ファイルウェブで「笠置シヅ子「東京ブギウギ」、貴重SP盤からデジタル復刻。関係者が語る作業秘話」
笠置シヅ子「東京ブギウギ」、貴重SP盤からデジタル復刻。関係者が語る作業秘話 – PHILE WEB
の記事があった。NHK 朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で放映中。
文中に「笠置シヅ子の場合は「流行歌手」であったことが災いしたのか、金属原盤もすでに多くが廃棄されてしまっていたのだという。そのため、当時発売されたSPレコードを入手し、そこから「板起こし」することでデジタル化の作業が行われた。」とある。
私も地元の中学校で校歌のSP盤が発見されたので、CD化出来ないか相談を受けた。
手間が掛かることは判っていたので、断ろうとしたが校長が同級生で幼馴染。
結局、引き受けることになった。
作曲は團伊玖磨氏。昭和25年に日本ビクターに制作依頼し、5枚PTA会費で制作したそうだ。
当時としては相当な費用が掛かったようである。
SP盤を受け取り、検盤。状態は傷が多く汚れもひどい。
ポイントは盤をどれくらい洗浄できるか。マスターとなる盤の状態が全て。
プレーヤー、カートリッジは決まっている。レコーダーはZOOMのF4で24bit/176.4KHzで収録。
マスタリングは複数のソフトを使用。笠置シズ子のマスタリングソフトと同じソフトのようである。
最近のマスタリングソフトの進化は速く、ハイ落ちを気にすることも少なく追い込める。