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大澤壽人の芸術 /山田和樹 、 日本フィルハーモニー交響楽団 、 佐野央子 、 福間洸太朗【HQCD】

今なお輝きを増し続けてやまない、モダニズムとロマンティシズム
日本音楽史を塗り替える、驚くべき天才作曲家の再発見

「ほとばしる才能が楽譜から匂い立ってくる。
ときにむせかえりそうにもなるほどの音楽の圧力がそこにある。[山田和樹]」

大澤壽人(1906~1953)は戦前、ボストンとパリに留学し作曲を正式に習い始めた。
1933年には、ボストン交響楽団を日本人として初めて指揮しており、《コントラバス協奏曲》《サクソフォン協奏曲》《トランペット協奏曲》のそれぞれの日本初作品を作曲している。大澤は作・編曲合わせて1000にも近い作品を生み出し、若干40代半ばで亡くなってしまい、その後長い間忘れられていた。しかも初演を迎える前の曲を多く残した状態で。
80年以上埋もれていた曲の1つ《コントラバス協奏曲》の独奏を東京都交響楽団の佐野央子が務め、2003年の復活演奏以降話題を呼び、CDや実演される機会が増えた《ピアノ協奏曲第3番》のソロを福間洸太朗が務め、2楽章のサクソフォン・ソロでは上野耕平が登場する。《交響曲第1番》は戦前の日本洋楽史上で最大クラスであり、ボストンとパリで初演を計画されながら実演に至らなかったという「幻の大交響曲」の世界初演。世界で活躍する山田和樹指揮×日本フィルによる演奏で、当日の密度の高い演奏が蘇る。(Columbia)

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J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア /小林道夫【CD】

高い精神性と造詣の深さでファンから圧倒的な指示を得ている小林道夫、実に5年振りとなる新録音。「インヴェンションとシンフォニア」は鍵盤学習者だけでなく、作曲をする上でもキーとなるバッハの重要作品。それを鍵盤奏者としてはもとより、指揮者としてミサ曲などにも精通したバロックのエキスパートによる深い解釈で聴く。『演奏する立場から』と題された自身によるライナーノーツでは、「装飾音」「スラー」「テンポ」などについての解析が記され、いかに練り上げられた演奏であるかを、窺い知ることができる。必携のアルバム。 (マイスター・ミュージック)

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ベートーヴェン ピアノ作品集 1 /伊藤恵【SACDハイブリッド】

シューマンの全独奏曲、そしてシューベルトの主要作品の録音を完成させた伊藤恵。新シリーズは、[ピアノの新約聖書]と称されるソナタを中心とする<ベートーヴェン ピアノ作品集>。忘れられていたシューベルトの器楽曲を高く評価し、作品群に再び光をあてたシューマン。そのシューベルトは尊敬のあまり「ベートーヴェンの後に何が書けるのか」という諦念を抱きながら創作を進めねばなりませんでした。シューマン→シューベルト、そしてベートーヴェン。ロマン派を代表する二人の大作曲家に潜むベートーヴェン—歴史を遡り、その精髄へと歩を進めるプロジェクトです。今回の第1弾には<傑作の森>と言われる年代に作曲された、中期を代表する「ワルトシュタイン」、「熱情」という大ソナタ2作品を収録。併収の<アンダンテ へ長調>は、「ワルトシュタイン」の第二楽章として作曲されました。しかし「ソナタがあまりに長大になってしまう」という友人の意見を受け入れ、独立した作品にしたと伝えられる佳曲です。ベートーヴェン作品の録音にあたり、伊藤が選んだ楽器はファツィオリです。一般に「華麗な音色」という印象が強いピアノですが、伊藤の演奏では、豊潤な低音に支えられた大理石のような屹立した響きが印象的で、【疾風怒濤の音色】を実現していると申せましょう。シューマン、シューベルトに続く、円熟のピアニズムが冴えわたる伊藤恵の新シリーズ始動です。 (フォンテック)

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マーラー:交響曲 第10番/ブルックナー:交響曲 第9番 /ジョナサン・ノット 、 東京交響楽団【SACDハイブリッド】

