2018年 7月号「今月の変態ソフト選手権」参照
★今や、イタリア国内はもとより、ヨーロッパ全般にわたって人気を誇る、ピアノの詩人、エンリコ・ピエラヌンツィの究極の名作がUHQCDでリリースの運びとなります。
★録音された89年当時は、日本においてヨーロッパ盤の情報もままならない時代でしたが、ヨーロッパの一大レーベルであったオランダTimelessでの『New Lands』、また本レーベルでのトリオ録音第一弾『Deep Down』で既にピエラヌンツィの人気は確実なものであり、発売当初より、人気
を博しました。
DECCAの一時代を背負ったアンセルメの名盤を世界初SA-CD化。
地が震える名録音は永久保存盤。オリジナル・アナログ・マスターから本国で新規マスタリング
この録音は、アンセルメ&スイス・ロマンド管弦樂団がDECCAに残した多くの音源のなかでも、一連のストラヴィンスキー録音と並んで両者を代表する名盤であるばかりでなく、特に「オルガン付」は当時のミュンシュ盤と同じく、この曲の代表的録音のひとつとして高く評価されてきました。また、DECCAによる優秀録音ということもあり、当時のオーディオファイルには馴染みが深い音源でしょう。特に超低域まで再現した「オルガン付」は、オーディオ・チェック用の音源としても重宝されました。今回、高品位で復刻を行ったことにより、当時の高音質録音が十全に活かされ、音がストレートに再現されています。もちろん、アンセルメによるフランス録音の粋も細部にまで感じられ、半世紀の時を超えて、特にSA-CD層では眼前に音場が拡がる様は圧巻です。その生々しさと重量感ある再現により、この盤の評価が更に高まることを期待しています。今回のリリースのために、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを英CLASSIC SOUND社に持ち込み、ダイレクトでDSD化を行っておりますので、SA-CD層ではマスターテープに極めて近いサウンドが再現されます。CD層も2017年最新のマスタリングです。尚、今回の表ジャケットには、「オルガン付」を、ブックレット裏には「フランク」のそれぞれ英DECCAのオリジナル・ジャケット・デザインを収納しています。
音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、21世紀ロシアの名手アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演でも全曲演奏会が行われたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集、ついに最終巻となる第5巻が登場!よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで各巻が選曲されており、第5巻は2016年3月25日の王子ホール「全曲演奏会第5回」で演奏された5つのヴァイオリン・ソナタと1つの変奏曲、そして「ヴァイオリン・パート付きピアノ・ソナタ」としても演奏される「ピアノ・ソナタ K.570」を収録。巻数を進める度に評価が高まり、第3巻と第4巻ではレコード芸術特選盤に輝いたイブラギモヴァとティベルギアンの輝かしきモーツァルト。モダン楽器とピリオド楽器の両方を演奏することが当たり前となった新たな世代の名手たちが贈る、新時代の名全集、堂々の完結です! (東京エムプラス)
タワーレコードで購入
《アンデルシェフスキによる、モーツァルト晩年のピアノ協奏曲》
今日最も独自性の高い活動を展開している世界的ピアニストの一人、ピョートル・アンデルシェフスキ。彼の弾き振りによる、モーツァルトのピアノ協奏曲3枚目のアルバム。「モーツァルトのピアノ作品には独特な味わいがあります。彼のコンチェルトはまるで室内楽作品のようです。ピアノは常にオーケストラと対話し、会話し、交流を行っています。今回録音した2つの作品は非常に異なった性格を持っています。第25番はとても壮大で複雑で洗練されています。そしてモーツァルトが死の年に書いた最後のピアノ協奏曲である第27番は、イ長調という「陽気」な性格の調ですが、その中には信じられないほどの悲しみが感じられます。この音楽がどれだけ深いかはいつも驚かされています」と、アンデルシェフスキは語っています。晩年の特有の清澄な作品を、作品の本質をみごと的確に捉えた穢れない透明感による詩情溢れる演奏です。
(ワーナーミュージック・ジャパン )
世界最強ヴィルトゥオーゾ・オーケストラによる”ハルサイ”登場!
現代の楽壇を代表する巨匠リッカルド・シャイーと、世界の名だたる名手達が集うヴィルトゥオーゾ・オーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団による同コンビのファースト・アルバムがデッカから登場!
2016年に同管弦楽団の音楽監督に就任したシャイーは、凄腕揃いの音楽家たちと空前絶後の名演を披露し聴衆の熱い注目を浴びています。そんな彼らの第1弾アルバムは、20世紀の管弦楽曲のなかでも突出した難しさを誇るバレエ曲、《春の祭典》を中心としたストラヴィンスキー・アルバムです。卓越したオーケストラの技術とシャイーのエネルギッシュな音楽が生み出す、これまでにない野性味溢れる”ハルサイ”が堪能できます。そしてこのアルバムのもう一つのポイントは、2015年にサンクトペテルブルク音楽院で約1世紀ぶりに発見された、ストラヴィンスキー幻の作品《葬送の歌》が世界初録音されている点です。この作品は、ストラヴィンスキーの師ニコライ・リムスキー=コルサコフの追悼曲として、26歳の時に作曲されました。この他、《花火》《幻想的スケルツォ》などの初期作品をカップリングに配置した興味深いアルバムに仕上がっています。 (ユニバーサル・ミュージック )
シューマンとリストがいに献呈した2つのロマン派大作
リスト生誕200年の2011年より、数々のリスト作品をカメラータよりリリース、2012年からはシューマンのピアノ協奏曲、室内楽作品なども録音してきたイタリアの名手コスタンティーノ・カテーナ。彼がいま最も大切に弾いているシューマンとリストの大作、2人のロマン派大作曲家がお互いに献呈した幻想曲とピアノ・ソナタの録音が完成しました。ピアノは、シューマン夫人のクララやリストもお気に入りだったウィーンの銘器ベーゼンドルファー。最新モデル280VC(Vienna Concert)を使用しています。
●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質