アナログマスターテープから製作した究極のLP、鬼太鼓座『富嶽百景・抄録 アナログマスター・ダイレクトカット』を9月30日に発売 – Stereo Sound ONLINE



沖縄 美ら海とやんばるの自然音 癒しのリラックスサウンド

テナーサックス、エレキギター、キーボード、ドラムスというおよそクラシックではありえない編成による『Fleisch』は、この編成で活動している異能集団「アンサンブル・ニケル」あってこその滅法おもしろい作品。急緩急の3楽章で書かれているあたりにクラシックの香りがしますが、明らかにポップスやロックを感じるモーションを用いていて、瞬間的な響きを不揃いに何度も発しあう第1楽章からして超ユニーク。ポッペお気に入りのモーグのシンセサイザーが良い味を出しています。また、ポッペのエレキギターに関するイメージはジミヘンであり、長髪のロックスターであり、”埃っぽい”ものだそう。「新鮮味に欠けるものを使って、新しい文脈で作曲するのが好き」という作曲家の個性が炸裂しています。サックスの音量が大きいこともあり、各楽器が太い音で力強く鳴らしあっているのもロック味を感じます。現代のプログレと謳ってもさまになりそう。
『Prozession』は現代音楽の猛者集団ムジークファブリークのために書かれた1時間近い作品。編成は大きく、古典的なオーケストラの楽器は網羅され、さらに電子オルガン、エレキギター、各種打楽器が加わります。それでいて室内楽的な簡潔な響きが支配的で、思いつく限りの楽器の組合せを試してその音を楽しんでいるかのよう。ゆったりと時間が流れ、自然界の音に耳をすましているような不思議な感覚にとらわれます。(キングインターナショナル)



ソロ/イザベル・ファウスト
驚異的なまでの集中
やわらかにして鬼気迫る
ファウストの音楽
世界最高峰のヴァイオリン奏者、イザベル・ファウスト。深遠極まりない、無伴奏による新譜の登場。奏でている音色はやわらかく、フレーズのひとつひとつにふくよかな息遣いの音楽が宿っていながら、驚異的な集中にはただならぬオーラと鬼気迫るものすら感じさせるような演奏。ファウストの音楽だけでなく、彼女が音楽に向かう姿勢までもが鮮烈にとらえられているかのうような、圧倒的な録音です。
プログラムはバロック後期の無伴奏ヴァイオリン作品。冒頭のマッテイス(息子)の作品は3分半ほどの作品。ファウストの演奏は静かに始まりますが、次第にこの楽曲のもつバッハのシャコンヌのような鬼気迫る凝縮された世界に、聴き手は金縛りにあったように引き込まれてしまいます。ニコラ・マッテイス(息子)は当時コレッリのソナタを非常に優雅に演奏した、という記録が残されており、卓越した技術と音楽性を兼ね備えていた奏者だったことがうかがわれます(ハプスブルク家の宮廷に仕え、残されている作品はヴァイオリン作品よりむしろバレエ音楽が多い)。
ピゼンデルはドレスデン宮廷楽団に仕えたドイツの最高のヴァイオリン奏者でした。イタリアを訪れ、ヴィヴァルディに師事し親交を深めたことでも名を残しています。彼のソナタはバッハにも影響を与えたと考えられています。
ギユマンはルイ15世やポンパドゥール夫人に仕えたヴァイオリン奏者・作曲家で、当時知名度・俸給の高さで群を抜いた存在でした。しかし浪費癖があり晩年は借金に苦しみ飲酒も過ぎるようになるなど、波乱の人生を送ったといわれています。舞曲風の楽曲が連なるこのop.8は美しい装飾的な旋律が魅力です。
ヴィルスマイヤーは、ザルツブルク生まれで、ビーバーが率いる楽団の奏者でした。この作品は彼の唯一の出版譜に含まれるもので、楽譜の表紙には通奏低音を伴う作品を意図していた形跡もありますが、現在はソロ・パートのみが現存。ビーバーのスコルダトゥーラの技法も取り入れた作品となっています。
ディスクの最後に収められているビーバーのパッサカリアは、無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰のひとつ。ファウストの音楽は、たしかな歩みで音楽を運びつつ、音の余白にまで、研ぎ澄まされた神経が行き届いていることが感じられるもの。なにかに突き動かされているように激しさを増す装飾は美しさを一切失わず、その音の連なりが織りなす空気は、人智を超えた神秘の領域を感じさせます。(キングインターナショナル)

Aja/Steely Dan(LPレコード)
1977年プラチナ・セールスを記録したSteely Danの傑作『Aja』、アナログで登場。
EQされていないアナログのテープ・コピーからバーニー・グランドマンによってリマスタリングされた180gブラック・ヴァイナル。