数々の金字塔を打ち立ててきた音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団。待望の新録音は、ジョナサン・ノット自ら巧みなプログラミングによるマーラー「第10番」&ブルックナー「第9番」の未完の交響曲。まだファンの記憶に新しく興奮状態も頂点に達したサントリー・ホール&ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた演奏会を、ライヴレコーディングしました。ライヴならではの臨場感と息づかいはそのままに、今最も賞賛を得ている名コンビによる極上の美しいアダージョを是非お聴きください。
(オクタヴィア・レコード)

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J.S. バッハ(ブゾーニ編曲): ゴルトベルク変奏曲 BWV988 /塚谷水無子【CD】

バッハの作品を現代ピアノで演奏することに於いて、ピアノという「楽器」を知り尽くしたブゾーニの編曲の手法やピアニスティックな響きへの置き換えなどその叡智を知ることは、バッハ作品自体の素晴らしさを深め開眼させてくれます。バッハ《ゴルトベルク変奏曲》のブゾーニ編曲版は、多くが20変奏前後に省略した「コンサート版」だったり、楽譜の細かなところまで精査し演奏したものが皆無だったりします。今回、塚谷水無子は、ブゾーニ楽譜の細部、書き換えた音符の意味を探り、Ossia(簡略譜ではなく、むしろ出来ればこうして弾いて欲しいんだが…)の指示や演奏至難過ぎて別書きにしたNB譜など徹底的に読み砕き拾い上げて、「ブゾーニ・ゴルトベルクのMAX」で演奏し収録しています。バロックの響きを現代ピアノでどう響かせるか?に腐心したブゾーニの楽譜を紐解き忠実に演奏することで、改めてバッハ・オリジナルの《ゴルトベルク変奏曲》へ立ち返っていきます。また名曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV 639、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 659も収録しております。録音は今回もオーディオ誌でお馴染みの生形三郎氏が手掛けています。(キングインターナショナル )

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J.S. バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 /イリーナ・メジューエワ【CD】

「この演奏からは、『世界』を超えた無辺の天界を48個の宝玉であまねく映し出した、『インドラの網』のような光景が浮かびます」(岡田央太)「この音楽に脈打つ、険しくも喜ばしい創造の息吹を思えば、メジューエワの表現者としての魂が、覚醒と法悦のはざまで美しく躍動していたであろうことは、疑いがありません」(粟野光一) 若林工房

 

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悲愴/月光/熱情~リサイタル・ピース第2集/反田恭平【HQCD】

2015年、アルバム『リスト』で鮮烈なデビューを果たし、デビューリサイタル@サントリーホールにて満場の聴衆を熱狂させたピアニストの革命児、反田恭平。2017年のツアーの際に好評を博した、ツアー開始前に演奏予定曲目を予習できるアルバム『リサイタル・ピース第1集』(通称『先出しCD』)に続き、2018年も『リサイタル・ピース第2集』をリリース。今回のツアーで披露するのはオール・ベートーヴェン・プログラム。その内容と連動し、プログラムのメインとなるベートーヴェンの三大ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」を収録。 (C)RS

 

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ブラームス: 主題と変奏 Op.18b/バラード集 Op.10/幻想曲集 Op.116 /デニス・コジュヒン【SACDハイブリッド】

強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えたロシア期待の星、デニス・コジュヒン。当ディスクではブラームスのピアノ独奏作品をとりあげました。ロマン派のなかにありながら純音楽の伝統を固執するブラームスのピアノ作品は特に若手ピアニストにとって難曲と言えます。しかし、コジュヒンは独自の感性を武器に真っ向からブラームスに挑戦しています。クララ・シューマンに献呈された主題と変奏は、弦楽六重奏曲第1番の第2楽章をピアノ独奏にブラームス自身が編曲した作品でコジュヒンの堂々たる演奏が印象的です。また、バラード集や幻想曲集で聴く抒情的な語り口は圧巻です。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONEレーベルが誇る技術チームによる録音で、DSDレコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。 (キングインターナショナル)

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