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スティーヴ・ライヒ: クラッピング・ミュージック, 木片のための音楽, 六重奏曲 【SACDハイブリッド】

スティーヴ・ライヒ: クラッピング・ミュージック, 木片のための音楽, 六重奏曲 【SACDハイブリッド】

ロンドン交響楽団の打楽器奏者たちによるライヒ!

卓越した演奏が素晴らしい音質で楽しめる人気のLSO自主制作レーベルより、ライヒのパーカッション作品が登場。演奏者はもちろんロンドン交響楽団のメンバーです。様々なコンサートやリハーサル、ワークショップなどのイベントを開催しているLSOセント・ルークスでのライヴ録音。「クラッピング・ミュージック」は2人の演奏者の手拍子による作品。12/8拍子の基本リズムを1人が叩き続け、もう1人が同じリズムを1拍ずつずらしていきます。3分半ほどの小品ですが、ライヒ音楽の基礎というべき構成原理を持っています。「木片のための音楽」は5つのウッドブロック(あるいはクラベス)で演奏され、A、B、C#、D#、D#(オクターブ上)の5音が指定されています。最高音のウッドブロックがメトロノームのように終始テンポを刻み続ける中、他の奏者が順次新しいリズムで加わり、サウンドが変化していきます。「クラッピング・ミュージック」のリズムも使われています。「六重奏曲」はマリンバ3、ヴィブラフォン2、バスドラム2、アンティークシンバル、タムタム、ピアノ2、シンセサイザー2という編成の作品。鍵盤打楽器が多いため音色は一層多彩、使われる和音も非常にカラフルです。ヴィブラフォンは通常のマレット奏法の他に弓を使った奏法もあり、ハーモニクスのような独特の効果を上げています。曲全体は切れ目のない5つの楽章に分かれ、中央に行くほど速度の遅いABCBAのアーチ状構成になっています。2つ目のBではシンセサイザーが日本の陰旋法を思わせるメロディを奏で、旋律に意識が行ったところで再度リズムの饗宴となるAで明確なクライマックスを築いて幕を閉じます。スティーヴ・ライヒは2016年に80歳を迎え,2017年3月には東京オペラシティで80歳記念コンサートが開催。ライヒ自ら参加する「クラッピング・ミュージック」などが演奏されました。
(キングインターナショナル)

 

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