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stereo誌 2025年05月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/馬場法子: ぼんぼり

stereo誌 2025年05月号 今月の変態ソフト選手権!今月の一番!/馬場法子: ぼんぼり

馬場法子: ぼんぼり

情感豊かな音の風景を生み出す馬場法子の作品集!

馬場法子(1972-)は、東京藝術大学やパリ国立高等音楽院で研鑽を積んだ新潟出身の作曲家。ノスタルジー、自然、そして自身の日本的な感性を織り交ぜながら、儚いディテールを深い芸術表現へと昇華させ、情感豊かな音の風景を生み出しています。
タイトル曲 《ぼんぼり》 は、柔らかな灯りに照らされた親密な空間を思わせる作品。一方 《潮騒》 では2011年の津波の記憶が激しい響きとなってよみがえります。《9600》 では蒸気機関車の時代をロマンチックに描き、《磁器の館にて Au pavillon de (Monsieur) Porcelaine》はマーラー的なインスピレーションを通じて、喜びと喪失の感情を内省的に表現しています。また 《愛の歌の前に Avant le Chant d’amour》 ではアポリネールの詩の世界を、《音楽的動物寓話集 Bestiarium Musicale》 では神話的な生き物たちの生き生きとした音のタペストリーを描き出しています。(東京エムプラス)

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Noriko Baba: Bonbori, Ensemble Cairn – Qobuz

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