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stereo誌 2022年10月号 ステレオディスクコレクション/ザルツブルク・リサイタル

stereo誌 2022年10月号 ステレオディスクコレクション/ザルツブルク・リサイタル

ザルツブルク・リサイタル [UHQCD x MQA-CD]

唯一の師に捧げられたザルツブルク音楽祭リサイタルのライヴ録音

2021年7月に98歳で逝去したキーシン唯一の師、アンナ・カントールに捧げたザルツブルク音楽祭での演奏。
昨年50歳を迎え、巨匠的風格と密度の濃い表現で孤高の道を歩むキーシンの充実を聴くライヴ録音。
ベルクとガーシュウィンは、表面的には全く異なる音楽世界の住人で、一見すると異質に映るかもしれないが、彼らはいくつかの美学的信条で一致し、互いの作品を称賛し合う友人だった。そして、ガーシュウィンは、ピアノのために作曲するときも、ピアノを弾く時もショパンを鋭く意識していた。また、フレンニコフ(ソ連作曲家同名の書記長を務めた)も、3人と同じく、個人と公の断絶を感じている。しかし、フレンニコフが自分の内面を音楽の中に隠しているのに対し、他の3人は、音楽の中で最も自分らしくなっている。ショパンが親友のティトゥス・ヴォイチェホフスキに書いたように、「かつてあなたに話していたことを、今は私のピアノに話している」のである。(ユニバーサル・ミュージック)

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