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ステレオディスクコレクション

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ファンタジー

ファンタジー

華麗なる技巧と香り高い音楽!実力派クラリネット奏者、田中香織によるファンタジー集!

日本音楽コンクール第1位受賞、ジャック・ランスロ国際コンクール第2位など多くの国内外コンクール受賞歴を持ち、スイス・バーゼルにて研鑽を積んできたクラリネット奏者、田中香織のデビューアルバムです。完璧なテクニックをもとに奏でられる美しいフレージング。多彩に変化する音色の妙。田中香織の高い音楽性が感じられるアルバムとなりました。今回のテーマは「ファンタジー」です。各作曲家によって照らし出される華麗で幻想的なクラリネットの魅力が存分に詰まっています。田中香織の圧倒的な技巧と細部まで統率の行き届いた音楽性をお楽しみ下さい。(ナクソス・ジャパン)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第7番&第9番

マーティン・ブラビンズのRVW! 第7番&第9番で交響曲全集完結!

マーティン・ブラビンズ&BBC響によるRVWの交響曲全曲録音!
世界で絶賛されてきた注目シリーズが、ついに完結!
掉尾を飾るにふさわしい、第7番(南極交響曲)と第9番を収録!

2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、その後も度々来日公演を成功させ、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズ。1920年版の「ロンドン交響曲(CDA68190)」で話題を呼んだブラビンズとBBC交響楽団のヴォーン・ウィリアムズ・サイクル第6弾は、交響曲第7番(南極交響曲)と交響曲第9番で全集録音の最終巻を締めくくります。作曲者の高齢期に書かれたこの2つの交響曲は、当初は誤解や過小評価をされながらも、どちらも創造的な活力、傑出したオーケストラの色彩、成熟した交響的思考に満ち溢れ、現在ではイギリス音楽、20世紀の交響曲を代表する作品の1つとしての評価が確立してきました。
マーティン・ブラビンズ&BBC響のヴォーン・ウィリアムズ・サイクルは、その堅実な演奏と優れた解釈、そして稀少作品のカップリングなど秀逸な企画によって、第1巻~第3巻まで連続で英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選出され、第4巻は同誌「クリティクス・チョイス」にも選ばれグラモフォン賞2021にノミネートしています。レコード芸術の「海外盤REVIEW」でも度々「今月の特選盤」に選ばれるなど、世界で絶賛されてきた注目シリーズの完結編にご注目ください。(東京エムプラス)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/リサイタル

リサイタル

新しい星の誕生!金川真弓、遂にデビュー!

ドイツ生まれ。2018年ロン=ティボー国際コンクール第2位、翌19年のチャイコフスキー国際コンクール第4位という輝かしい入賞歴で、現在世界から注目を集める金川真弓、待望のデビュー盤。
ドイツのバロックと古典派の名品の間に、表情ゆたかな武満とドビュッシーを挟むという、王道のプログラム。
耳目を集めるようなバッハから最後のクロイツェルまで、全体を大きな弧で描きながら呼吸し躍動する音楽。
長年のコンビ俊英グァレーラのピアノを得て、金川はストラドの名器から、圧倒的なテクニックと自在な感性を流麗に披歴。光輝く新星登場を、どうぞお聴きください。

金川 真弓(ヴァイオリン)
2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位入賞&最優秀協奏曲賞を受賞。
これまでに、プラハ放送響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィル、フィンランド放送響、ベルギー国立管、フランス国立ロワール管、モスクワ・フィル等と、日本では、N響、読響、都響、京響、名古屋フィル、大阪フィル等に客演し世界的指揮者と共演している。
2022年にはベルリン・コンツェルトハウス管やロイヤル・フィルへデビューした。また、トランス=シベリア芸術祭、ヴェルビエ音楽祭、PMF音楽祭等に出演している。
ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨーク、ロサンゼルスを経て、現在ベルリンを拠点に活動。
ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに師事。使用楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725年製)
(オクタヴィア・レコード)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/シューベルト: ピアノ・ソナタ集

シューベルト: ピアノ・ソナタ集
シューベルト・ソナタ集、ついに完結!
ポール・ルイス、さらなる高みへ2001年にはじまったポール・ルイスのシューベルト・ソナタ集録音、ついに完結編の登場です。ポール・ルイスはこの20年の間、シューベルトの演奏会シリーズで純度の高いシューベルトで世界中をうならせ、さらにベートーヴェンのソナタや協奏曲全集で他の追随をゆるさない高次元の演奏を展開してきました。
久々となるシューベルトのソナタ録音となる当盤でも、ポール・ルイスは一切の過剰な表現を排し、シューベルトとの魂の対話を高精細な音色で聴かせてくれます。
イ長調のソナタはピアノ学習者がしばしば演奏しますが、ポール・ルイスの演奏は明るい音色で自然な歌に満ちていながら、1ミリも隙がない均衡のとれた美しさです。ポール・ルイスがさらなる高みへと上っていることが感じられるシューベルトです。(キングインターナショナル)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/「私的な旅」

「私的な旅」

ピオーとカドゥシュの新生デュオが誘う、歌で紡ぐ旅

初めて行ったデュオでのリサイタルを成功させたサンドリーヌ・ピオーとダヴィッド・カドゥシュによる、待望のアルバムが登場。新たな出会いの喜びとそこから見えるもの、憧れの地への旅、到達できない場所への探求といったものを出発点として、様々な作曲家と詩人たちによる言葉の交差を楽しむというのがテーマとなっており、結果的には有名作を多く含むドイツ語圏とフランスの作品を収めた内容となっています。どの作品でも詩情を奥深く表現するピオーの特性が生きており、「魔王」での切迫した表情も歌姫の貫禄十分。フランスを中心にソリストとして活躍めざましいカドゥシュのピアノも、これにそっと寄り添う素晴らしいサポートを聴かせてます。

国内仕様盤
日本語解説…相場ひろ
歌詞日本語訳…山下賢司(ナクソス・ジャパン)

stereo誌 2023.05月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/アルティッシマ~ハイ・バロック時代のトランペット作品集

アルティッシマ~ハイ・バロック時代のトランペット作品集

北米の人気バロック・トランペット奏者! シャンドス・デビュー盤!

