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stereo誌 2024年01月号 今月の変態ソフト選手権!/F.クープラン:ヴィオール曲集 1728

F.クープラン:ヴィオール曲集 1728<限定盤>
サヴァールのASTREEデビュー盤。
ぞくっとするほどの濃厚な美しさ。1975年録音の、サヴァールのASTREEデビュー盤の大名盤、F.クープランのヴィオール曲集。もともとサヴァールの一連の録音はASTREEレーベルからのリリースでした(のちに、サヴァール自身がALIA VOXを立ち上げ新録音をリリースすると同時に、1975年録音の、サヴァールのASTREEデビュー盤の大名盤、F.クープランのヴィオール曲集のLP盤。故長岡鉄男氏が「厚みとアブラっこさ、艶はナンバーワン、時にはしつこいくらい」と名調子で表現したそのサウンドも大きな魅力。当時30代前半だったサヴァールが、同世代の名手ふたりとともに、はりつめた緊張感にみちた素晴らしい演奏を展開している大名盤です。この「ヴィオール曲集」(1728)は、クープラン晩年の作品。その創作力、才能が絶頂にあった頃のものです。1728年は、クープランの宮廷の中でも最高のヴィオール奏者といわれたフォルクレと並ぶマラン・マレが逝去した年でもありました。晩年になってもバス・ド・ヴィオールに取組んだことも興味深いですが、クープランは、当時すでに消えかかっていた伝統に敬意を表したとも考えられるでしょう。第1組曲は7曲から成り、フランスのスタイルで書かれた懐古的な性格を持ちます。ガヴォット楽章の和音など、思わずぞくっとするほどの美しさ。終曲の壮麗なパッサカイユ(またはシャコンヌ)も見事としか言いようがありません。第2組曲は4曲から成り、こちらはどちらかというとイタリア的。第3曲の「葬儀」は静謐な緊張感に満ちた傑作。終曲の「白いシャツ」は無窮動の曲で、超絶技巧が要求されます。サヴァール、そしてコープマンとモレットの見事な演奏、注目です!
ここでも、ALIA VOXのSACDハイブリッドシリーズでもおなじみのエンジニア、マヌエル・モヒノがここでもマスタリングを手掛けております(もともとはサヴァールはASTREEレーベルで録音活動を行っていましたが、サヴァール自身がALIA VOXを立ち上げて以降は、ALIA VOXレーベルで新録音をリリースすると同時に、ASTREE時代の音源も移行しています)。古楽界の至宝にしてレジェンド、巨匠中の巨匠のサヴァールの音楽の粋を、心行くまで堪能できます!(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年01月号 今月の変態ソフト選手権!/TOHJIN classical guitarist

TOHJIN classical guitarist
島崎陶人独自の解釈と奏法がクラシックの小品を現代に蘇らせる
こんなに楽しく聴けるクラシック・ギターの演奏が他にあっただろうか兵庫県神戸市出身で、関西中心に活動するクラシック・ギタリスト島崎陶人の初CD。島崎は現在74才。キャリアは50年以上のベテランだが、これまで誰にも師事することが無く、演奏方法も独特なために異端児扱いされ、正当な評価を受けることなく今日に至っている。

収録された全17曲は殆どがよく知られたクラシックの小品だが、音が出た瞬間に立ち上がりがよく表情豊かな音に通常のクラシック・ギターとは異なる世界が提示される。

音の秘密は島崎が長い年月をかけて創りあげて来た独自の奏法と改造されたギターにある。前者は主に島崎がギターの弦を斜めに切るように弾くことだが、文書で表現することは極めて困難である。後者はギターのサドル部分のみ残してブリッジを削り取った上でギターのトップ(表面板)に穴を開けて弦を固定する大胆な改造を行うことにより成し得たものである。尚、ギターの改造は手先の器用な島崎本人の手による。

ジャケット及びブックレットには演奏とは趣の異なるほのぼのとしたイラストを用いているが、島崎の楽曲に対するイメージを表現したもの。因みにイラストは全て島崎の一番弟子の女性によるもの。

本作は元々自主制作盤としてWaon Records傘下のAlquimista(アルケミスタ)レーベルから2021年11月にリリースされたものだが、今般オリジナルの状態で新レーベルShinRec( 実際の本CD制作者)の名義で再発売する。島崎の唯一無二の演奏のみならずShinRecが信条とする2本のマイクとDSD5.6MHZによる高音質録音がもたらす空気感のある自然な音を是非お聴きになってください。(キングインターナショナル)

stereo誌 2024年01月号 今月の変態ソフト選手権!/熱海海上花火大会

1993年熱海市坂本邸(6階建てビル)屋上での録音。レーベルはビクター。20ビットK2スーパー・コーディング。

長岡鉄男ダイナミックソフト、観音力で紹介。

CDの品番はVICG-5380(廃盤)

花火/熱海海上花火大会|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~

シューマン三部作/イザベル・ファウスト

シューマン三部作 [3CD+Blu-ray Disc]
ファウスト、ケラス、メルニコフ
エラス=カサド&FBO
最強のメンバーによるシューマンが
3CD+1BDボックスで登場!
映像には初出の「序曲、スケルツォと終曲」も収録!ファウスト、ケラス、メルニコフというスーパースターたちによる、シューマンの協奏曲+ピアノ三重奏曲プロジェクトがボックスで登場します!映像は再登場にあわせてブルーレイ化、さらに単独で発売されていた時には含まれなかった管弦楽曲「序曲、スケルツォと終曲」が収録されております!

