングルレイヤーSA-CD2枚組のコンピレーション・アルバムです。DISC1には交響曲・管弦楽曲、DISC2には協奏曲・室内楽曲・器楽曲・声楽曲と幅広いクラシック音楽のジャンルの楽曲を収録。SA-CD1枚分のお値段での発売です。(ユニバーサル・ミュージック)

Hotel California/LPレコード

1976年の大ヒット作がMOBILE FIDELITYから限定ナンバリング入りULTRADISC ONE-STEP仕様45回転2LPボックス・セットで登場!!

ウェストコースト・ロックの落日を歌った表題曲があまりにも有名な大ヒット作。累計1億5000万枚を売り上げたというモンスター・アルバムです。ビルボードのアルバム・チャートで8週連続1位、2つのグラミー賞を受賞。プロデューサーはビル・シムジクが務め、それまでのカントリー・ロック風味は希薄となり、よりハードでエッジの効いたサウンドを実現させています。J.D.サウザーが書いた”New Kid in Town”も全米ナンバー1のヒットとなります。

MOBILE FIDELITYが贈る新たな規格、ULTRADISC ONE-STEP (UD1S)シリーズの一枚。まるで3D体験のような新たな高みに到達したというUD1Sシリーズは、これまでのスリー・ステップ・プロセスから大きく進化、生産過程でよりノイズを抑え、より音の詳細を再現、大幅にダイナミクスを向上させることに成功したワン・ステップ・ラッカー・プロセスを採用。高音質盤ファンから圧倒的な信頼を得るMOBILE FIDELITYが「ウルトラ・ハイ・ファイ・エディション」と宣言する新たな次元の聴取体験をぜひお手元に。

豪華ボックスに封入されたデラックス・パッケージ。ナンバリング入り15,000セット限定盤(発売・販売元 提供資料)

日本独自企画・限定盤!ロト&レ・シエクルの“運命”、“英雄”、“海”がSACDシングルレイヤーで登場!

日本独自企画・限定盤
ロト&レ・シエクルの3タイトルがSACDシングルレイヤーで登場!

ハルモニアムンディSACDシリーズ、ロト&レ・シエクルの3タイトル、(1)ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》、ゴセック:17 声の交響曲、(2)ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》、メユール:歌劇《アマゾネス、あるいはテーベの創生》序曲、(3)ドビュッシー:管弦楽組曲第1番、交響詩《海》。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。(タワーレコード)

 

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Fostex FE108-Sol 再発売

バックロードホーン専用 フルレンジ・スピーカー・ユニットFE108-Sol数量限定にて再発売。

先日、試聴室でFE108-Solのスパースワンを試聴。FE108SS-HPとは音の傾向がかなり違います。

付け替えて楽しむのも面白いと思います。

今試聴しているのが、FE108-Sol+BK108sol+T96A-SA。

意外と低域の量感があり、T96A-SAを載せることによって輪郭がくっきりし、低域の締まりが増えました。

 

stereo誌 2023年07月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/佼成ウインドLIVE~2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲~

佼成ウインドLIVE~2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲~

今年の吹奏楽課題曲をライヴ収録!

2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲の4曲を、日本が誇る東京佼成ウインドオーケストラが熱演!
プロの吹奏楽団によって表現された楽曲たちは、正指揮者・大井剛史のタクトによって各楽器が豊かな響きを持ってアンサンブルを行い、駆けつけた多くの聴衆を魅了している。
今後、吹奏楽界のレパートリーとなっていくであろう4曲をお楽しみください。(発売・販売元 提供資料)

stereo誌 2023年07月号 今月の変態ソフト選手権!/フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)

フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)

フランス趣味からイタリア趣味へ至るグラデーション

リコーダー奏者本村睦幸の最新盤は、フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)と題した1枚。展翅(てんし)とは、標本などにするため、昆虫などの羽をひろげること。フランス趣味・イタリア趣味の「ソナタ」に、性格的小品もまじえて、美しい1枚の絵のようにプログラムされています。

フィリドールのソナタは、「リコーダー」を楽器指定しているフランスの楽曲。シェドヴィルの作品は、ヴィヴァルディの作品13と偽って出版されたもので、当時のフランスでヴィヴァルディの作品と思われていた曲を元にアレンジした楽章と、シェドヴィル自身による楽章を交えた構成。材料はイタリアですが、フランスのロココ趣味が色濃く反映されたユニークな作品です。マレの作品はもともとはヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品ですが、ヴァイオリンのパートはトラヴェルソでもほぼ演奏可能、そしてここではトラヴェルソと同じ音域のリコーダーを用いて演奏しています。イタリアに生まれフランスに帰化したカナヴァスの作品、さらにクープランの描写的小品をはさんで、最後はオトテールのソナタでディスクが締めくくられます。1枚全体が美しい絵画かタペストリーのよう。どの曲も心地よい素朴さ、典雅な風合いに満ちており、親密なアンサンブルにも非常に好感がもてます。
(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年07月号 今月の変態ソフト選手権!/クチュール

クチュール
Various Artists

商業的な側面もそのままにノスタルジックな80年代サウンドを現代に移し替えた個性的作品

1979年生まれのリリエンシュテルンは、CM音声や80年代ポップスなど、自分が繰り返しよくきいた音をサンプラー素材として作品を作っています。
それらはいわば高度に商業化された音であり、コラージュ素材として意味ありげな素材に見えますが、なにか別の意味を含ませるとか、主観的な良し悪しをほのめかす、といった感じはまったくなく、気持ち良いくらいにあからさまに引用しています。それによって獲得された独特な雰囲気は実に個性的。

