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stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/シューベルト: ピアノ・ソナタ集

シューベルト: ピアノ・ソナタ集
シューベルト・ソナタ集、ついに完結!
ポール・ルイス、さらなる高みへ2001年にはじまったポール・ルイスのシューベルト・ソナタ集録音、ついに完結編の登場です。ポール・ルイスはこの20年の間、シューベルトの演奏会シリーズで純度の高いシューベルトで世界中をうならせ、さらにベートーヴェンのソナタや協奏曲全集で他の追随をゆるさない高次元の演奏を展開してきました。
久々となるシューベルトのソナタ録音となる当盤でも、ポール・ルイスは一切の過剰な表現を排し、シューベルトとの魂の対話を高精細な音色で聴かせてくれます。
イ長調のソナタはピアノ学習者がしばしば演奏しますが、ポール・ルイスの演奏は明るい音色で自然な歌に満ちていながら、1ミリも隙がない均衡のとれた美しさです。ポール・ルイスがさらなる高みへと上っていることが感じられるシューベルトです。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/「私的な旅」

「私的な旅」

ピオーとカドゥシュの新生デュオが誘う、歌で紡ぐ旅

初めて行ったデュオでのリサイタルを成功させたサンドリーヌ・ピオーとダヴィッド・カドゥシュによる、待望のアルバムが登場。新たな出会いの喜びとそこから見えるもの、憧れの地への旅、到達できない場所への探求といったものを出発点として、様々な作曲家と詩人たちによる言葉の交差を楽しむというのがテーマとなっており、結果的には有名作を多く含むドイツ語圏とフランスの作品を収めた内容となっています。どの作品でも詩情を奥深く表現するピオーの特性が生きており、「魔王」での切迫した表情も歌姫の貫禄十分。フランスを中心にソリストとして活躍めざましいカドゥシュのピアノも、これにそっと寄り添う素晴らしいサポートを聴かせてます。

国内仕様盤
日本語解説…相場ひろ
歌詞日本語訳…山下賢司(ナクソス・ジャパン)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/アルティッシマ~ハイ・バロック時代のトランペット作品集

アルティッシマ~ハイ・バロック時代のトランペット作品集

北米の人気バロック・トランペット奏者! シャンドス・デビュー盤!

北米の名バロック・トランペット奏者、ジョシュ・コーエンのChandosファースト・ソロアルバム!
バロック・トランペットが最も輝きを示したハイ・バロック時代の作品集!

ワシントンD.C.出身のバロック・トランペット奏者、ジョシュ・コーエンのChandosデビュー盤。コーエンは、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、ワシントン・バッハ・コンソート、モントリオール古楽スタジオ、アポロズ・ファイアなど、北米の古楽器アンサンブルや古楽器オーケストラの首席奏者やソリストとして共演するなど、北米で最も人気のあるクラリーノ(トランペット)奏者のひとりとして活躍しています。
これまでにアンサンブル・カプリスとの共演で、高い演奏技術を要するブランデンブルク協奏曲の録音を残しているコーエン。Chandosデビューを飾る本アルバムでは、17世紀後半から18世紀半ばにかけて作曲されたバロック・トランペットのための幅広いレパートリーを取り上げています。現在のバルブやピストンが開発される遥か以前、1500年代から使用されるようになったとされるバロック・トランペットは、モダン・トランペットが誕生する1800年代後期にかけて、宗教作品、オーケストラ作品、独奏作品と多岐にわたり用いられました。バルブ機構が存在しないため、倍音以外の音を出すための唇の絶妙なコントロールなど、より高い演奏技術が求められるこの楽器を、現代のヴィルトゥオーゾの妙技で華々しく奏でます。
(東京エムプラス)

『レコード芸術』2023年05月号 新譜月評 優秀録音/ショスタコーヴィチ: 交響曲第12番&第15番

ショスタコーヴィチ: 交響曲第12番&第15番
ショスタコーヴィチ最後の交響曲!
フィンランドの秀英、ストゥールゴールズ!手兵BBCフィルハーモニックとの渾身のショスタコーヴィチ!
随所で見せる圧倒的な統率力で作品の細部まで描きます!

