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新譜紹介

stereo誌 2024年08月号 今月の変態ソフト選手権!/ハイドン: 《音楽時計のための作品集》

ハイドン: 《音楽時計のための作品集》
東京藝術大学楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに、チェンバロをロベール・コーネンに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。Music BirdやOttavaなど番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽から現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。バッハ《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとし、日本人初録音のパイプオルガン、演奏至難のポジティフオルガン、ブゾーニ編曲版を語り尽くしたピアノ、世界中の楽器でレジストレーションしたトイピアノ、そして鍵盤ハーモニカ、原点回帰すなわち原典版のピアノ(Pooh’sHoop)の6つのアルバムは音楽各誌で絶賛。新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版。CD《涙のバガテル~シルヴェストロフ・ピアノ作品集》《ぬんこむ~Nun komm, der Heiden Heiland~》《オルゲルビュッヒライン》(Pooh’s Hoop)、《バッハ・オルガン作品集》《バッハ・オルガン作品集II》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、《Whispering Winds 第1 集&第2 集》(キングインターナショナル)発売中。(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年08月号 今月の変態ソフト選手権!/シェルシ: 弦楽三重奏曲&弦楽四重奏曲全集

シェルシ: 弦楽三重奏曲&弦楽四重奏曲全集
ひとつの旋律へのまなざしに至るまで
元祖スペクトル楽派シェルシのカルテット全集!ペンデレツキ、グレツキ、ジョン・ゾーンといった現代作曲家の弦楽四重奏曲を次々と録音しているモリナーリ弦楽四重奏団によるあらたな注目盤。イタリアを代表する作曲家ジャチント・シェルシ(1905-1988)の貴重な弦楽四重奏曲全集です。1950年代まではシェーンベルクの影響のもと十二音や無調による音響世界を構築していたシェルシ、後年は作風を変え、ひとつの音に注目し、単旋律が放つ音色そのものに集中していくようになります。4楽章制をとり厚みのある響きが対位法的に作られていく第1番に始まり、1本の線を4人で滲ませながら描いていくような単一楽章の第5番に至るまで、その変遷が味わえるありがたい2枚組。発表当時、物議を醸したという1958年の弦楽三重奏曲も収録しています。(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年08月号 今月の変態ソフト選手権!/ORTFのステレオ技術

ORTFのステレオ技術
フランス国立視聴覚研究所音源提供
ORTFによるラジオ放送でのステレオ録音、
最初期の貴重音源を含む注目盤!
エルリーのサン=サーンス、フルニエのラフマニノフ、
フェヴリエのラヴェル!ORTF(フランス放送協会)は1959年にステレオ録音の技術を確立。当アルバムにはORTFの技術の結晶といえる貴重な音源からジャック・フェヴリエのラヴェルの左手のための協奏曲(1960年1月)、ドゥヴィ・エルリーのサン=サーンスの「ハバネラ」「序奏とロンド・カプリチオーソ」(1966年12月)、そしてピエール・フルニエのラフマニノフのチェロ・ソナタ(1980年3月)を収録。フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」からの注目リリースです!

ドゥヴィ・エルリーのサン=サーンスは超絶技巧をものともせず、自由に歌いあげています。艶やかな美音はエルリーならでは。

ピエール・フルニエが息子ジャン・フォンダと共演したラフマニノフはじっくりと聴かせます。巨匠フルニエが1980年に演奏した貴重な記録といえます。

ジャック・フェヴリエはラヴェル作品を得意としたピアニスト。左手のためのピアノ協奏曲のフランス初演はラヴェルに抜擢され演奏している作曲家お墨付きの十八番です。マニュエル・ロザンタール率いるフランス国立放送管弦楽団と名演を聴かせてくれます。※日本語解説はつきません。(キングインターナショナル)

【TOWER RECORDS ONLINE】

アンコール・プレス!『マーキュリー・リヴィング・プレゼンス50』より41タイトルが再プレス

「リヴィング・プレゼンス」と名付けた独自の録音方法でLP初期からステレオ全盛期にかけて約350枚のアルバムを制作したマーキュリー社。その演奏会場で聴いているような臨場感を見事に再現した録音は、現在でも圧倒的な存在感のある名録音として髙い評価を受けています。
当時、録音の多くをてがけたウィルマー・コザート・ファインが自ら編集、リマスタリングを行ったCDマスターを用い、ルビジウム・クロック・カッティングを採用し、さらにハイ・クオリティなサウンドでお楽しみいただけるようにななったシリーズ『マーキュリー・リヴィング・プレゼンス50』から、41タイトルをアンコールプレス!

