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名人直伝!長岡鉄男の「スピーカーユニットの上手な使い方」発売

名人直伝!長岡鉄男の「スピーカーユニットの上手な使い方」

~エコーズに残されたクラフト入門編と長岡ワールドの今~

スピーカークラフトの偉人・長岡鉄男氏は、1970年代から80年代後半まで、フォステクスの販促誌「エコーズ」にスピーカークラフト入門の記事を連載していた。その内容は一部、音楽之友社のONTOMOMOOKに転載されたほかは、ほぼ手付かずの状態だ。その分量はおおよそ、B5・100ページ分。
本MOOKではこの手付かずのコンテンツを復刻し、あわせて現行ユニットとの関連性を付け加える記事を中心に置いた。さらに、前述のクラフトを支えたフォステクス社に関する記事、その伝統が息づく当社試聴室のサウンド、そして関連のショップ、工房を収め、「音のクラフト入門編」となる一冊。

名人直伝!長岡鉄男の「スピーカーユニットの上手な使い方」 – 音楽之友社 (ongakunotomo.co.jp)

stereo誌 2023年08月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/ライヴ・イン・トーキョー

ライヴ・イン・トーキョー

半世紀に渡り日本のジャズ界を盛り上げてきた偉大なる功労者、故 石塚孝夫氏(オールアート・プロモーション代表)追悼企画。世界的にも歴史的価値の高い、日本制作原盤の名作の数々を後世に残す復刻シリーズがスタート!!

ジーン・ハリス、ジェフ・ハミルトンとの黄金トリオによる来日ライヴが、2枚組CDとして復活。「ユー・アー・マイ・サンシャイン」、「酒とバラの日々」等、スタンダード・ナンバーを極上のスウィング感と歌心で聴かせる。(発売・販売元 提供資料)

stereo誌 2023年08月号 今月の変態ソフト選手権!/アルヴォ・ペルト: ラメンターテ(LPレコード)

アルヴォ・ペルト: ラメンターテ<限定盤>(LPレコード)
オヌテ・グラジーニテによるペルト「ラメンターテ」がLPでリリース!
世界1000セット限定盤!2020年9月11日に85回目の誕生日を迎えたアルヴォ・ペルト。現存する作曲家のなかでもとりわけ人気のあるひとりですが、その誕生を祝って彼の孫の世代1996年生まれの若手ピアニスト、オヌテ・グラジーニテが彼の作品集をリリース。
彼女は名前から察せられるように、近年注目を集めているリトアニアの女流指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの実妹。6歳から生地ヴィリニュスのチュルリョーニス芸術学校で学び、2015年からはハノーファー芸術大学でローランド・クリューガーに師事。この録音がデビュー盤となりますが、ペルトの透明無垢な音世界を見事に表現しています。
LPに収録されている2002年作の協奏作品「ラメンターテ」は全10部から成る40分の大作。まるでフュージョンのようにオシャレなピアノの澄んだ響きと美しい背景を作るオーケストラの織りなす世界に酔いしれます。
すべてが静謐でピュア、極上のヒーリング系BGMとしても最適です。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年08月号 今月の変態ソフト選手権!/マリンバ・ソウル

マリンバ・ソウル

世界の多様なステージやセッションで活動を繰り広げるマリンバ奏者ミカ・ストルツマンJ.S.バッハ&クロスオーバー・ソロアルバム『マリンバ・ソウル』をニューリリース!リチャード・ストルツマン(クラリネット)がスペシャル・ゲストとして参加!

「ミカのサウンドは私にとっての一種の宝石です…いつもあたたかく感じるのです」――キース・ジャレット2022年レコードの日で好評を得た厳選4曲入りLP『Solo』からの3曲(<シャコンヌ>はCDの為に再録音)に加え、新たに7曲を収録した完全版CDがリリース。さらに日本盤には特別ボーナストラックとして、リチャード・ストルツマンをフィーチャーした<イマジン>を収録!上下左右の音場を自由に飛び回りつつトータライズされてゆく木々の鳴り響き、あたたかな音楽。マリンバの重く深い低音から突き抜ける高音までを艶やかに捉えた贅沢なサウンド。ヨーヨー・マ、ウィントン・マルサリス等のプロデュースで知られるスティーヴン・エプスタイン(グラミー17回受賞、35回ノミネート)、フルオーケストラからブラッド・メルドーまでアコースティック作品の実績名高いリック・ジェイコブソンら、第一線の制作陣による超強力盤!重厚な造形美をたたえるJ.S.バッハを主軸に、キース・ジャレット、チック・コリア、マンシーニ、モリコーネ、ポール・サイモン、スティング、さらにコンテンポラリーやわらべうたまでをも絡める選曲・配置も絶妙。すべての音楽ファン、そしてオーディオファンにも鳴らしどころ満載の高音質マリンバアルバム!(発売・販売元 提供資料)

stereo誌 2023年08月号 今月の変態ソフト選手権!/白い花 – マリアーノ・エトキン: 作品集

白い花 – マリアーノ・エトキン: 作品集

アルゼンチンの作曲家エトキンによる人間の情熱を感じさせる現代音楽

アルゼンチンの作曲家マリアーノ・エトキン(1943-2016)による室内楽作品集。
「夢」「血」「涙」といった人間的なものをタイトルにしているように、生命力や実存のエネルギーを感じさせる音楽になっていて、ときに官能的ですらあるサウンドに彩られています。