2008年から2015年までヘルシンキ・フィルの首席指揮者を担い、その他にもラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務め、現在はBBCフィルハーモニックとカナダ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団の首席客演指揮者を務めているフィンランドを代表するマエストロ、ヨン・ストゥールゴールズ(ヨーン・ストルゴーズ)。
2014年~2015年に発売された「シベリウス:交響曲全集(CHAN 10809)」と「ニールセン:交響曲全集(CHAN 10859)」、2つの「生誕150周年記念盤」の世界的ヒットによって一躍脚光を浴び、その後ジョージ・アンタイルの管弦楽作品集(CHAN 10941、CHAN 10982、CHAN 20080)でその秀でた実力を見せつけてくれました。
また直近では2023年1月に東京都交響楽団との来日公演を行い好評を博しています。

2020年に発売され、レコード芸術特選盤&優秀録音、英グラモフォン誌「Critics’ Choice」と高く評価されたショスタコーヴィチの「交響曲第11番」(RCHSA 5278/CHSA 5278)に続き、十月革命を描いた「第12番」と最後の交響曲となった「第15番」のリリースです。
随所で見せる緻密なテンポ設定によってきっちりとコントロールされた前作、今作でも期待が高まります。(東京エムプラス)

『レコード芸術』2023年05月号 新譜月評 優秀録音/モーツァルト: 弦楽五重奏曲第3番&第4番

モーツァルト: 弦楽五重奏曲第3番&第4番

エベーヌ弦楽四重奏団にアントワン・タメスティが加わり、心に響く暖かさ、各楽器との対話により、新鮮で魅惑的な演奏を披露。

ここに収められたモーツァルトの弦楽五重奏曲の2曲は、1787年にペアとして作曲されましたが、対照的な性格を持っており、交響曲第40番と第41番とのように擬せられ、随所に流れる美しい旋律は、モーツァルトの数ある作品の中でも、もっとも深い憂いをたたえたものに数えられています。この弦楽五重奏曲は弦楽四重奏にヴィオラが追加されたもので、音の絡み合いが複雑であり弦楽四重奏の響きの純度に比べると、中音部のバランスが重要視されます。エベーヌ四重奏団の瑞々しく新鮮に、何よりも生き生きと蘇った見事なバランスによる透明な響き、しなやかな歌のあふれた緊密なアンサンブル。そして世界で最も偉大なヴィオリストと称され、比類のないテクニックと深い芸術性をもつ音楽家であることに加え、美しく、豊で深みのある、磨きぬかれた質の高い音色で知られるヴィオラ奏者のアントワン・タメスティが加わり、心に響く暖かさ、各楽器との対話により、何とも新鮮で魅惑的な演奏を披露しています。常に時代に合った新鮮味を加え、作品の深奥に迫っていく鋭敏な感性には脱帽です。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き(ワーナーミュージック・ジャパン)

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『レコード芸術』2023年05月号 新譜月評 優秀録音/ファンタジー

ファンタジー

華麗なる技巧と香り高い音楽!実力派クラリネット奏者、田中香織によるファンタジー集!

日本音楽コンクール第1位受賞、ジャック・ランスロ国際コンクール第2位など多くの国内外コンクール受賞歴を持ち、スイス・バーゼルにて研鑽を積んできたクラリネット奏者、田中香織のデビューアルバムです。完璧なテクニックをもとに奏でられる美しいフレージング。多彩に変化する音色の妙。田中香織の高い音楽性が感じられるアルバムとなりました。今回のテーマは「ファンタジー」です。各作曲家によって照らし出される華麗で幻想的なクラリネットの魅力が存分に詰まっています。田中香織の圧倒的な技巧と細部まで統率の行き届いた音楽性をお楽しみ下さい。(ナクソス・ジャパン)

『レコード芸術』2023年05月号 新譜月評 優秀録音/プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』全曲

プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』全曲

現代を代表する指揮者パッパーノによる「トゥーランドット」!

