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stereo誌2026年03月号 超絶音源チャレンジ今月の一番!/musica viva #50 ルチアーノ・ベリオ

stereo誌2026年03月号 超絶音源チャレンジ今月の一番!/musica viva #50 ルチアーノ・ベリオ

今月から「今月の変態ソフト選手権!」から「超絶音源チァレンジ」にリニューアルすることになりました。

今後ともよろしくお願いいたします。

musica viva #50 ルチアーノ・ベリオ: コーロ、ヴィト・ジュライ: Automatones

サイモン・ラトル 、バイエルン放送交響楽団

ラトル&バイエルンの「コーロ」、驚愕のライヴがCD化!
現代音楽への志向が強いラトルのレパートリーの中でも演奏頻度が高いべリオの作品。「コーロ」は2010年にベルリン・フィル、2014年にはルツェルン音楽祭でも指揮しています。ここに収録されたのはラトルがバイエルン放送交響楽団と合唱団の首席指揮者として始動した2023年秋のライヴですが、これまでにCD化されたマーラーの第6番、ハイドンの天地創造、モーツァルトのイドメネオも同年9月から12月の間の収録であることを思うと、その仕上がりの見事さには驚嘆するばかりです。
「コーロ」は、ノーベル賞詩人パブロ・ネルーダの詩と世界各地の民族音楽から引用されたメロディやリズムが組み合わされた作品で、ここでは31のエピソードによる改訂版を演奏しています。きわめて複雑に込み入った作品ですが、複雑な曲ほど強みを見せるのもラトルの特徴。合唱団員とオーケストラ奏者それぞれ1名ずつがペアになって並ぶ(計40組)という配置は演奏場も録音面でも困難が大きかったはずですが、その掌握力と、オケ&合唱団のアンサンブル能力の高さが相まって見事な出来となりました。
スロヴェニアの作曲家ヴィト・ジュライの「オートマトーンズ Automatones」はバイエルン放送の委嘱作で、これは初演のライヴ録音です。オートマトーンズとはギリシア神話に出てくる人工の人物像や動物たち。非常に精巧に作られ、あたかも命を持つかのようにふるまったとされています。ジュライはこれをAIに喩え、上昇を続ける音型や加速していくリズムによってAIの加速度的な進化を描き、破局に至る危険をはらんだ世界を提示しようとしています。(ナクソス・ジャパン)

【TOWER RECORDS ONLINE】

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