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『レコード芸術』2023年01月号 新譜月評 優秀録音/マイ・クリスマス

『レコード芸術』2023年01月号 新譜月評 優秀録音/マイ・クリスマス

名ソプラノ歌手、ディアナ・ダムラウによる、ゴージャスで美しき至福のクリスマス

超絶技巧と”銀の美声”といわれる声を持つ人気の歌姫ディアナ・ダムラウ。2011年6月には、東日本大震災の直後で外国人演奏家のキャンセルが相次ぐ中、「苦しい時にこそ音楽を」と、当時1歳の息子とベビーシッターを伴って来日、メトロポリタン・オペラの引っ越し公演を大成功に導き、日本での人気が高まりました。現在、最も世界的な活躍をしているドイツ出身の名ソプラノの一人。リリック・ソプラノからコロラトゥーラ・ソプラノまで、そのレパートリーは幅広く、《ランメルモールのルチア》、《マノン》、《椿姫》、《リゴレット》のジルダ、《魔笛》の夜の女王などで、ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場などの名だたるオペラハウスに招かれています。なかでも緊密な関係を築いているバイエルン国立歌劇場からは宮廷歌手の称号を授与されています。

このアルバムはダムラウにとって初のクリスマス・アルバムとなりますが、その内容は豪華なもの。Disc1には作曲家のリチャード・ワイルズがオーケストレーションした多くのクリスマス・キャロルの数々。そしてDisc2には、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、フランク、アダンのクリスマスに関連した作品のアリアを収録。オペラだけでなく、こうした選曲はダムラウの見識の高さ、そして彼女の声の持ち味を素晴しく発揮されており、特にクリスマスというキリストの誕生を祝う喜びの表現は絶品です!

※音楽を楽しく聴いていただきたいというディアナ・ダムラウの希望により、ブックレットには歌唱原語による歌詞カードは掲載しておりますが、他言語による対訳は掲載しておりません。よって日本語解説書にも、歌詞の日本語訳は掲載しておりません。(ワーナーミュージック・ジャパン)

 

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