歌劇作品での評価がとりわけ高い現代を代表するトップ指揮者、パッパーノによる渾身の「トゥーランドット」、主役テノールにカウフマンを迎えた新世紀の決定的新録音。アルファーノ補作初稿を使用し、トスカニーニによる削除部分も復元しての世界初・完全全曲録音。日本盤のみボーナス・トラック「誰も寝てはならぬ」(シングル・エディションー単独のアリアとして歌われる場合のエンディングヴァージョン)収録(デジタル配信には収録)。

日本語解説書(72ページ)には、パッパーノによる作品と演奏・録音についての解説の日本語訳。
オペラ研究家の岸純信 氏による作品解説と、アルファーノ補作初稿版との違いなどの書き下ろし解説文。
アルファーノ補作初稿版による歌詞対訳付き(発売・販売元 提供資料)

『レコード芸術』2023年05月号 新譜月評 優秀録音/ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14

ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14
大野和士×都響 2019年《幻想》ライヴ
内面の幻想を明瞭に描くことであきらかになる作曲家の情念特異な交響曲を丹念に歌い構築、オーケストラの醍醐味を堪能!東京都交響楽団と音楽監督・大野和士によるALTUSライヴシリーズ、マーラー《巨人》(ALT-522)に続く第2弾。ベルリオーズ没後150年にあたる2019年に演奏された《幻想交響曲》を収録しています。

壮麗な近代オーケストレーションの開祖的作品にして、狂気をはらんだ幻想性をもつ特異な交響曲。
ベルリオーズの天才的なアイデアが満載のスコアを、大野は明瞭な響きではっきりと音楽化し、そのうえで熱のこもった歌として聴かせます。
各奏者の美しくこまやかな動きからトゥッティの壮絶な強打まで、すべてが有機的につながり、大きな流れの上で凄味あふれるクライマックスを構築。
オーケストラを聴く醍醐味そのもののような、聴き応えある名演奏です。

「フィナーレも、そこに描かれているはずの一種グロテスクな地獄絵図そのものよりも、それを描きだしてしまう若い男の情念のほうに聴きての注意を向かせる。言い換えるなら、書き綴られた音符そのものではなく、それを透かして、それを書いた男の夢と欲望に歪んだ顔つきを見せてくれる。」(許 光俊氏の解説より)
(1/3)(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年05月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/平野一郎「四季の四部作」 春 夏 秋 冬

平野一郎「四季の四部作」 春 夏 秋 冬

吉川真澄(女声)

2015年度サントリー芸術財団〈佐治敬三賞〉を受賞した公演の主軸曲、平野一郎作曲《四季の四部作》「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」〜無伴奏女声独唱の為の〜を、京都の能楽堂・嘉祥閣に於いて収録。演奏されたままの広大なダイナミックレンジを保持した高品位録音です。

平野一郎「四季の四部作」 春 夏 秋 冬 – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

f特黄緑はCD、白はハイレゾ音源。

 

 

stereo誌 2023年05月号 今月の変態ソフト選手権!/SAX 現代サクソフォン協奏曲集

SAX 現代サクソフォン協奏曲集
現代音楽こそサックスがもっとも輝く!
クラシック編成のなかで魅せつける圧巻の表現サクソフォンが発明されて約180年、クラシカルな楽器の中で比較的新しいこの楽器は、近年、その地位が確立され大いに活躍する「協奏曲」という形で輝かしく発展しています。
マルクス・ヴァイスは最も成功したクラシック・サクソフォン奏者と称され、数多くの新作を初演し、サクソフォンの可能性を開拓し続けている名手。ここに収録された4曲はすべて彼が初演を務め、うち3曲は彼にささげられています。アルバムを通してソプラノ、アルト、テナー、バリトンと各種サクソフォンが登場。非常に技巧的なエトヴェシュの『フォーカス』、クリスタルなサウンドが個性的なバルタカスの『サクソルディオンフォニクス』など、音色と表現の限りない幅広さに驚かされる注目作です。(キングインターナショナル)