シンセサイザーとオーケストラという編成で書かれた『クチュール Couture』は南西ドイツ放送交響楽団の委嘱作品。機械音と生音、新しさと伝統が対比されるイメージ…かと思いきや、およそまるで違う音楽が展開されます。
使われるシンセサイザーはどれも80年代のもので、名器とされながらもすでに時代遅れとみなされている楽器であり、オーケストラもまた、同じ存在感をもつ「音源」という扱い。
曲調としては80年代シンセ音楽が基礎にあり、その中で両者の音は溶け合うように織り込まれ、どこまでシンセか、どこからオケか、判然としないサウンドでたゆたいます。
これがスコアに実際に書かれ、伝統によって高められた交響楽団が演奏しているというのも不思議な感覚にさせられます。

『頂上 Top』はゲートリバーブのかかったスネアに始まります。80年代のヒット曲が使われ、終盤にヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」が登場。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年07月号 今月の変態ソフト選手権!/MI / KAΦE

MI / KAΦE

規格品番:MSC-9021

女性パーカッション・デュオ“MI”の20周年記念アルバム。65種類の楽器を駆使して、不思議なカフェを舞台に描いた物語仕立て。

ヴィブラフォン、マリンバ、ピアノ、打楽器類から、食器やおもちゃとなど、叩いて鳴るものはすべて楽器とした楽しい作品だ。

スーパースワン+FE108-Sol+T96A-SA

先日、試聴室でOntomo Mook「オーディオ超絶音源探検隊」第1回〜第50回歴代第1位

平野一郎「四季の四部作」 春 夏 秋 冬のflac 192kHz/24bitとDSF 5.6MHz/1bitを試聴しました。

平野一郎「四季の四部作」 春 夏 秋 冬 – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

使用機材:スーパースワン+FE108-Sol+T96A-SA アキュフェーズ:DP-1000、DC-1000 、C-3900 、M-6200。

flac 192kHz/24bitとDSF 5.6MHz/1bitの違いは、予想以上に出ましたが両方とも床を叩く時の空気感

声を張り上げた時のダイナミックレンジの広さは圧巻。

ネットワークの入ったスピーカーでは、このダイナミックレンジは無理。

M-6200のメーターが0を一瞬超えてしまった。

炭山氏と私は笑ってましたが、編集者は唖然としてました。

違反行為としてスーパーツィーター(T500A MKⅢ)を載せたかったが間に合いませんでした。

改めて感じたことはスーパースワンは、普通のオーディオファンに薦められないこと。

ソフトの違いを出し過ぎます。

私は、薦めません。

 

 

プリーズ・リクエスト(SACD)

プリーズ・リクエスト [SACD[SHM仕様]]<生産限定盤>

Verve Acoustic Sounds SACDシリーズ第2弾

2020年にスタートした、ヴァ―ヴ・レーベル・グループ所有の名盤を最高の音質でアナログ復刻する一大プロジェクト、Verve Acoustic Sounds (ヴァ―ヴ・アコースティック・サウンズ)シリーズ。そのマスターを最新DSD化したこのVerve Acoustic Sounds SACDシリーズでは、レーベルが威信をかけて取り組む究極のサウンドをSACDで存分に堪能出来る。
本作は、「何かリクエストは?」のタイトル通り、スタンダードやボサ・ノヴァ曲をコンパクトに演奏したオスカー・ピーターソンの人気盤。短い中にもピーターソンの技術と粋が凝縮。粒のそろった美しいタッチと端正なフレージングで綴られる音楽は、まさに珠玉。 パワフルで軽やかでスピーディな演奏は聴いていると心が弾んでくる。ジャズ入門としても、おススメの一枚。 *米Verve Label Group制作2023年DSDマスターを使用(発売・販売元 提供資料)

Living Stereo 60CD Collection

Living Stereo 60CD Collection<初回生産限定盤>
Various Artists

50年前の録音が今でもなぜこんなにも新鮮に響くのか?究極のDSDリマスタリングによって、時代を超えて生き続けるステレオ黄金期の名盤54タイトルを紙ジャケBOX化した究極のCDコレクション。初回生産限定盤。

▼リビング・ステレオ=音が躍動する、生き生きとした生演奏のようなステレオ!
ステレオ録音が実用化した1950年代半ばから60年代初頭にかけての時期は、各レコード会社がこの新しく画期的な技術を用いて数多くのレコードを矢継ぎばやに生み出したが、RCAは、ステレオ録音の開発と発展にもっとも積極的に関わり、成果をあげたレコード会社である。1953年10月にステレオ録音(「バイノーラル録音」)の実験を開始したRCAは、いくつかのセッションでの試行錯誤を経て、1954年3月、ライナー=シカゴ響のセッションでの実用化にこぎけたのである当時一般家庭での再生システムはまだモノラルであったが、ステレオ技術にレコードの将来性を感じたRCAは積極的に2チャンネルおよび3チャンネル録音を推進した。1955年にはステレオ・テープデッキの市販が始まり、その3年後の1958年にはついにステレオLPの技術が開発され、RCAはついに「リビング・ステレオ」LPを発売、「ハイファイ・ステレオ」の黄金時代の幕開けを告げた。「リビング・ステレオ」とは、ちょうどこの時期にRCAが発売したステレオ・レコードに付けられていたロゴで、いわば「生き生きとした、生演奏のようなステレオ」という意味であり、左右のスピーカー・コーンの間にLIVING STEREOの文字が踊るデザインは、優秀録音の代名詞でもあった。試行錯誤を経て考え抜かれたマイク・セッティングにより、3チャンネルもしくは2チャンネルで収録されたサウンドは、半世紀近く経た現在のスタンダードにおいても、バランス、透明感、空間性など、あらゆる点で超優秀録音として高く評価されている。