北米の名バロック・トランペット奏者、ジョシュ・コーエンのChandosファースト・ソロアルバム!
バロック・トランペットが最も輝きを示したハイ・バロック時代の作品集!

ワシントンD.C.出身のバロック・トランペット奏者、ジョシュ・コーエンのChandosデビュー盤。コーエンは、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、ワシントン・バッハ・コンソート、モントリオール古楽スタジオ、アポロズ・ファイアなど、北米の古楽器アンサンブルや古楽器オーケストラの首席奏者やソリストとして共演するなど、北米で最も人気のあるクラリーノ(トランペット)奏者のひとりとして活躍しています。
これまでにアンサンブル・カプリスとの共演で、高い演奏技術を要するブランデンブルク協奏曲の録音を残しているコーエン。Chandosデビューを飾る本アルバムでは、17世紀後半から18世紀半ばにかけて作曲されたバロック・トランペットのための幅広いレパートリーを取り上げています。現在のバルブやピストンが開発される遥か以前、1500年代から使用されるようになったとされるバロック・トランペットは、モダン・トランペットが誕生する1800年代後期にかけて、宗教作品、オーケストラ作品、独奏作品と多岐にわたり用いられました。バルブ機構が存在しないため、倍音以外の音を出すための唇の絶妙なコントロールなど、より高い演奏技術が求められるこの楽器を、現代のヴィルトゥオーゾの妙技で華々しく奏でます。
(東京エムプラス)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/情熱のパッサカリア

情熱のパッサカリア

クリスティーナ・プルハー率いるラルペッジャータと、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーによる、17世紀初頭のフランスの宮廷・貴族のサロン・プレシューのため音楽集

17世紀初頭、フランスの宮廷や貴族のサロンのために作曲された作品にスポットを当てたアルバム。フランスの南ヨーロッパの隣国に対する音楽的および知的魅力を反映して、フランス語だけでなくスペイン語やイタリア語でも執拗な愛を表現することがよくあります。17世紀初頭の激動の時代のコスモポリタンな場所であったサロン・プレシュー(17世紀フランス王国の上流社交界に現れた、言語や作法に洗練を求める風潮のために集まるサロン)は、貴族階級の人々が多く参加し 貴族、公務員、裁判官、文人、芸術家などが参加し、政治的、軍事的な緊張を忘れ、洗練された礼儀正しい国際的な談話の芸術を実践するために集まりました。

クリスティーナ・プルハー率いるラルペッジャータと、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーは、これらのロベール・ド・ヴィゼー、アントワーヌ・ボエセ、エティエンヌ・ムリネ、ミシェル・ランベール、他多数のフランスの素晴らしいプログラムによって、17世紀に流行した洗練された歌曲「宮廷歌曲」を中心に、繊細な感情を表現する素晴らしい歌唱と演奏とを紹介しています。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤CDのみ、日本語解説書、歌詞訳付き
日本語解説書には、岸純信氏による書き下ろし解説、パルマ音楽院音楽史教授Alessio Ruffatti氏による作品解説の日本語訳、歌詞の日本語訳を掲載。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/マーラー:交響曲 第5番

マーラー:交響曲 第5番

ノット&東響による名演!マーラー・シリーズ!

2023年シーズンで10年の節目を迎える指揮者ジョナサン・ノットと東京交響楽団による音楽の旅路、これまで度々取り組んできた名コンビによるマーラー・シリーズに新たな1枚「交響曲第5番」が登場です。
益々の深化を目指しお互いを熟知しているからこそ成せる壮麗なマーラーの世界、迫真の名演をどうぞお楽しみください。(オクタヴィア・レコード)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ 他

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ 他
米テキサス州フォートワースで行われた2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでコンクール史上最年少優勝を果たした18歳のピアニスト、イム・ユンチャン。イムはファイナル・ラウンドで、審査委員長のマリン・オールソップの指揮の下、フォートワース・シンフォニーオーケストラとともに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番八短調と、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ニ短調を演奏。また、世界のクラシックファン3万人が参加する人気投票の結果に基づいた「聴衆賞」、現代曲を最も上手く演奏した人に贈られる「最優秀新人賞」も受賞し、3冠に輝いた。
本選で演奏したラフマニノフ協奏曲の映像は、再生回数880万回を記録。
今作は優勝後初のリリースとして、2022年10月に行われた光州交響楽団とのベートーヴェン《皇帝》演のライブ録音を収録。
また、イム・ユンチャンが15歳の時に優勝した尹伊桑国際音楽コンクールの名付け元である作曲家の尹伊桑が光州に捧げたオーケストラ曲、イム・ユンチャンが演奏したアンコール曲も収録。(ユニバーサル・ミュージック)

stereo誌 2023.04月号 ステレオディスクコレクション 今月の優秀録音/パガニーニ:24のカプリース

パガニーニ:24のカプリース

全身全霊で奏でる、パガニーニの世界。

超絶技巧曲として知られるパガニーニの名作にセッション録音で取り組んだ今作、確かなテクニックに裏付けされた多彩な表現による堂々たる演奏が収められました。周防亮介の繊細で煌めく音色が光る、音楽家としての真価が発揮されたアルバムです。(オクタヴィア・レコード)