不滅の名盤 ピンク・フロイド『狂気』(The Dark Side Of The Moon)50周年記念最新リマスター盤が、CD、LP、ブルーレイで単独発売
1973年にリリースされ、史上最も象徴的で影響力のあるアルバムのひとつと呼ばれるピンク・フロイド『狂気』(The Dark Side Of The Moon)の50周年を記念した、最新リマスター盤を発売。 『狂気』は1973年3月発売。現代社会の緊張と抑圧、人間の心のなかに潜む狂気をテーマにした一大コンセプト・アルバムはバンド初となる全米チャート1位を獲得(全英チャート最高位2位、日本では最高位2位 )。シングル・カットされた「マネー」も全米13位と大ヒットした。 全米チャートで741週(15年間)連続ランクインのギネス記録、全世界トータルセールス5000万枚以上、史上最も売れたアルバム3位などの記録を打ちたて、音楽史上最も重要な作品のひとつとして、今もなお世界中で新しいオーディエンスを開拓し、魅了し続けている名盤中の名盤。
光のプリズムをモチーフにデザインされたあまりにも象徴的なジャケットのアートワークはヒプノシスのストーム・トーガソンがデザインし、グラフィック・デザイナーのジョージ・ハーディーが描き、マスターは長年ピンク・フロイドの音を司ってきたジェームス・ガスリーによる2023年最新リマスタリング。 輸入盤は、CD、LPに加えてBlu-rayの単独リリースも決定。Blu-rayには、ドルビーアトモスと5.1サラウンド・ミックス、そしてリマスターされたステレオ・バージョンが収録されている。いずれも2023年3月に発売された豪華限定盤『狂気』50周年記念ボックス・セットに収録されていたもので、単独発売は初めてとなる。

2024年に生誕100周年を迎えるルディ・ヴァン・ゲルダー。生誕100周年イヤーに先駆け、長く製造中止になっていた〈プレスティッジ〉の栄光の歴史を彩った名盤・名作全60作品『Prestige RVGリマスター超限定60』をアンコール・プレスするシリーズの第1弾!


ワルツ・フォー・デビイ [SACD[SHM仕様]]SACD(シングルレイヤー)

巨匠A.セゴビアが南米ツアーのために作らせた究極の名器”ハウザーI世(1936)”を使用
デビュー30年を記念した「J.S.バッハ/6つの無伴奏チェロ組曲」全曲録音(FOCD9845/9860)&全曲演奏プロジェクトを大成功のうちに完遂、躍進を果たした現代最高のギタリスト・益田正洋。
本作では「現代ギターの父」アンドレス・セゴビアが南米ツアーのために特別に作らせた究極の名器”ハウザーI世(1936)”を手に、古典期において最も成功したギター・ヴィルトゥオーゾの1人、マウロ・ジュリアーニの作品集をお届けします!
19世紀初頭、ウィーンの楽壇において絶大な人気を博したジュリアーニ。ベートーヴェン《交響曲第7番》の初演に(恐らくチェリストとして)参加するなど、ギタリストとしての枠に収まらない活動の記録も残っています。
10の花の名を冠した表題曲集を含む、クラシックギターの美しく表現豊かな音色を知り尽くした名匠の手による珠玉の名曲を、歴史的名器を手にした現代の天才ギタリストの演奏でお聴きください。
胸いっぱいに拡がる音の花束を貴方に――。(フォンテック)

当アルバムはアメリカに焦点を当て、20世紀から現代までアメリカ音楽史を辿る実に興味深い内容!収録曲はガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」、アフリカ系アメリカ人女性作曲家の第一人者フローレンス・プライスのソナタ、バーバーの「遠足」などのクラシックだけでなく、ジャズのビリー・ホリデイ、デューク・エリントンの名ナンバー、さらにはスティーヴィー・ワンダー、ムーンドッグなど、アメリカ音楽を語る上で欠かせない作品を色彩豊かに奏でております。ジャンルを超えた作品をここまで自由自在に演奏できるのは流石、カレファックスと申せましょう。
当団はこれまでMDGレーベルから数多くリリース。
近年はPENTATONEレーベルから『隠された秘宝』(KKC-6198 / PTC-5186696)、『ディドとエネアス』(PTC-5186758)、『バッハの音楽の捧げもの』(廃盤)をリリースしており、当アルバム『アメリカン・ラプソディ』は第4弾となります。
リード・ファンはもちろんのこと、オーディオ・ファンにもおすすめしたいディスクです!(キングインターナショナル)

『リュートのための古い舞曲とアリア』組曲は16世紀後半から17世紀初頭のイタリアとフランスの作曲家によるリュートまたはギターのための作品からの編曲ですが、こちらも新鮮な響きで彩った組曲。
繊細で洗練された音色が特徴のこの作品はイタリアのオーケストレーションの巨匠レスピーギが贈る名作です。
1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキーの薫陶を受けております。
自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。(キングインターナショナル)

これまでにロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団など国際的に高い評価を受けているオーケストラとも頻繁に共演を繰り返しており、イギリス期待の若手指揮者の一人で、今回の録音がChandosレーベル初録音となります。(東京エムプラス)

スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペインで最も偉大な現代芸術歌曲の作曲家の一人である、ヘスス・レギドの作品集が登場。
1975年のデビュー以来、スペインを代表する歌曲作曲家の一人として活躍するヘスス・レギドは、80年代には多くの作曲賞を受賞し、中でもオルガン曲ではクリストバル・アルフテル賞をしています。
本アルバムでは、レギドの詩的で力強い言葉の3本柱である愛、死、生を巡る作品の数々を、ベルリン・フィル、ボストン響、BBCフィルなど、世界最高峰のオーケストラとの共演や、スペインの名ピアニスト、アレクシス・ムニョスからも絶賛されるソプラノ、ラケル・ロヘンディオの美声で彩ります。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
(東京エムプラス)