【TOWER RECORDS ONLINE】

長岡鉄男の外盤A級セレクション No.206

THE PUNCKES DELIGHT~英国音楽の黄金期のソロ・ヴィオール音楽
サヴァールのソロ名盤
驚くべき表現と変化に満ちた1枚がSACD Hybirdで登場!1979年録音の「リラ=ヴィオールのためのレッスン」というタイトルでASTREEからリリースされた名盤が、ALIA VOX からSACDイブリッド盤で登場!このアルバムは、ウィリアム・コーキンとアルフォンソ・フェッラボスコ2世が17世紀初頭に作曲した作品の決定盤として名高いもの。サヴァール単身のソロ・アルバムで、サヴァールの底知れぬ音楽世界があますところなくとらえられた名録音です。1曲1曲、豊かな情景が広がる演奏で、ふくよかな歌からリズミカルな舞曲のような作品まで、ひとつの楽器から驚くほどに幅広い音色と表現が広がります。コーキンの作品の美しいメロディ、エリザベス1世に仕えたフェッラボスコ2世の作品の深淵なる世界、いずれも驚きと変化に満ちています。(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年07月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》

ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》/ドビュッシー:《遊戯》《牧神の午後への前奏曲》

パリ管弦楽団クラウス・マケラ

世界的注目を集める若き指揮者によるロシア・バレエ団をテーマにしたアルバムの完結編

フィンランドの指揮者クラウス・マケラがロシア・バレエ団をテーマにしたパリ管弦楽団とのアルバムの完結編をデッカよりリリースします。ストラヴィンスキーのバレエ音楽のシリーズで前作は『火の鳥』と『春の祭典』、そして今回『ペトルーシュカ』を録音しました。ドビュッシーの『遊戯』と『牧神の午後への前奏曲』が併録されています。前作は数々の高評価を得て、驚異的な成功を収めています。

ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》/ドビュッシー:《遊戯》《牧神の午後への前奏曲》 – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

 

stereo誌 2024年07月号 今月の変態ソフト選手権!/音の祭典2023

音の祭典2023
Various Artists
生誕120周年、歿後40周年記念。
伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの
名録音から厳選した究極のオムニバス・アルバム!伝説のエンジニア、アンドレ・シャルラン(1903-1983)。昨年2023年に生誕120年、歿後40年を迎えました。当アルバム「音の祭典2023」はシャルラン指折りの名録音から厳選17トラックを収録したCDで、2023年、最新リマスタリング音源です。

デジタライゼーションおよびリマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献している名エンジニア、ブリュノ・ゴリエです。ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャルラン愛」に満ちた人物。シャルランの遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしております。

生涯シャルランがこだわり続けた「ワン・ポイント録音」の素晴らしさを実感できる究極のオムニバス・アルバム。当アルバムには1968年、シャルランが来日した際に録音した「能」も収録しております。(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年07月号 今月の変態ソフト選手権!/佼成ウインドLIVE ~2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲~

佼成ウインドLIVE ~2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲~ (96kHz/24bit)

大井剛史指揮東京佼成ウインドオーケストラ

今年の吹奏楽課題曲をライヴ収録!

吹奏楽現役の学生や多くの吹奏楽ファンが全国から駆け付ける、1夜限りの「2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲コンサート」のライヴ録音!
正指揮者・大井剛史の熱いタクトによってプロの吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」が表現した楽曲たちは、会場に駆けつけた多くの聴衆を毎年魅了しています。

佼成ウインドLIVE ~2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲~ (96kHz/24bit) – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

 

stereo誌 2024年07月号 今月の変態ソフト選手権!/TRPTK 9周年記念サンプラー

TRPTK 9周年記念サンプラー
Various Artists
これまでに高音質で高品質の音楽を提供してきた「TRPTK」レーベルは9周年を迎えました。その9年間でリリースされた97枚のアルバムから厳選された17曲を収めたこのサンプル盤は「TRPTK」のこれまでの集大成と言えるでしょう。まだこのレーベルを聴いたことのない方はもちろん、一部しか聴いたことのない方にもおすすめの1枚となっています。(東京エムプラス)

EAST WIND MASTERS COLLECTION 1000

1974年設立の〈イースト・ウィンド・レーベル〉の名盤を各¥1100 (税込)にて限定アンコールプレス!

〈EAST WIND MASTERS COLLECTION 1000〉
・全72作品
・完全限定盤(生産枚数終了または2024年12月末までの出荷)
・DSDリマスター使用
・価格 各¥1100 (税込)
※こちらの72作品は2015年と2016年に発売された商品のアンコールプレスです。

【TOWER RECORDS ONLINE】

stereo誌 2024年06月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/酒井格 作品集

酒井格 作品集

飛躍の第一歩「たなばた」初期稿から最新作まで、大井が紡ぐ酒井格の真髄!