アンサンブル・アヴァンチュールは1986年結成の現代音楽アンサンブル。
エトキンと深い関わりがあり、「白い花」は結成20周年にプレゼントされた献呈曲。
「おわかれマンボ」もこの楽団のために書かれた作品です。(キングインターナショナル)

ロカテッリ~ヴィルトゥオーソ、詩人

ロカテッリ~ヴィルトゥオーソ、詩人

「18世紀のパガニーニ」
ロカテッリ作品集
ファウストが放つ決定的名演
アントニーニ×イル・ジャルディーノ・アルモニコ
との化学反応!!

世界最高峰のヴァイオリン奏者としての存在感を確かなものにしているイザベル・ファウスト。毎回注目の新譜ですが、今回は、アントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共演して、「18世紀のパガニーニ」と謳われるロカテッリの作品を録音しました。グラモフォン・アワードなど世界的に大変高い評価を得たモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲(KKC-5691 / HMC-902230、2015-16年録音)以来の録音での共演。気品に満ちつつも華があり、《アリアンナの嘆き》でのやわらかくも劇的な響きなど、天下一品。演奏と作曲の両面で破格の才の持ち主であった音楽家ロカテッリの天才ぶりを実感させてくれるプログラムです。

「18世紀のパガニーニ」と呼ばれるロカテッリ。1733年に24曲の無伴奏カプリース集『ヴァイオリンの技法 op.3』をしておりますが、それぞれに超絶技巧のカデンツァが含まれ、今なお実現可能すれすれの技術的難曲ばかり。まるでパガニーニといえます。また、しばしば奏者が要求される左手の極限までの伸長(当時のヴァイオリンよりも、現代のヴァイオリンのほうが指板が長いですが、ファウストは、ロカテッリが、ヴァイオリンの指板が長くなったきっかけでは、とすら言っています)、高音域の多用、弦の上での弓の頻繁な跳躍(ロカテッリは1年で12本の弓を消耗させたという伝説もある)など、ありとあらゆる高い技術が要求されます。しかしその音楽は、じつに典雅にして、オペラのような劇的な表現をも擁しています。ここに収録された作品にも、前例のないヴィルトゥオジティで、ヴァイオリンの音楽を劇的に進化させたロカテッリの神髄が詰まっています。ディスク最後に収録されているパストラーレは、独奏ヴァイオリンと管弦楽を含まないアンサンブルによる演奏ということを忘れる瞬間もあるような、多彩な音色に驚かされます。ファウストとイル・ジャルデイーノ・アルモニコ、そしてアントニーニのアンサンブルの妙で聴く、ロカテッリの決定盤の登場です。(キングインターナショナル)

TOWER RECORDS ONLINE

ヴィヴァルディのサルテリオ

ヴィヴァルディのサルテリオ

サルテリオの神秘的な音色で聴くヴィヴァルディ!

18世紀のイタリアで広く普及し、特に女性貴族や女子修道院の間で人気を博していたハンマーダルシマー型の楽器、サルテリオ。現在サルテリオの名手として、また研究者として活躍しているオーストリア出身のフランツィスカ・フライシャンデールは、本作でヴィヴァルディとサルテリオの関係を探求します。ヴィヴァルディがヴェネツィアの有名な孤児学校 Ospedale della Pieta(ピエタ院)にいたとき、2つのサルテリオが購入され、さらにサルテリオのための教師が特別に雇われたことが判明しています。つまりヴィヴァルディがこの楽器に直接曲を捧げていなかったとしても、「どんな楽器も恐れない」ヴィルトゥオーゾの少女たちはサルテリオでマエストロの作品を解釈したと考えることができるのです。フライシャンデルルは本作のために、ヴィヴァルディの作品の中から特に彼女の楽器に適した協奏曲を探し出しました。名手によってさまざまな技法で奏でられるサルテリオと、イル・ドルチェ・コンフォルトが生み出す至福のサウンドをお楽しみください。(東京エムプラス)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ストラヴィンスキー: 結婚 (1919年オリジナル版)

ストラヴィンスキー: 結婚 (1919年オリジナル版)

レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・エデス、凄すぎる声の力による「結婚」と「ボレロ」

ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」は合唱、4台のピアノと打楽器が織りなす強烈な音響で知られますが、その形態に落着くまで紆余曲折がありました。まず1917年に管弦楽用に執りかかるものの中断、1919年には合唱とピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器用に着手しますが、生演奏と機械(ピアノラ)の共演やツィンバロンの名手を2人揃える非現実性に気づき前半で中止、最終的に現行版となりました。
2007年にオランダの作曲家テオ・フェルベイが1919年版を意図通りに完成させる許可をストラヴィンスキーの遺族から得て、全曲が日の目をみました。ハルモニア・ムンディからルネ・ボスが2005年に完成させた版もリリースされていましたが、当アルバムはピリオド楽器のレ・シエクルのメンバーと、その手兵的合唱団アンサンブル・エデスの演奏であることが特別。声楽も正式なロシアの方言指導を受け、農民調に歌っているのが注目です。また、ピアノラ(自動ピアノ)は最新コンピューター制御を駆使。プログラミングをさきの補筆完成したルネ・ボスが務めているのも、作品を熟知する点で重要です。
アンサンブル・エデスのノン・ヴォブラート唱法はリアルで終始ボルテージが高く、ツィンバロンの効果も抜群。ロシアの民謡唱法も巧みに真似し、あたかも前衛演劇を見るような、3大バレエに劣らぬエネルギーの発散と衝撃に満ちています。
もうひとつ興味深いのは同じ編成に編曲されたラヴェルの「ボレロ」。リズムは打楽器が担当し、ヴォカリーズによる各歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎますが、音楽自体は原曲に忠実。こちらもノン・ヴォブラート歌唱が高貴さから最後の狂気じみた物凄い盛りあがりまで、声の力を堪能させてくれます。ロト指揮の「ボレロ」はまだディスクがありませんが、レ・シエクルのメンバーのリズム感と引き締まった演奏から想像が広がります。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ラヴェル: ボレロ

ラヴェル: ボレロ
こんな「ボレロ」聴いたことがない!
ロトとレ・シエクル、予想を上回る衝撃の凄さ。今年最大の新譜登場!!ついにロト&レ・シエクルの「ボレロ」が実現しました!過去4枚のラヴェル・アルバムの素晴らしさから、「ボレロ」がどんなものになるか誰もが期待し、実際リクエストも多数寄せられていました。ロト自身「楽器が揃ったら必ずやる」と言っていましたが、今回満を持しての録音となりました。これが予想をはるかに上回る演奏で、冒頭から15分間釘付けとなります。

リズムを打ち続けるのがスネアドラムではなくタンブール(プロヴァンス太鼓)であることと、ピリオド楽器の音色とノンヴィブラート奏法に一瞬ドキリとさせられますが、すぐ既成概念を一新され引き込まれます。変わっていく楽器の音色が知っているものと違うのが新鮮で、ハルモニア・ムンディの録音の良さがそれぞれのニュアンスを絶妙に伝えます。

ロトは厳格にテンポを守り、じわじわとクレッシェンドしていくものの単調ではなく、むしろリズム感の良さが際立ちます。それでいて各奏者のソロには遊び心をまかせている点が民主的であると実感させられます。ラヴェル究極の職人芸による人工美の音楽ながら、官能的とさえいえる情感を示します。

ほとんどがボレロ初演時代の楽器で、トランペットのように聴こえる小口径のトロンボーンは初演時に使われたそのものとのこと。ガット弦のエラール・ハープ、ミュステルのチェレスタまで独特な明るい音色に魅せられます。楽譜も新しいクリティカル版により、後に削除されたカスタネットが曲後半に現れます。あまりの鮮烈さにあまたある名盤がかすんでしまう印象を持つと申せましょう。

アルバムのメインは歌劇「スペインの時」。ロトとレ・シエクルにとりオペラや管弦楽のジャンルの違いは重要ではなく、両作品にみられるラヴェルのスペインの出自と愛着、非現実性を追求しています。「スペインの時」は約50分の一幕物で、スペイン女性の浮気心をテーマにした笑劇。通常コントラファゴットで代用されるサリュソフォンのパートをオリジナル通りに奏して独特な効果をあげています。歌手陣も好演で、ハバネラのリズムによる大団円の五重唱は圧巻です。(キングインターナショナル)

『レコード芸術』2023年07月号 新譜月評 優秀録音/ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

ロマンス~ロベルト&クララ・シューマン、ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン作品集

エマニュエル・パユによる、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による魅力的な曲で構成された作品集

ベルリン・フィル首席であり、名実ともに現代フルート界のトップに君臨するエマニュエル・パユが、新しいソロ・アルバムに選んだ作品は、シューマン夫妻、メンデルスゾーン姉弟による、1840年から1860年の間に書かれた作品をフルートで演奏したもの。その当時フルートは人気にもかかわらず、フルート用に書かれた室内楽はあまりありませんでした。このアルバムには、ロベルト・シューマンの「3つのロマンス Op. 94」は、もともとはオーボエのために書かれたもので、1950年にジャン=ピエール・ランパルによって編曲され、その後、フルート奏者にとって重要なレパートリーのひとつになりました。こうした歌曲や他の楽器のための作品を、パユの甘美で印象的な音色には、ロマティックさとともに弱音から奏でられる淡い独自の絶品な表現力があります。「私はモザイク画を大きくするよりも、緻密さを追求したい」と語っているとおり、パユが描いた音楽そのものがこのアルバムに散りばめられています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
日本語解説書には、ランパル協会会長のドゥニ・ヴェルーストによる作品解説の日本語訳、木幡一誠氏による書き下ろし解説を掲載(ワーナーミュージック・ジャパン)