シューマン→シューベルト、そしてベートーヴェン。ロマン派を代表する二人の大作曲家に潜むベートーヴェン—歴史を遡り、その精髄へと歩を進めるプロジェクト。今回の第1弾には<傑作の森>と言われる年代に作曲された、中期を代表する 「ワルトシュタイン」、「熱情」という大ソナタ2 作品を収録。併収の<アンダンテ へ長調>は、「ワルトシュタイン」の第二楽章として作曲されました。しかし「ソナタがあまりに長大になってしまう」という友人の意見を受け入れ、独立した作品にしたと伝えられる佳曲。 (C)RS
シューマン→シューベルト、そしてベートーヴェン。ロマン派を代表する二人の大作曲家に潜むベートーヴェン—歴史を遡り、その精髄へと歩を進めるプロジェクト。今回の第1弾には<傑作の森>と言われる年代に作曲された、中期を代表する 「ワルトシュタイン」、「熱情」という大ソナタ2 作品を収録。併収の<アンダンテ へ長調>は、「ワルトシュタイン」の第二楽章として作曲されました。しかし「ソナタがあまりに長大になってしまう」という友人の意見を受け入れ、独立した作品にしたと伝えられる佳曲。 (C)RS
デビュー作『TOYS』での瑞々しい鮮烈、そして続くセカンド・アルバム『Travelin’』ではそのリリシズム溢れる楽曲群にも注目が集まったピアニスト栗林すみれ。2018年3月・4月、満を持してその集大成となる2部作を発表する。その第一弾となる今作は、自身初となるアンサンブル作品。全曲を自作曲で固め、その物語の演者として日豪の精鋭たちが集結。 (C)RS
ジャズ界で数多くのアーティストと共演を重ねてきた野村佳乃子と青木弘武。上品でのびやかな野村佳乃子の美声を包む名手青木弘武のピアノの響き。2人の音色が絶妙に人の心を魅了する。選りすぐりの名曲を集め、全16曲で日本の美しい四季を表現。 (C)RS
新日本フィルのコンサートマスターとして、またソロ・室内楽でも活躍を広げる西江辰郎のEXTON第1弾CD。ハーピスト津野田圭とともに、ファンタジックな表現を目指したアルバムを、ここに完成させました。収録曲は、自身の選曲によるバラエティ豊かな楽曲。ヴァイオリンとハープのためのオリジナル作品では、それぞれの楽器の特性を活かしながら、存分に音楽を歌い上げています。一方、ピアソラの「タンゴの歴史」やファリャの「スペイン民謡組曲」における多彩な音色で、この楽器の組合せならではの魅力をお楽しみいただけるでしょう。DSD5.6MHzレコーディングによる、立体的かつ純度の高い、清澄な響きをご堪能ください。
年間70回以上のコンサート活動を行っているクァルテット・エクセルシオ、ベートーヴェン・シリーズ第3弾。若きベートーヴェンの創造性と豊潤な表現力が縦横に溢れる6曲の決定盤! (C)RS
深い”読み”と確かな技術で定評のある三浦友理枝のショパン。エチュード集やプレリュード集のアルバムは高い評価を受けました。6枚目のソロ・アルバムとして選んだのは数年越しの企画というショパンの「バラード」と「スケルツォ」。いずれもショパンの若い頃から晩年にわたって書かれた作品群で、通して聴けば彼の人生の深化をたどる旅のようです。万全の準備で臨んだ4日間のセッション録音によって、作品のすべての音を息づかせる圧巻の演奏が誕生しました。 (C)RS
作曲家ロドリーゴにして「セゴビアの後継者」といわしめた、マリア・エステル・グスマン。その完璧なまでのテクニックと高い音楽性は、「ギターの女王」と称えられるほど。その経歴は華々しく、11歳でスペイン国営放送局主催コンクール優勝、1986年アンドレス・セゴビア国際コンクール優勝を初め、世界の主要13の国際ギターコンクールにて優勝、2012年にはセゴビア財団より、アンドレス・セゴビア賞のメダルを授与されている。彼女の得意とするスペイン作品で統一された、エレガントなプログラムを、大変美しい響きで、ご堪能下さい。 (マイスター・ミュージック)
ゲルネとハーディング率いるスウェーデン放送交響楽団による、ワーグナーの登場。ワーグナーの舞台作品から、「神と人間」そして「贖罪」をテーマに、バリトンやバスのためのよりすぐりの場面、そして管弦楽を集めています。ゲルネは2017年9月のペトレンコ率いるバイエルン国立歌劇場「タンホイザー」公演のヴォルフラム役でも絶賛されたことが記憶に新しい、まさに世界最高のバリトン。いっぽうのハーディングは2016年9月からパリ管弦楽団の音楽監督にも就任するなど、ますます脂がのってきています。ワーグナーに特化したアルバムは今回が初ですが、前奏曲などはしばしば演奏会でも取り上げてきており、満を持しての録音といえるでしょう。織り込まれた様々な要素におぼれることなく、オーケストラを豊かに歌わせ響かせている指揮ぶりはさすが。ゲルネの歌唱は、彼がまさに今世界最高峰のバリトンであることを実感させるに十分なもの。歌詞の一語一語に込められた深い表情と安定感に圧倒されます。1967年生まれのゲルネと1975年生まれのハーディングによる、新しい世代の至高のワーグナーの登場といえるでしょう。 (キングインターナショナル)
イリーナ・メジューエワが日本コンサートデビュー20周年を記念して東京文化会館で行った三回のリサイタル・シリーズのライヴ録音、アンコールを含む全演奏曲目を収録した四枚組です。ベートーヴェンの後期三大ソナタやショパンのソナタ二曲、リストのソナタといった、節目の年に相応しい大曲をメインとした王道プログラムで、ロシア音楽では得意のメトネル作品のほか、ラフマニノフのソナタ第2番を初披露。お気に入り1925年製ニューヨーク・スタインウェイ(CD135)の色彩豊かなサウンドによる圧倒的なパフォーマンスを繰り広げています。
話題のResonanceより、大人気ギタリスト、グラント・グリーンのまたまた決定的な未発表音源の登場!本作では、1969年10月26日のパリORTF(フランス放送協会)のスタジオでの録音と、1970年6月18日、20日の南仏アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルの音源をカップリングして収録。テープの元はINA(フランス国立視聴覚研究所)のもので、アンティーブの録音も、とてもライヴとは思えない音質に驚きますが、さらに驚くべきは、やはり、この演奏でしょう。69年、70年という時代は、グラント・グリーンが、新しい方向性を目指し、王道のジャズ・ギターからファンクの道へ進んでいた時期。日本では特に”ジャズのグラント・グリーンのファン”と”ファンク、レア・グルーヴのグラント・グリーンを好むファン”とわかれる傾向がありますが、本作には、この時期のグラント・グリーンの2つの顔があり、未来に向かっていかに新しい表現を切り拓いていたかを、ヴィヴィッドに記録しているのです。