高校生の時に作曲した「たなばた」が大ブレイクし、作曲家としての地位を確立した酒井格の作品を、世界に誇る東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)が作曲者立ち合いのもとで録音したアルバムが完成。指揮は、TKWO正指揮者であり、作曲者との親交も深い大井剛史。「たなばた」は出版前の自筆譜に基づく初期稿を世界初録音した他、馴染み深い出版稿をライブ録音で収録。大井の委嘱で作曲された「いちご協奏曲」では若き3人のヴィルトゥオーゾをご堪能いただけます。ロマン溢れる酒井格の名作群を大井&TKWOの緻密かつスケールの大きい演奏でお楽しみください。(CAFUAレコード)

stereo誌 2024年06月号 今月の変態ソフト選手権!/うつろい~ソングズ・オヴ・マイ・ランド

うつろい~ソングズ・オヴ・マイ・ランド
山田千代美ニュー・アルバム!
新感覚の越境古楽!古楽大国オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田千代美の新境地! カテリーナ古楽器研究所のメンバーらが古今東西の楽器を操り、日本の民謡をベースに、西洋の古楽・クラシックから、ポップス、フォーク、現代音楽など様々なサウンドを取り入れた、ジャンルレス、ボーダーレスなアルバムが登場!

山田千代美は国立音楽大学を卒業後、オランダのハーグ王立音楽院に留学。在学中よりレベッカ・ステュワート博士の率いるルネサンス・カペラの第1ソプラノとして演奏を始め、ポリフォニー音楽、グレゴリア聖歌の豊富な経験を積み、佐藤豊彦の率いる古楽アンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」のヴォーカリスト、日本の古楽アンサンブル「諧謔音楽」のメンバーとして活動。古楽のスペシャリストとして、浸透性のある声と繊細な表現テクニックが高く評価されています。佐藤豊彦の自主レーベル「Nostalgia(のすたるぢあ)」からは、「東雲のうた(Nostalgia0201)」、「黒船の歌(Nostalgia1101)」、「幽玄 佐藤豊彦作品集(Nostalgia1501)」、「伊福部昭の古歌(Nostalgia1701)」などのアルバムをリリース。ニュー・アルバム「うつろい」のために新レーベル「Indigo Road」が設立され、Nostalgiaの多くのアルバムでも録音を行ってきたヨナス・ニーダースタットが、今作でもプロデューサーとレコーディング&マスタリングを担当しています。(東京エムプラス)

stereo誌 2024年06月号 今月の変態ソフト選手権!/ジョン・アダムズ: シティ・ノワール 他

ジョン・アダムズ: シティ・ノワール 他

ウィーン放送交響楽団マリン・オルソップ(指揮)

現代アメリカを代表する作曲家の一人、ジョン・アダムズの作品集。このアルバムには、彼の代表作「シティ・ノワール」を含む3つの作品が収録されています。冒頭の「シティ・ノワール」は1940年代から50年代のロサンゼルスの文化と社会史からインスピレーションを受けた“想像上の映画音楽”と彼が呼ぶ作品。巨大なオーケストラを縦横無尽にあやつるアダムズの手腕を知ることができます。「フィアフル・シンメトリーズ」は彼が《中国のニクソン》を成功させた時期の作品。管弦楽にシンセサイザー、サクソフォンなど多彩な楽器を加えた、いわば変型版ビッグバンドとも言える編成で、打楽器などのサンプリング音源も用い、蒸気機関で動く機械を連想させるミニマル風の曲です。指揮者のマリン・オルソップはカブリヨ現代音楽祭で活動を始めた30年以上も前からアダムズと協働を続け、その間に彼の作品を数多く演奏してきました。今回は彼女の手兵であるウィーン放送交響楽団とともに愛するアダムズの作品を演奏、共感溢れる音楽を披露しています。アルバムの最後に置かれた「ローラ・モンテスはスパイダー・ダンスを踊る」は、オルソップがカブリヨ現代音楽祭を離れる時にアダムズが彼女のために書いた曲で、短いながらも温かい心情、ユーモアにあふれた作品です。