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という、いまや世界が認める存在となった三人による、シューマン・プロジェクトが始動します。シューマンの協奏曲3曲(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3曲のレコーディングをするというこのプロジェクトは、3人が、ヨーロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。楽器は、ガット弦の弓を張った弦楽器、そしてフォルテピアノで、ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。指揮はパブロ・エラス=カサド。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、新しいシューマン像が完成しました。(キングインターナショナル)

〈タワレコ限定・高音質〉イシュトヴァン・ケルテス名盤3タイトル

〈タワレコ限定・高音質〉イシュトヴァン・ケルテス名盤3タイトル~ユニバーサル音源復刻“VINTAGE SA-CD COLLECTION”第33弾

 

タワーレコード・オリジナル企画盤  UNIVERSAL x TOWER RECORDS
“ユニバーサル音源”復刻 SA-CDハイブリッド盤のシリーズ最新作
“VINTAGE SA-CD COLLECTION” 第33弾
ケルテス没後50年 企画盤 新規マスタリング
演奏、音質ともに秀逸な歴史的超名盤3点
DECCA音源 優秀録音盤
(ステレオ録音)(一部世界初SA-CD化)(盤面印刷:緑色仕様)

1. ウィーン・フィル/ドヴォルザーク:新世界、イスラエル・フィル/モルダウ、スラヴ舞曲より他
2. ロンドン響/コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」、ガランタ舞曲、孔雀による変奏曲他
3. ウィーン・フィル、ロンドン響/モーツァルト:レクイエム、フリーメーソンのための葬送音楽他
各税込 3,548円 限定盤

新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから高品位デジタル化(ダイレクトDSD化)後、
本国の専任エンジニアによる最新のマスタリングを行いました
山野 雄大氏による各新規序文解説付。オリジナル・ジャケット・デザイン(一部を除く)使用。

【TOWER RECORDS ONLINE】

 

stereo誌 2023年12月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/History of Stanley

History of Stanley

NUA Percussion Group(打楽器)

名古屋芸術大学打楽器専攻生によって構成されたNUA Percussion Groupの演奏による、Stanley Leonard氏の作品集である。曲目は2023年にNUA Percussion Groupのために作曲された《Reflections》と、1972年米国カーネギーメロン大学のために作曲された《Circus》の2曲である。Stanley Leonard氏にとって初めて作曲した打楽器室内楽作品。

History of Stanley – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

 

 

 

 

stereo誌 2023年12月号 今月の変態ソフト選手権!/カヴァリエーリ: エレミアの哀歌

カヴァリエーリ: エレミアの哀歌
枠にとらわれない大胆な書法
異才作曲家カヴァリエーリの名作カヴァリエーリは外交官・振付師・オルガニスト・作曲家という経歴を持つ異才で、現存する作品はごく少ないものの、当時の最先端をゆくスタイルを用い、声楽・オペラの発展に大きく寄与した人物。『エレミアの哀歌』は彼の代表作と言え、伝統的な5声のア・カペラ合唱だけでなく通奏低音つきの独唱や二重唱も登場します。またおどろくような和声進行など、およそルネサンス・ポリフォニーの枠から逸脱した革新性を持っていますが、同時にたまらない美しさをたたえた感動的な名作です。声楽アンサンブル「プロフェティ・デッラ・クインタ」はエラム・ロテムによってイスラエルのガリラヤ地方で創設され、現在はスイスのバーゼルを拠点として活動しています。10年かけて『エレミアの哀歌』を研究・演奏してきた団体であるため、とても高い完成度の演奏がお聴きいただけます。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年12月号 今月の変態ソフト選手権!/シュテファン・ケラー:作品集

シュテファン・ケラー:作品集
あらゆる素材をごく自然にミックス
人間の身体性を重視する新しい文脈の音楽シュテファン・ケラーは1974年チューリヒ生まれ。地元の音楽院でオーボエを学び、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で作曲、音楽理論、電子音楽を学びました。またタブラやカヤールといったインド音楽の研究もしています。

作品はどれも人間の五感と結びつく音楽であり、演奏者の存在を感じさせる音楽。打楽器のリズムが重要な役割を持っています。複雑な構造のサウンドでありながらポップス、エレクトロニクス、非ヨーロッパ音楽といった要素をごく自然にミックスしていて、パロディや暗喩ではなく新しい文脈としての音楽を組み立てている印象。珍しい編成による『hybrid gaits』は彼ならではの書法が冴えわたるめっぽう面白い1曲。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023年12月号 今月の変態ソフト選手権!/エンヨット・シュナイダー:円い球体~生と魔法と死の歌

エンヨット・シュナイダー:円い球体~生と魔法と死の歌
オルフの『カルミナ・ブラーナ』をさらに拡張
歌いあげる人間の業、熱狂を誘う快作WERGOからの数々のリリースのほか、映画音楽の世界でも活躍する多作家シュナイダー。2010年の『Orbe Rotundo』初演ライヴが収録されています。これはオルフの『カルミナ・ブラーナ』と同じ編成で、対となる作品として書かれたもの。『カルミナ・ブラーナ』同様に土臭く、過激なテキストで人間のあらゆる業を歌っていて、その世界はさながら『カルミナ・ブラーナ』をさらに拡張し、推し進めたよう。美しい響きを用いながら、ダイナミックな爆発、しなやかなリズム、豊かな優しさといったさまざまな表情を見せる合唱が実に雄弁。初演時に「現代作品としては異例の熱狂的拍手」(ノイエ・ムジークツァイトゥング誌)で受け入れられたという音楽をじっくりお楽しみください。(キングインターナショナル)