ジョン・アダムズ: シティ・ノワール 他 – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

 

stereo誌 2024年06月号 今月の変態ソフト選手権!/デュティユー: 「遥かなる遠い国へ」、メタボール、交響曲第1番

デュティユー: 「遥かなる遠い国へ」、メタボール、交響曲第1番
20世紀のチェロ協奏曲の傑作「遥かなる遠い国へ」
デュティユーの信頼厚いケラスをソリストに迎え
決定的名演の登場!メシアン作品集(HMM.905336/KKC.6787)が強烈だったヒメノ&ルクセンブルク・フィルによる、デュティユー作品集の登場。チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」にはデュティユーからの信頼も厚かったケラスがソリストとして登場している注目盤です。

ケラスは、若い新進奏者だったころ、「私の作品を演奏してくれてありがとう」という内容の手紙をデュティユーから受け取ったそう。その後長きにわたって、ケラスは何度もデュティユーの作品を演奏し、また、デュティユーの自宅(2台のコンサート・グランドのピアノが置いてあるために窮屈だったという)を何度も訪れ、そこでもデュティユーの作品を演奏し、助言を得たといいます。チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」は、20世紀の名曲であり、非常に高い音も多用された難曲でもあります。ケラスの最高峰の技術と、作曲家の意図を瞬時に汲み取る深く鋭い洞察力、そしてヒメノ率いるオーケストラとの精巧なアンサンブルが、この現代の名曲に決定的な名演を生み出しました。この「遥なる遠い国へ」は連続して演奏される5つの楽章からなる作品で、各楽章にボードレールの一節が掲げられています。この作品が生まれる前、ボードレールの「悪の華」にデュティユーが音楽をつけ、ローラン・プティが振り付けをするというプロジェクトがありました。しかしそれは実現しませんでしたが、かわりにこの作品が生まれたといえます。ロストロポーヴィチによって初演されています。非常に静かで謎めいた、ソリストだけが奏でるトレモロで終わるという謎めいた結末まで、高い集中でひきつけられる演奏です(キングインターナショナル)

Deep Purple/Machine Head (Super Deluxe)その2

前回は従来版とリマスター版を比較しましたが、今回はリマスター版とリミックス版

を比較しました。

Machine Head (Super Deluxe) – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

f特 黄色:リマスター版 白:リミックス版

リミックス版はリマスター版に比べ、リバーブが控えめになってます。

各パートのミックスバランスも若干変わり、輪郭がより明確になってます。

音圧も若干上がり、切れもでてきた感じがあります。

 

Deep Purple/Machine Head (Super Deluxe)

Deep Purple/Machine Head (Super Deluxe)が発売されたので、Highway Starで従来版と2024年最新リミックスやリマスター音源を比較してみました。

従来版とリマスターのf特比較 黄緑:従来版 白:リマスター版

 

波形:従来版

波形:リマスター版

明らかにリマスター版の方が、音圧が上がっていることが判ります。

当然、同じヴォリューム位置でしたら、リマスター版の方が大きく聴こえます。

ヘッドホンや小中音量で聴いた場合は、リマスター版の方がインパクトがあります。

音量を上げた場合は、従来版の方が奥行きのあるサウンドが楽しめるかも知れません。

 

stereo誌 2024年05月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/マイール: ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)

マイール: ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)

コンチェルト・デ・バッススジモン・マイール合唱団アンナ・ファイト(ソプラノ)ボグナ・ベルナギエヴィチ(ソプラノ)フレイア・アプフェルスタット(アルト)マルクス・シェーファー(テノール)ジー・ファン(テノール)ニクラス・マルマン(バス)フランツ・ハウク(指揮)

ヨハン・ジモン・マイールの音楽を積極的に紹介するフランツ・ハウクとコンチェルト・デ・バッスス。今回のアルバムでは200年ほどの間、顧みられることのなかったマイールの「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)」を演奏しました。この作品は、以前NAXOSからリリースされた「グローリア・ミサ」(8.574203)と同じく、17世紀イタリアで流行した「ミサ・コンチェルタータ」(各々の曲は連続せず、独立して奏される)の様式に根差しており、歌い手とオーケストラが巧みな掛け合いを聴かせ、とりわけ「オーケストラ・パートの優れた対位法の書法は当時の聴衆に強烈な印象を与えた」と、マイールの最初の伝記作家ジローラモ・カルヴィ(1791-1872)が書き残したほどです。70作以上の歌劇を残したマイールの抒情的な旋律美は、これらの宗教的作品でも健在です。
【マイール: ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)/コンチェルト・デ・バッスス, ジモン・マイール合唱団, アンナ・ファイト(ソプラノ), ボグナ・ベルナギエヴィチ(ソプラノ), フレイア・アプフェルスタット(アルト), マルクス・シェーファー(テノール), ジー・ファン(テノール), ニクラス・マルマン(バス), フランツ・ハウク(指揮)/ハイレゾ】